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第1章 異世界転移でざまぁ編
第25話 おっさん、合成魔石を作る
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「こんちは」
スキル屋のドアを開け中に入ると、チリンチリンとドアベルの音がする。
魔法みたいな人気があるのはオークションだが、人気の無いのはスキル屋で売られている。
店番の中年男が揉み手をして飛んできた。
「いらっしゃいませ。どのスキルをお探しで?」
「混合と変形を探している」
「ございます。金貨20枚と金貨30枚になります」
「もらおう」
「持ってきて差し上げろ」
中年の店員は若い男の店員に命令した。
「ただいまもってきます」
若い店員は奥の部屋に行き、中年の店員はお茶を入れてくれた。
「お客様はお仕事は何を?」
「冒険者と商会主をやっている」
「どちらの商会でございますか?」
「ムニ商会だ」
「あの腕時計の。飛ぶ鳥を落とす勢いだとか。あやかりたいものですな」
「まあ、運が良かっただけだ」
「先にお支払いをして頂いてよろしいですか?」
俺はアイテムボックスからお金を取り出して渡した。
若い店員は大事そうにスキルオーブをビロードの張ってある箱に入れて持ってきた。
俺はスキルオーブを受け取ると早速使用する。
スキルオーブが消えて、俺はステータスを見ることにする。
「ステータス」
――――――――――――――
名前:山田 無二 LV218
魔力:635/21800
スキル:
収納箱
魔力通販
魔力壁
混合
変形
――――――――――――――
よし、ちゃんとあるな。これで更に魔力通販が便利になる。
「お客様、お買い得なスキルがあるのですが、どうですか?」
中年の店員がニコニコした顔で話し掛けて来た。
箱が三つあったので気になっていたが、最初から売りつけるつもりだったのか。
「良いものなら買う」
「火魔法です。金貨100枚でどうです」
火魔法はモニカが欲しがっていたなちょうど良い。
「よし、買おう」
「まいどあり。それと」
「まだ何か?」
「耳寄りな情報がございます。もう少し経つと冒険者学校の入学の時期なので羽ペンが高騰するようですよ。よろしければ知り合いの商会をご紹介させて頂きます」
「一応教えてくれ」
俺はお金を払い、アイテムボックスにスキルオーブをしまう。
そして、紹介状をもらい、店を後にした。
◆◆◆
「帰ったぞ。モニカいるか?」
ノックし姉妹の部屋に入った。
「お帰りなさい」
「何?」
「火魔法が手に入った」
「歓喜!」
スキルオーブを渡すとモニカはそれを使った。
そして、ライターを灯し、詠唱を始める。
「死神の息吹よ毒矢になり吹き飛べ射撃」
ライターの炎が火弾になって飛んで消えた。
「その長い詠唱はどうしても必要か?」
「気分高揚」
「ま、ほどほどにな」
さあ、いよいよ魔石結合作成だ。
「こうかな。変形。混合」
あれ結合しないぞ。
ええと同時に使うと言っていたな。
ならばこうだ。
「変形混合」
二つの魔石が混ざり合い一つになっていく。
成功だ。
自分の部屋で二日かけて黙々と結合魔石を大きくした。
魔石はじょじょに大きくなりドッジボールぐらいになる。
翌日、俺は早速試したくなってアンデッド・ダンジョンに行く事にした。
◆◆◆
ソロだから1階でまずは様子をみてみるか。
ダンジョンの中に入るとそこにいたのはネズミのスケルトンだった。
紫外線ライトで照らすと砂粒ほどの魔石を残して消える。
こんなクズ魔石要らない。
一人で大丈夫だと思いポータルで9階層に飛ぶ。
ザコ敵はスケルトンで、ボスはスケルトンメイジだった。
ダンジョンコアの部屋に入り魔力を吸い取る。
あれ、充填完了に何時まで経ってもならないぞ。
魔石を外し、魔力通販をすると魔石の魔力は25万ちょっとだった。
そうだ。
「ステータス」
――――――――――――――
名前:山田 無二 LV218
魔力:10078/21800
スキル:
収納箱
魔力通販
魔力壁
混合
変形
――――――――――――――
あれ、上がってない。
そうか、1パーセントにも満たないのだな。
このダンジョンはもう使えない。
そうだよな、繰り返して永久にレベルアップなんて出来ないよな。
