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第2章 異世界帰還でざまぁ編
第80話 おっさん、不労所得装置を設置する
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今日は出張だ。
ダンジョンコアに魔力回路を設置しにいく。
ベンケイはお留守番だ。
嫁三人を召喚。
「本当に危険はないのだろうな」
「この人形が崩れない限りは大丈夫」
そういってダンジョンの所有者に身代わり人形を渡した。
ボス部屋を目指して寄り道せずに進む。
通路に出てくるモンスターも俺のレベルには敵わない。
一撃で魔石になった。
遠距離攻撃のモンスターも嫁達の魔法で対処。
階層ボスも苦戦する事なく進み、ラスボスと思われる部屋の前に到達した。
「ここは強敵が出ます。絶対前に出ないでくれ」
「おう、分かった」
扉を開けて中に入るとラスボスが召喚されてきた。
シルエットは猫型だ。
虎ほどの大きさで、尻尾が二本ある。
一本の尻尾は燃え盛り、もう一本はバチバチと電撃をまとっていた。
名付けるなら雷炎猫又だな。
雷炎猫又は尻尾をゆらゆらと動かした。
飛んでくるのだろうな。
「アルマ達は依頼主を守ってくれ」
雷撃の尻尾が伸び俺に襲い掛かって来た。
思わずメイスで払う。
「ちくしょう、痛えな。びりっときた」
依頼主を尻尾が襲う。
「盾や」
「アルマ、ちょっと耐えてくれ」
こんな時の為に耐電グローブも用意してある。
急いでそれをアイテムボックスから出し身に着ける。
また、雷撃の尻尾が襲い掛かってきたので、メイスで払う。
こんどは大丈夫だった。
炎の尻尾が襲い掛かってくる。
メイスで払うと火の粉が舞った。
そして、二本の尻尾が同時に襲い掛かってくるようになった。
アルマ達にも二本の尻尾は攻撃した。
エリナが炎の尻尾を水の盾で、アルマが電撃の尻尾を金属の盾で防いでいるようだ。
モニカが司令塔の役割をしている。
息の合った連携だな。
俺は雷撃の尻尾を耐電グローブで掴んだ。
そして、炎の尻尾をメイスで払い続ける。
タイミングを見て本体を手繰り寄せる。
そして、額にメイスの一撃。
やったか。
油断した訳ではないが炎の尻尾がプロテクターにあたる。
プラスチックの焦げる匂いがして火が着いた。
火を消したいが手が空いてない。
俺は電撃の尻尾を握りつぶした。
ミギャーという凄まじい悲鳴。
電撃の尻尾の半分は使い物にならなくなった。
慌ててアイテムボックスから水を出してプロテクターの火を消す。
さあ、第2ラウンドといこうじゃないか。
ふふっ、耐火グローブというのもこの世にはあるのだよ。
グローブを付け替えて、炎の尻尾が飛んでくるのを待つ。
来た。
上手くキャッチ。
手繰り寄せ、本体に嫌と言うほどメイスの連打を浴びせる。
それが決定打になって、モンスターは魔石になった。
「お待たせしました」
「初めてラスボスモンスターとの闘いを見たが、凄いもんだな」
「今回は苦戦した方です」
ダンジョンコアの部屋に入り、俺の指示に従って所有者が魔力回路を繋ぐ。
転移の魔力回路を作動させると、四角い大きな窓が現れた。
窓の外はダンジョンの入口の景色を映している。
転移の魔力回路の設置に成功した。
「大体一時間でダンジョンの物は分解されるから、三十分置きに転移の魔力回路を設置してくれ。吸い取りの魔力回路もテストしてみますか」
吸い取りの魔力回路も繋ぎ、合成魔石に魔力が入る。
「簡単だな」
「ダンジョンコアの魔力が少なくなると赤い光が出るんで、そしたら吸い取りをしばらく中止して下さい」
「ああ、分かった」
「転移の魔力回路を使って帰るとしますか」
ボス部屋の奥にあるポータルは一方通行だ。
異世界ではダンジョンコアの部屋以外は行き来が自由だったが、ここが異世界と地球で違うところだ。
たぶん、地球の魔力の余剰が大きいので、より沢山のモンスターを倒してほしいから、こうなっているのだろう。
「転移の魔力回路を100セットと吸い取りの魔力回路1セット置いときますので、少なくなったら発注してください」
「今日、吸い取った魔力はいくらぐらいなんだ」
「100万魔力入る魔石なんで、1千万円ぐらいですね」
「ダンジョンにはどれぐらい魔力があるんだ」
「1億いくか行かないかぐらいですかね」
「全部吸い取ると10億円か」
「吸い取りすぎてダンジョンが停止した場合は連絡して下さい。対処できれば対処しますので」
「おお、よろしく」
ちなみに俺がもらう魔力の分け前は吸い取りの魔力回路で計算する事になった。
吸い取りの魔力回路は使い捨てなので、不正はできない仕組みだ。
吸い取りの魔力回路1セットが3百万円になる。
ぼろい商売だ。
設置するのにラスボスを倒すのが、俺しか出来ないのが玉に瑕だが。
社員と分業できればなぁ。
