貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~

喰寝丸太

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第106話 マグネットオーク

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 マグネットウルフの領域を抜けると、現れたのはオーク。
 マグネットオークだな。
 身に砂鉄の鎧を纏い、馬鹿でかい砂鉄で出来た剣を担いでる。
 強そうなんだが、どうだろう。

 まず、キナコとモチは浸透撃を食らわすのには接近しないといけない。
 剣が邪魔だな。
 弥衣やえの武器強化された矢は通るだろうか。
 シロガネは問題なさそうだ。

 俺も問題ない。

弥衣やえ、試し撃ちだ」
「武器強化、それっ」

 ボウガンの矢は砂鉄の剣で叩き落とされた。
 おう、強いな。
 弥衣やえ達だと苦戦する。

「むー、キナコ、モチ、酸の水鉄砲よ」
「はいですわん」
「了解にゃ」

 3人が水鉄砲を撃ちまくる。
 酸が掛った所はみるみる溶けたが、オークは周りから砂を集めて元通り。

【今度こそおっさん死んだか】
【いや、一撃で終りだって】

 俺はアダマン鉄パイプをしごくと構えて一撃。
 マグネットオークの頭はミンチになった。

【くっ、今度こそだと思ったのに】
【しぶといな】
【ことごとく予想を外す】
【お前ら綺羅々きららちゃんを基準に考えているだろ】
【それがどうした。おっさんはFランクだぞ。綺羅々きららちゃんの上なわけないだろ】

「オークなどいくらきても問題ない」

【オーク達、集結せよ。おっさんを物量で負かすのだ】
【おっ、集まって来たぞ】
【この調子だ】

「シロガネ」
「がうっ」

 俺はオーク達を叩いて回った。
 シロガネもオークを一撃で倒している。

【あの犬強いな】
【メタルフェンリルだからな】
【くそう。今度こそと思ったのに】

「今度は大丈夫任せて」

 弥衣やえがそう胸を張った。

「よし任す」

 オークが見えたので任すことにした。
 弥衣やえはミスリルメッキの矢じりに酸を塗ると発射した。
 矢は見事砂鉄の剣を突き抜け、砂鉄の鎧も貫通した。
 そう言えばこれがあったか。

「どんなもんよ」

【くっ、手下も強い。あの酸はチートじゃないのか】
【チートだよ。今更分かったのか。過去動画見て来い。全てはそれからだ】
【何、仕切っているんだよ。過去動画なんか見てられるか】
【そうそう、綺羅々きららちゃんの動画ならまだしも】

 それからオークを100体ぐらい仕留めた。

「今日はこれぐらいで良いだろう」

【今日も終わったか。でサクラの買取動画を見せるんだな】
【何だかんだ言って見てるじゃないか】
【これ見て馬鹿にするのが正しい楽しみ方】

 俺は買取場でマグネットオークを出した。

「マグネタリウムが2キロで20万。毛皮はまあ5万ぐらいか。魔石が50万な」
「買取お願いしゃあす」
「了解」

【ワンパターンで面白くない】
【睾丸はどうなった。オークの睾丸て薬になるんじゃなかったのか】

「睾丸の値段は?」
「そこは効能を確かめないとな。普通のオークでも1万にはなる」
「あざっす」

【オークの睾丸て高いのな】
【精力剤だからな】
【おっさんはそれ飲んでヤエとかいう女とやってそう】
【いや、手あたり次第やってるだろ】
【それって悪口なん。ハーレム築いていたら勝ち組だろう】
【うるさいな。あっさんは精力過多で禿げる】
【今も禿げてかつらだと診た】
【はげはげはげ】

「俺は禿げてないが何か」

【反論するってことは禿げてる】
【ぷぷぷ】
【禿が許されるのは赤ちゃんまでですよねー】

「好きに考えたら良い。そんなことで優位に立てたと思うなら、貧しい心だな。身体的特徴で差別するのは最低だぞ」

【おっさんが正論言ってる】

「もとい、悪には禿が似合う。禿のない悪党は3流だ」

【認めたのか】
【わーい、はげはげはげ】
【うんこを持って喜んでる奴と一緒だな】
【おっさんを擁護しても事実は覆らない】
【そう言えば、このおっさんは、別名うんこおっさんだったな】

「睾丸の成分分析が出たぞ」
「早いな」
「ここの買取場は成績がいいから、鑑定系スキル持ちが多数いる」
「そんなことより結果は?」
「精力上昇、鉄分吸収、人間磁石。まあ2万か。人間磁石は宴会芸に良いけどな」
「がっかりだ」

【ぷぷぷ、いい気味だ】
【でも100体で200万だぞ】
【実際は200円】
【おっさんは見栄を張りたいのさ。それぐらいしか目立てない】

 ふっ、明日を楽しみにしてろよ。
 明日、俺は綺羅々きららを無茶苦茶にする。
 きっとさらに炎上するな。
 今から楽しみだ。
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