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第4章 チタン属性でざまぁ編
第171話 おっさん、迎撃の準備を整える
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秘密結社が炊き出しを骨魔導士が妨害して、不意を突かれやられたというビラを貼った。
これで騙されてくれないかな。
まあ無理だろうな。
今後、予想されるのは俺の所に殺し屋が来るかも。
なにせ詐欺魔導士1号だからな。
宝石魔導士会の裏に俺がいるって調べられている可能性も高い。
秘密結社もばれているか。
そこまでネガティブに考える事もないか。
案の定、次の日キースの野郎がスラムに来やがった。
「決闘なら受けるぞ」
「この間は油断したが、今度はやられない。決闘だ。属性魔導、土壁よ守れ。これで手出しできまい」
「お前も攻撃出来ないんじゃないか」
「属性魔導、念動。ひねりつぶしてくれる」
見えない力で押さえつけられ骨が悲鳴を上げる。
おー、流石はダイヤモンド魔導士。
だがな。
上の警戒がお留守だ。
俺は、バケツに入った酸性とアルカリ洗剤のトイレ洗剤を、上から掛けてやった。
塩素のツンと来る臭いが漂って来た。
「何だ、この臭いは。毒か。ふっ、甘いな。属性魔導、風よ清浄な空気を」
「念動が弱まるこの時を待っていた。分解」
メイスで叩かれ土壁が分解されて砂になる。
「属性魔導、雷よ守れ」
「それはこの間見た」
俺は耐電グローブを急いではめてから、キースを殴った。
キースは昏倒してピクリとも動かなくなった。
死んだらしい。
キースの懐を探ると依頼書が出て来た。
『宝石魔導士会を潰せ。ダイヤモンド魔導士会』とある。
依頼書を持ってくるのもかなり間抜けだが、いよいよ攻撃が始まったと見ていいだろう。
キースが失敗したとなれば、第二第三のキースがこれからやってくるに違いない。
宝石魔導士会や気体魔導士会が攻撃されないか心配だ。
俺はまず気体魔導士会を訪ねた。
「モーガス、不味い事になった。ダイヤモンド魔導士会が潰しに来るぞ」
「まあ、そんな事になる気はしてました。ゴブリン退治で田舎に伝手が色々とできまして、我々はそこに隠れようと思います」
「缶のヘリウムを出してやろう。全部、使ったら、スラムに使いを出せ。用意する」
「それがあれば百人力です」
これで気体魔導士会はいいだろう。
問題は宝石魔導士会だ。
ジャスミンを訪ねた。
「不味い事になった。これを見ろ」
俺は依頼書をジャスミンに見せた。
「この間のダイヤモンド魔導士は刺客だった訳ね」
「気体魔導士会は田舎に隠れた。宝石魔導士会はどうしたい」
「逃げるのは性に合わないわね。本部を設立しましょう。人数ではダイヤモンド魔導士会に勝っているわ。簡単には攻めてこれないはず」
「そうか。かなり危ないぞ」
「危険は承知の上よ。前々から思っていたのよね。ダイヤモンド魔導士の横っ面をひっぱたいてやりたいって」
「触媒を出来るかぎり置いておくから、使ってくれ」
「ジルコニアも置いてってよ。2級市民をテストしたら適性がある人が何人か出たわ。これからもジルコニウム魔導士は増やしたいから」
「分かった。置いていくよ。アニータはどうしたい」
「ムニについていく」
「好きにするさ」
後は秘密結社だな。
俺はリオンの所へ行った。
「ダイヤモンド魔導士会が動き始めている。秘密結社には踏ん張って貰いたいところだ」
「ええ、議会政治を実現するまでは頑張りますよ」
「見つからないように動けよ」
「はい。ですが、改革には犠牲がつきものです」
「困った事になったら、遠慮なく報告しろ。出来る事はしてやる」
これで、どうにかなると良いが。
「ムニ、私達はどうするの」
「ダンジョンを攻略三昧だな。だいぶ触媒を作って魔力を使っちまった。補充しないと」
「ご褒美にジルコニアの大粒が欲しいな」
「任せとけいくらでも出してやる」