100レベルを超える社員を育成するのは骨が折れると思う。
と言うか殉職者が出まくるのだろうな。
しょうがない、設置は俺がやるとするか。
ダンジョンコアに魔力回路を設置しにいく。
ベンケイはお留守番だ。
嫁三人を召喚。
「本当に危険はないのだろうな」
「この人形が崩れない限りは大丈夫」
そういってダンジョンの所有者に身代わり人形を渡した。
ボス部屋を目指して寄り道せずに進む。
通路に出てくるモンスターも俺のレベルには敵わない。
一撃で魔石になった。
遠距離攻撃のモンスターも嫁達の魔法で対処。
階層ボスも苦戦する事なく進み、ラスボスと思われる部屋の前に到達した。
「ここは強敵が出ます。絶対前に出ないでくれ」
「おう、分かった」
扉を開けて中に入るとラスボスが召喚されてきた。
シルエットは猫型だ。
虎ほどの大きさで、尻尾が二本ある。
一本の尻尾は燃え盛り、もう一本はバチバチと電撃をまとっていた。
名付けるなら雷炎猫又だな。
雷炎猫又は尻尾をゆらゆらと動かした。
飛んでくるのだろうな。
「アルマ達は依頼主を守ってくれ」
雷撃の尻尾が伸び俺に襲い掛かって来た。
思わずメイスで払う。
「ちくしょう、痛えな。びりっときた」
依頼主を尻尾が襲う。
「盾や」
「アルマ、ちょっと耐えてくれ」
こんな時の為に耐電グローブも用意してある。
急いでそれをアイテムボックスから出し身に着ける。
また、雷撃の尻尾が襲い掛かってきたので、メイスで払う。
こんどは大丈夫だった。
炎の尻尾が襲い掛かってくる。
メイスで払うと火の粉が舞った。
そして、二本の尻尾が同時に襲い掛かってくるようになった。
アルマ達にも二本の尻尾は攻撃した。
エリナが炎の尻尾を水の盾で、アルマが電撃の尻尾を金属の盾で防いでいるようだ。
モニカが司令塔の役割をしている。
息の合った連携だな。
俺は雷撃の尻尾を耐電グローブで掴んだ。
そして、炎の尻尾をメイスで払い続ける。
タイミングを見て本体を手繰り寄せる。
そして、額にメイスの一撃。
やったか。
油断した訳ではないが炎の尻尾がプロテクターにあたる。
プラスチックの焦げる匂いがして火が着いた。
火を消したいが手が空いてない。
俺は電撃の尻尾を握りつぶした。
ミギャーという凄まじい悲鳴。
電撃の尻尾の半分は使い物にならなくなった。
慌ててアイテムボックスから水を出してプロテクターの火を消す。
さあ、第2ラウンドといこうじゃないか。
ふふっ、耐火グローブというのもこの世にはあるのだよ。
グローブを付け替えて、炎の尻尾が飛んでくるのを待つ。
来た。
上手くキャッチ。
手繰り寄せ、本体に嫌と言うほどメイスの連打を浴びせる。
それが決定打になって、モンスターは魔石になった。
「お待たせしました」
「初めてラスボスモンスターとの闘いを見たが、凄いもんだな」
「今回は苦戦した方です」
ダンジョンコアの部屋に入り、俺の指示に従って所有者が魔力回路を繋ぐ。
転移の魔力回路を作動させると、四角い大きな窓が現れた。
窓の外はダンジョンの入口の景色を映している。
転移の魔力回路の設置に成功した。
「大体一時間でダンジョンの物は分解されるから、三十分置きに転移の魔力回路を設置してくれ。吸い取りの魔力回路もテストしてみますか」
吸い取りの魔力回路も繋ぎ、合成魔石に魔力が入る。
「簡単だな」
「ダンジョンコアの魔力が少なくなると赤い光が出るんで、そしたら吸い取りをしばらく中止して下さい」
「ああ、分かった」
「転移の魔力回路を使って帰るとしますか」
ボス部屋の奥にあるポータルは一方通行だ。
異世界ではダンジョンコアの部屋以外は行き来が自由だったが、ここが異世界と地球で違うところだ。
たぶん、地球の魔力の余剰が大きいので、より沢山のモンスターを倒してほしいから、こうなっているのだろう。
「転移の魔力回路を100セットと吸い取りの魔力回路1セット置いときますので、少なくなったら発注してください」
「今日、吸い取った魔力はいくらぐらいなんだ」
「100万魔力入る魔石なんで、1千万円ぐらいですね」
「ダンジョンにはどれぐらい魔力があるんだ」
「1億いくか行かないかぐらいですかね」
「全部吸い取ると10億円か」
「吸い取りすぎてダンジョンが停止した場合は連絡して下さい。対処できれば対処しますので」
「おお、よろしく」
ちなみに俺がもらう魔力の分け前は吸い取りの魔力回路で計算する事になった。
吸い取りの魔力回路は使い捨てなので、不正はできない仕組みだ。
吸い取りの魔力回路1セットが3百万円になる。
ぼろい商売だ。
設置するのにラスボスを倒すのが、俺しか出来ないのが玉に瑕だが。
社員と分業できればなぁ。
100レベルを超える社員を育成するのは骨が折れると思う。
と言うか殉職者が出まくるのだろうな。
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