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第1章 異世界転移でざまぁ編
第26話 おっさん、盗賊討伐をする
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三人を連れ冒険者ギルドに入った。
「おう、こないだの指名依頼受けるぞ」
俺は朝の冒険者ギルドで元気な声でエティに声を掛けた。
「そうですか。詳細はこの書類に書いてあります」
「じゃあ、行くから」
「お気をつけて」
俺は書類受け取り、エティの見送りの声を聞きながら、ギルドを後にした。
冒険者ギルドの馬車置き場で打ち合わせをする。
「お前達レベルは幾つになった?」
「16や」
アルマが答える。
「「14」」
姉妹が声をそろえて答えた。
「武器はクロスボウを使え。矢が尽きたら、後は魔法でなんとかしてくれ」
「連携の確認はどうするんや?」
「俺が前衛で前に出るから、誤射を気にせず後ろからバンバン撃ってくれ」
アルマの問いに俺は答えた。
「アルマさん気にせずに撃ちましょう」
「心配無用」
気にした様子のアルマに姉妹が話し掛ける。
「ちょっと抵抗があるんやけど」
「俺は魔力壁があるから大丈夫だ」
「ほんまに?」
「ああ、本当だ。よし出発しよう」
◆◆◆
商人に偽装して街道を馬車で行く。
御者はもちろん冒険者ギルドの人間だ。
馬車で進むこと二時間。
馬車が停まり声が掛かる。
「ゴブリンです」
「三人共、前哨戦だ」
「はいな」
「はい」
「了解」
俺はメイスを握り真っ先に馬車から飛び出した。
三人は俺の後ろから来てクロスボウを撃っている。
俺がゴブリンを皆殺しにしてもいいが、訓練のつもりでゆっくりやる。
ゴブリンの棍棒を俺はよけまくった。
背後から途切れ途切れにクロスボウの矢が飛んでくる。
あー、装填していると時間が取られるな。
実戦では前もって装填しておくべきだろう。
いくつかの矢が俺の背中に当たったが問題はなかった。
実戦もこの作戦で上手くいくはずだ。
馬車が問題の谷へと差し掛かる。
少し薄暗い谷の両側には木が生えており、襲撃には絶好の場所になっていた。
馬が何か感じ取ったのか突然いななく。
そして、谷の両脇から盗賊が出てきた。
俺と三人は馬車から降りて迎え撃つ事にした。
まず、アルマにチタンのインゴットが乗った台車をアイテムボックスから出してやる。
次に姉妹の為に灯油が入ったドラム缶と水が入ったドラム缶を出す。
そして、30張の装填済みのクロスボウをアイテムボックスから出した。
俺は戦闘開始とばかりにダンベルで作ったボーラを出して投げまくった。
ブオンブオンと回転しながらボーラが盗賊目掛けて飛んでいく。
ボーラが当たり何人かが戦闘不能になる。
「野郎共、冒険者は一人しかいねぇ。数で押すぞ。女の奴隷は生け捕りだぞ分かっているな」
「へい」
盗賊が突っ込んでくる。
俺はメイスを抜いて駆けて行き目に付いた盗賊からぶちのめす。
俺が戦闘を始めたのを見て後ろからクロスボウの矢が飛んでくる。
「おい、同士討ちが怖くねぇのか」
「愚問だな」
言うなりメイスで盗賊を叩く。
矢の何本かは俺に当たったが全然痛く無い。
装填済みのクロスボウが尽きたのか今度は魔法が飛んできた。
炎の玉、水の槍、チタンの剣が乱れ飛ぶ。
「魔法使いだ。逃げるぞ。野郎共!」
「逃がすかよ」
俺は魔法が体に当たるのも気にせず、盗賊を逃げそうな奴から叩きのめす。
防御のドロップ品や魔道具を装備していたのか、硬い奴が何人かいる。
そのせいなのか、何人か逃げられたが、大半は討ち取った。
「えっと、ざっとこんなもんですけど」
俺は御者に声を掛ける。
「さすがSランクですね。生き残りは秘密裏についてきた斥候が追い詰める手はずになってます。ご苦労様でした」
「行くぞみんな」
俺は一刻も早く帰りたくて、バイクを出した。四人乗りだが、なんとか乗れるものだな。
「アン、押さんといて」
「そんなとこ触っちゃだめ」
「接触不要」
そんな少し色っぽい声を聞きながら街へバイクを走らせた。
街には夕暮れに着き、食事を済ませ寝台に横になる。
眠れない。
あいつらは喋るモンスターだと理屈は納得しているが、心は納得できないみたいだ。
叩いて回った盗賊の断末魔の叫びが耳にこびりついているように思える。
ノックの音がする。
ドアを開けると毛布を巻いたアルマが立っていた。
あっけにとられた俺を押しのけアルマが入って来た。
「眠れへんのやろ。うちが静めてあげる」
毛布をはいだアルマはいつぞやの下着を着ていた。
そのまあ、なんだ。察してくれると嬉しい。
夜が明ける頃眠りにつき、昼まで寝る事に。
