153 / 248
第4章 チタン属性でざまぁ編
第153話 おっさん、レクチャーを受ける
しおりを挟む
「こっち」
「手を強く引くなよ。痛いだろ」
「宝石魔導士になったのを、早くジャスミンに知らせたいの」
「分かったから。よし、肩車してやる」
俺はアニータを肩車してやった。
「わーい。高ーい。良い眺め」
「ところでまだ歩くのか」
「その角を右」
細い路地を歩き、宝石魔導士ジャスミンさんの下宿に着いた。
アニータが窓に小石を投げる。
程なくして、赤毛の女が現れた。
「ジャスミン、久しぶり」
「今日は二人なのね」
ジャスミンは警戒している目で俺の方を見た。
「ムニだ。あんたに用があってきた」
「何よ。早く言いなさい」
「この国の腐った所を変えたい」
「たわごとね。無理だとしか思えない」
「アニータ見せてやれ」
「アニータ、宝石魔導士になったんだ。属性魔導、火よ灯れ」
アニータがジルコニアを見せてから魔導を使うとろうそくほどの火が灯った。
「えっ、アニータちゃん魔導士になったの。その宝石を見せて」
「うん、今ので少し欠けたけど」
「色はダイヤモンドね。でも宝石は色々だから。属性魔導、火よ灯れ」
火は灯らない。
「駄目ね。宝石魔導士の触媒じゃないわ。当然ダイヤモンドも違うのよね」
「そうだな」
「水晶って事もないわね。スキルを貰った時に調べているはずだから」
「珍しい宝石だ」
「そう。高いのでしょう。それをこんな所で使って良いの」
「そこは色々と裏技がある」
「裏技なんて物があるのね」
「雑談はこの辺で。俺に協力してほしい。もちろん無料じゃない」
「何をしてくれるの」
「触媒だな」
「私の触媒が何か知っていてそう言うのね」
「ああ、サファイヤとルビーだろ」
「安く用意できるの」
「それは無理だが。代わりの物を用意できる」
「ダイヤモンド魔導士の炭って訳ね」
「ああ、それだ。じゃじゃーん、一円玉」
「これどこの国のお金よ」
「俺の母国だな」
「軽いわね。金属とは思えない。属性魔導、火よ灯れ」
火が灯る。
実はサファイヤとルビーの主原料は酸化アルミニウムだ。
つまり宝石魔導士はアルミニウム魔導士という訳だ。
「これ良いわ。硬貨の大きさから察するに、これって銅貨の価値よね」
「そうだな安い」
「火力はダイヤモンド魔導士の炭よりましね」
「そうなんだ、そこら辺の知識も不足している。魔導士の知識が俺には無い」
「レクチャーしてあげても良いわ」
「まず、なぜダイヤモンド魔導士が有名なんだ」
「最強だからよ。属性魔導で重要なのは純度と硬さ」
ダイヤモンドはほぼ炭素で出来ている。
だから高火力という訳だ。
「ああ、ダイヤモンドは堅いな。すると気体と液体は雑魚か」
「そうね。貴金属魔導士は金属では最弱の代名詞だわ。触媒がばか高い上に柔らかい」
「汎用性のトップは万物魔導士か」
「ええ、腹立つ事に彼らはルビーやサファイヤでも魔導が使えるのよね。水晶もよ。流石にダイヤモンドは無理だけど」
そうだよな酸素化合物は至る所にある。
水素なんかは不遇だな。
水は柔らかい。
凍らせれば威力が上がるのか。
「ところでスキルオーブはどこから手に入れているんだ」
「ダンジョンコアを魔道具にしたら、偶然、スキルオーブ創造の魔道具が出来たのよ。レシピは色々な国に伝わっているから、どこの国にもあるわ」
「無料で配っても余るって訳か。制限はないのか」
「生み出すには魔力が必要なのだけど、大量の魔力をどこから手にいれているのかは機密になっている」
もしかして生贄はこの為か。
くそう、舐めやがって。
魔導士でない人間なんてどうでも良いってか。
「どうしたのよ。顔が怖いわ」
「嫌な事を思い出しただけだ。フレッドという魔導士に心当たりはないか」
「知っているわ。ダイヤモンド魔導士会の会長よ」
「そうか」
敵はお偉いさんか。
「ところで私の触媒のイチエンダマはどれぐらい融通できるのかしら」
「そうだな。一日50枚でどうだ」
「良いわね。乗ったわ」
「ダンジョン討伐をしたいが、2級市民でないと無理か」
「そうね。私がアニータとムニの保証人になってあげる」