とりあえずレベル300オーバーにしたい。
念動対策も考えないとな。
ダイヤモンド魔導士が数人できたら、危ない気がする。
何か考えねば。
これで騙されてくれないかな。
まあ無理だろうな。
今後、予想されるのは俺の所に殺し屋が来るかも。
なにせ詐欺魔導士1号だからな。
宝石魔導士会の裏に俺がいるって調べられている可能性も高い。
秘密結社もばれているか。
そこまでネガティブに考える事もないか。
案の定、次の日キースの野郎がスラムに来やがった。
「決闘なら受けるぞ」
「この間は油断したが、今度はやられない。決闘だ。属性魔導、土壁よ守れ。これで手出しできまい」
「お前も攻撃出来ないんじゃないか」
「属性魔導、念動。ひねりつぶしてくれる」
見えない力で押さえつけられ骨が悲鳴を上げる。
おー、流石はダイヤモンド魔導士。
だがな。
上の警戒がお留守だ。
俺は、バケツに入った酸性とアルカリ洗剤のトイレ洗剤を、上から掛けてやった。
塩素のツンと来る臭いが漂って来た。
「何だ、この臭いは。毒か。ふっ、甘いな。属性魔導、風よ清浄な空気を」
「念動が弱まるこの時を待っていた。分解」
メイスで叩かれ土壁が分解されて砂になる。
「属性魔導、雷よ守れ」
「それはこの間見た」
俺は耐電グローブを急いではめてから、キースを殴った。
キースは昏倒してピクリとも動かなくなった。
死んだらしい。
キースの懐を探ると依頼書が出て来た。
『宝石魔導士会を潰せ。ダイヤモンド魔導士会』とある。
依頼書を持ってくるのもかなり間抜けだが、いよいよ攻撃が始まったと見ていいだろう。
キースが失敗したとなれば、第二第三のキースがこれからやってくるに違いない。
宝石魔導士会や気体魔導士会が攻撃されないか心配だ。
俺はまず気体魔導士会を訪ねた。
「モーガス、不味い事になった。ダイヤモンド魔導士会が潰しに来るぞ」
「まあ、そんな事になる気はしてました。ゴブリン退治で田舎に伝手が色々とできまして、我々はそこに隠れようと思います」
「缶のヘリウムを出してやろう。全部、使ったら、スラムに使いを出せ。用意する」
「それがあれば百人力です」
これで気体魔導士会はいいだろう。
問題は宝石魔導士会だ。
ジャスミンを訪ねた。
「不味い事になった。これを見ろ」
俺は依頼書をジャスミンに見せた。
「この間のダイヤモンド魔導士は刺客だった訳ね」
「気体魔導士会は田舎に隠れた。宝石魔導士会はどうしたい」
「逃げるのは性に合わないわね。本部を設立しましょう。人数ではダイヤモンド魔導士会に勝っているわ。簡単には攻めてこれないはず」
「そうか。かなり危ないぞ」
「危険は承知の上よ。前々から思っていたのよね。ダイヤモンド魔導士の横っ面をひっぱたいてやりたいって」
「触媒を出来るかぎり置いておくから、使ってくれ」
「ジルコニアも置いてってよ。2級市民をテストしたら適性がある人が何人か出たわ。これからもジルコニウム魔導士は増やしたいから」
「分かった。置いていくよ。アニータはどうしたい」
「ムニについていく」
「好きにするさ」
後は秘密結社だな。
俺はリオンの所へ行った。
「ダイヤモンド魔導士会が動き始めている。秘密結社には踏ん張って貰いたいところだ」
「ええ、議会政治を実現するまでは頑張りますよ」
「見つからないように動けよ」
「はい。ですが、改革には犠牲がつきものです」
「困った事になったら、遠慮なく報告しろ。出来る事はしてやる」
これで、どうにかなると良いが。
「ムニ、私達はどうするの」
「ダンジョンを攻略三昧だな。だいぶ触媒を作って魔力を使っちまった。補充しないと」
「ご褒美にジルコニアの大粒が欲しいな」
「任せとけいくらでも出してやる」
とりあえずレベル300オーバーにしたい。
念動対策も考えないとな。
ダイヤモンド魔導士が数人できたら、危ない気がする。
何か考えねば。
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