俺は地上に出てダンジョンを埋めて、痕跡を出来るだけ消した。
よし、明日から盗賊退治だ。
スキル屋のドアを開け中に入ると、チリンチリンとドアベルの音がする。
魔法みたいな人気があるのはオークションだが、人気の無いのはスキル屋で売られている。
店番の中年男が揉み手をして飛んできた。
「いらっしゃいませ。どのスキルをお探しで?」
「混合と変形を探している」
「ございます。金貨20枚と金貨30枚になります」
「もらおう」
「持ってきて差し上げろ」
中年の店員は若い男の店員に命令した。
「ただいまもってきます」
若い店員は奥の部屋に行き、中年の店員はお茶を入れてくれた。
「お客様はお仕事は何を?」
「冒険者と商会主をやっている」
「どちらの商会でございますか?」
「ムニ商会だ」
「あの腕時計の。飛ぶ鳥を落とす勢いだとか。あやかりたいものですな」
「まあ、運が良かっただけだ」
「先にお支払いをして頂いてよろしいですか?」
俺はアイテムボックスからお金を取り出して渡した。
若い店員は大事そうにスキルオーブをビロードの張ってある箱に入れて持ってきた。
俺はスキルオーブを受け取ると早速使用する。
スキルオーブが消えて、俺はステータスを見ることにする。
「ステータス」
――――――――――――――
名前:山田 無二 LV218
魔力:635/21800
スキル:
収納箱
魔力通販
魔力壁
混合
変形
――――――――――――――
よし、ちゃんとあるな。これで更に魔力通販が便利になる。
「お客様、お買い得なスキルがあるのですが、どうですか?」
中年の店員がニコニコした顔で話し掛けて来た。
箱が三つあったので気になっていたが、最初から売りつけるつもりだったのか。
「良いものなら買う」
「火魔法です。金貨100枚でどうです」
火魔法はモニカが欲しがっていたなちょうど良い。
「よし、買おう」
「まいどあり。それと」
「まだ何か?」
「耳寄りな情報がございます。もう少し経つと冒険者学校の入学の時期なので羽ペンが高騰するようですよ。よろしければ知り合いの商会をご紹介させて頂きます」
「一応教えてくれ」
俺はお金を払い、アイテムボックスにスキルオーブをしまう。
そして、紹介状をもらい、店を後にした。
◆◆◆
「帰ったぞ。モニカいるか?」
ノックし姉妹の部屋に入った。
「お帰りなさい」
「何?」
「火魔法が手に入った」
「歓喜!」
スキルオーブを渡すとモニカはそれを使った。
そして、ライターを灯し、詠唱を始める。
「死神の息吹よ毒矢になり吹き飛べ射撃」
ライターの炎が火弾になって飛んで消えた。
「その長い詠唱はどうしても必要か?」
「気分高揚」
「ま、ほどほどにな」
さあ、いよいよ魔石結合作成だ。
「こうかな。変形。混合」
あれ結合しないぞ。
ええと同時に使うと言っていたな。
ならばこうだ。
「変形混合」
二つの魔石が混ざり合い一つになっていく。
成功だ。
自分の部屋で二日かけて黙々と結合魔石を大きくした。
魔石はじょじょに大きくなりドッジボールぐらいになる。
翌日、俺は早速試したくなってアンデッド・ダンジョンに行く事にした。
◆◆◆
ソロだから1階でまずは様子をみてみるか。
ダンジョンの中に入るとそこにいたのはネズミのスケルトンだった。
紫外線ライトで照らすと砂粒ほどの魔石を残して消える。
こんなクズ魔石要らない。
一人で大丈夫だと思いポータルで9階層に飛ぶ。
ザコ敵はスケルトンで、ボスはスケルトンメイジだった。
ダンジョンコアの部屋に入り魔力を吸い取る。
あれ、充填完了に何時まで経ってもならないぞ。
魔石を外し、魔力通販をすると魔石の魔力は25万ちょっとだった。
そうだ。
「ステータス」
――――――――――――――
名前:山田 無二 LV218
魔力:10078/21800
スキル:
収納箱
魔力通販
魔力壁
混合
変形
――――――――――――――
あれ、上がってない。
そうか、1パーセントにも満たないのだな。
このダンジョンはもう使えない。
そうだよな、繰り返して永久にレベルアップなんて出来ないよな。
俺は地上に出てダンジョンを埋めて、痕跡を出来るだけ消した。
よし、明日から盗賊退治だ。
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