「アニータは1級市民にしたら不味いか」
「不味いわね。最初に試験した人の首が飛ぶわ」
「それは可哀そうだな」
「アニータ、宝石魔導士になりたい」
「なら、良い考えがあるわ。アニータの触媒を細かく砕いて砂を混ぜるの。都市伝説に土魔導士の話があるの。秘境を旅した魔導士でない男が自分の触媒である土を見つけ出すのよ」
たぶんレアアースの類を見つけ出したんだな。
なら俺もいけるか。
「じゃあ俺も頼む」
「あなたも魔導士なの」
「ああ、属性魔導、火よ灯れ」
チタン片を触媒に火を灯した。
「それなら、あなたは冒険家という事にしましょ。二人の触媒は秘境で獲得したって事ね」
「よし、それでいこう」
俺は1級市民になれるようだ。
しかし、俺はあの研究所での出来事を忘れない。
「手を強く引くなよ。痛いだろ」
「宝石魔導士になったのを、早くジャスミンに知らせたいの」
「分かったから。よし、肩車してやる」
俺はアニータを肩車してやった。
「わーい。高ーい。良い眺め」
「ところでまだ歩くのか」
「その角を右」
細い路地を歩き、宝石魔導士ジャスミンさんの下宿に着いた。
アニータが窓に小石を投げる。
程なくして、赤毛の女が現れた。
「ジャスミン、久しぶり」
「今日は二人なのね」
ジャスミンは警戒している目で俺の方を見た。
「ムニだ。あんたに用があってきた」
「何よ。早く言いなさい」
「この国の腐った所を変えたい」
「たわごとね。無理だとしか思えない」
「アニータ見せてやれ」
「アニータ、宝石魔導士になったんだ。属性魔導、火よ灯れ」
アニータがジルコニアを見せてから魔導を使うとろうそくほどの火が灯った。
「えっ、アニータちゃん魔導士になったの。その宝石を見せて」
「うん、今ので少し欠けたけど」
「色はダイヤモンドね。でも宝石は色々だから。属性魔導、火よ灯れ」
火は灯らない。
「駄目ね。宝石魔導士の触媒じゃないわ。当然ダイヤモンドも違うのよね」
「そうだな」
「水晶って事もないわね。スキルを貰った時に調べているはずだから」
「珍しい宝石だ」
「そう。高いのでしょう。それをこんな所で使って良いの」
「そこは色々と裏技がある」
「裏技なんて物があるのね」
「雑談はこの辺で。俺に協力してほしい。もちろん無料じゃない」
「何をしてくれるの」
「触媒だな」
「私の触媒が何か知っていてそう言うのね」
「ああ、サファイヤとルビーだろ」
「安く用意できるの」
「それは無理だが。代わりの物を用意できる」
「ダイヤモンド魔導士の炭って訳ね」
「ああ、それだ。じゃじゃーん、一円玉」
「これどこの国のお金よ」
「俺の母国だな」
「軽いわね。金属とは思えない。属性魔導、火よ灯れ」
火が灯る。
実はサファイヤとルビーの主原料は酸化アルミニウムだ。
つまり宝石魔導士はアルミニウム魔導士という訳だ。
「これ良いわ。硬貨の大きさから察するに、これって銅貨の価値よね」
「そうだな安い」
「火力はダイヤモンド魔導士の炭よりましね」
「そうなんだ、そこら辺の知識も不足している。魔導士の知識が俺には無い」
「レクチャーしてあげても良いわ」
「まず、なぜダイヤモンド魔導士が有名なんだ」
「最強だからよ。属性魔導で重要なのは純度と硬さ」
ダイヤモンドはほぼ炭素で出来ている。
だから高火力という訳だ。
「ああ、ダイヤモンドは堅いな。すると気体と液体は雑魚か」
「そうね。貴金属魔導士は金属では最弱の代名詞だわ。触媒がばか高い上に柔らかい」
「汎用性のトップは万物魔導士か」
「ええ、腹立つ事に彼らはルビーやサファイヤでも魔導が使えるのよね。水晶もよ。流石にダイヤモンドは無理だけど」
そうだよな酸素化合物は至る所にある。
水素なんかは不遇だな。
水は柔らかい。
凍らせれば威力が上がるのか。
「ところでスキルオーブはどこから手に入れているんだ」
「ダンジョンコアを魔道具にしたら、偶然、スキルオーブ創造の魔道具が出来たのよ。レシピは色々な国に伝わっているから、どこの国にもあるわ」
「無料で配っても余るって訳か。制限はないのか」
「生み出すには魔力が必要なのだけど、大量の魔力をどこから手にいれているのかは機密になっている」