流されるままアルマと関係を持ってしまった。
そして、どうやら俺は絶倫になってしまったらしい。
「おう、こないだの指名依頼受けるぞ」
俺は朝の冒険者ギルドで元気な声でエティに声を掛けた。
「そうですか。詳細はこの書類に書いてあります」
「じゃあ、行くから」
「お気をつけて」
俺は書類受け取り、エティの見送りの声を聞きながら、ギルドを後にした。
冒険者ギルドの馬車置き場で打ち合わせをする。
「お前達レベルは幾つになった?」
「16や」
アルマが答える。
「「14」」
姉妹が声をそろえて答えた。
「武器はクロスボウを使え。矢が尽きたら、後は魔法でなんとかしてくれ」
「連携の確認はどうするんや?」
「俺が前衛で前に出るから、誤射を気にせず後ろからバンバン撃ってくれ」
アルマの問いに俺は答えた。
「アルマさん気にせずに撃ちましょう」
「心配無用」
気にした様子のアルマに姉妹が話し掛ける。
「ちょっと抵抗があるんやけど」
「俺は魔力壁があるから大丈夫だ」
「ほんまに?」
「ああ、本当だ。よし出発しよう」
◆◆◆
商人に偽装して街道を馬車で行く。
御者はもちろん冒険者ギルドの人間だ。
馬車で進むこと二時間。
馬車が停まり声が掛かる。
「ゴブリンです」
「三人共、前哨戦だ」
「はいな」
「はい」
「了解」
俺はメイスを握り真っ先に馬車から飛び出した。
三人は俺の後ろから来てクロスボウを撃っている。
俺がゴブリンを皆殺しにしてもいいが、訓練のつもりでゆっくりやる。
ゴブリンの棍棒を俺はよけまくった。
背後から途切れ途切れにクロスボウの矢が飛んでくる。
あー、装填していると時間が取られるな。
実戦では前もって装填しておくべきだろう。
いくつかの矢が俺の背中に当たったが問題はなかった。
実戦もこの作戦で上手くいくはずだ。
馬車が問題の谷へと差し掛かる。
少し薄暗い谷の両側には木が生えており、襲撃には絶好の場所になっていた。
馬が何か感じ取ったのか突然いななく。
そして、谷の両脇から盗賊が出てきた。
俺と三人は馬車から降りて迎え撃つ事にした。
まず、アルマにチタンのインゴットが乗った台車をアイテムボックスから出してやる。
次に姉妹の為に灯油が入ったドラム缶と水が入ったドラム缶を出す。
そして、30張の装填済みのクロスボウをアイテムボックスから出した。
俺は戦闘開始とばかりにダンベルで作ったボーラを出して投げまくった。
ブオンブオンと回転しながらボーラが盗賊目掛けて飛んでいく。
ボーラが当たり何人かが戦闘不能になる。
「野郎共、冒険者は一人しかいねぇ。数で押すぞ。女の奴隷は生け捕りだぞ分かっているな」
「へい」
盗賊が突っ込んでくる。
俺はメイスを抜いて駆けて行き目に付いた盗賊からぶちのめす。
俺が戦闘を始めたのを見て後ろからクロスボウの矢が飛んでくる。
「おい、同士討ちが怖くねぇのか」
「愚問だな」
言うなりメイスで盗賊を叩く。
矢の何本かは俺に当たったが全然痛く無い。
装填済みのクロスボウが尽きたのか今度は魔法が飛んできた。
炎の玉、水の槍、チタンの剣が乱れ飛ぶ。
「魔法使いだ。逃げるぞ。野郎共!」
「逃がすかよ」
俺は魔法が体に当たるのも気にせず、盗賊を逃げそうな奴から叩きのめす。
防御のドロップ品や魔道具を装備していたのか、硬い奴が何人かいる。
そのせいなのか、何人か逃げられたが、大半は討ち取った。
「えっと、ざっとこんなもんですけど」
俺は御者に声を掛ける。
「さすがSランクですね。生き残りは秘密裏についてきた斥候が追い詰める手はずになってます。ご苦労様でした」
「行くぞみんな」
俺は一刻も早く帰りたくて、バイクを出した。四人乗りだが、なんとか乗れるものだな。
「アン、押さんといて」
「そんなとこ触っちゃだめ」
「接触不要」
そんな少し色っぽい声を聞きながら街へバイクを走らせた。
街には夕暮れに着き、食事を済ませ寝台に横になる。
眠れない。
あいつらは喋るモンスターだと理屈は納得しているが、心は納得できないみたいだ。
叩いて回った盗賊の断末魔の叫びが耳にこびりついているように思える。
ノックの音がする。
ドアを開けると毛布を巻いたアルマが立っていた。
あっけにとられた俺を押しのけアルマが入って来た。
「眠れへんのやろ。うちが静めてあげる」
毛布をはいだアルマはいつぞやの下着を着ていた。
そのまあ、なんだ。察してくれると嬉しい。
夜が明ける頃眠りにつき、昼まで寝る事に。
流されるままアルマと関係を持ってしまった。
そして、どうやら俺は絶倫になってしまったらしい。
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