もしかして生贄はこの為か。
くそう、舐めやがって。
魔導士でない人間なんてどうでも良いってか。
「どうしたのよ。顔が怖いわ」
「嫌な事を思い出しただけだ。フレッドという魔導士に心当たりはないか」
「知っているわ。ダイヤモンド魔導士会の会長よ」
「そうか」
敵はお偉いさんか。
「ところで私の触媒のイチエンダマはどれぐらい融通できるのかしら」
「そうだな。一日50枚でどうだ」
「良いわね。乗ったわ」
「ダンジョン討伐をしたいが、2級市民でないと無理か」
「そうね。私がアニータとムニの保証人になってあげる」
「アニータは1級市民にしたら不味いか」
「不味いわね。最初に試験した人の首が飛ぶわ」
「それは可哀そうだな」
「アニータ、宝石魔導士になりたい」
「なら、良い考えがあるわ。アニータの触媒を細かく砕いて砂を混ぜるの。都市伝説に土魔導士の話があるの。秘境を旅した魔導士でない男が自分の触媒である土を見つけ出すのよ」
たぶんレアアースの類を見つけ出したんだな。
なら俺もいけるか。
「じゃあ俺も頼む」
「あなたも魔導士なの」
「ああ、属性魔導、火よ灯れ」
チタン片を触媒に火を灯した。
「それなら、あなたは冒険家という事にしましょ。二人の触媒は秘境で獲得したって事ね」
「よし、それでいこう」
俺は1級市民になれるようだ。
しかし、俺はあの研究所での出来事を忘れない。
13
お気に入りに追加
1,095
あなたにおすすめの小説
転生受験生の教科書チート生活 ~その知識、学校で習いましたよ?~
hisa
ファンタジー
受験生の少年が、大学受験前にいきなり異世界に転生してしまった。
自称天使に与えられたチートは、社会に出たら役に立たないことで定評のある、学校の教科書。
戦争で下級貴族に成り上がった脳筋親父の英才教育をくぐり抜けて、少年は知識チートで生きていけるのか?
教科書の力で、目指せ異世界成り上がり!!
※なろうとカクヨムにそれぞれ別のスピンオフがあるのでそちらもよろしく!
※第5章に突入しました。
※小説家になろう96万PV突破!
※カクヨム68万PV突破!
※令和4年10月2日タイトルを『転生した受験生の異世界成り上がり 〜生まれは脳筋な下級貴族家ですが、教科書の知識だけで成り上がってやります〜』から変更しました
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
転異世界のアウトサイダー 神達が仲間なので、最強です
びーぜろ@転移世界のアウトサイダー発売中
ファンタジー
告知となりますが、2022年8月下旬に『転異世界のアウトサイダー』の3巻が発売となります。
それに伴い、第三巻収録部分を改稿しました。
高校生の佐藤悠斗は、ある日、カツアゲしてきた不良二人とともに異世界に転移してしまう。彼らを召喚したマデイラ王国の王や宰相によると、転移者は高いステータスや強力なユニークスキルを持っているとのことだったが……悠斗のステータスはほとんど一般人以下で、スキルも影を動かすだけだと判明する。後日、迷宮に不良達と潜った際、無能だからという理由で囮として捨てられてしまった悠斗。しかし、密かに自身の能力を進化させていた彼は、そのスキル『影魔法』を駆使して、ピンチを乗り切る。さらには、道中で偶然『召喚』スキルをゲットすると、なんと大天使や神様を仲間にしていくのだった――規格外の仲間と能力で、どんな迷宮も手軽に攻略!? お騒がせ影使いの異世界放浪記、開幕!
いつも応援やご感想ありがとうございます!!
誤字脱字指摘やコメントを頂き本当に感謝しております。
更新につきましては、更新頻度は落とさず今まで通り朝7時更新のままでいこうと思っています。
書籍化に伴い、タイトルを微変更。ペンネームも変更しております。
ここまで辿り着けたのも、みなさんの応援のおかげと思っております。
イラストについても本作には勿体ない程の素敵なイラストもご用意頂きました。
引き続き本作をよろしくお願い致します。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる