93 / 179
第93話 ノアフォロ問題決着
しおりを挟む
ボスはでかいメタルリザードだった。
【こいつを討伐したパーティはいない】
【おっさんなら平気だろう】
【物凄くでかいんだが】
【名付けるとしたら、メタルドラゴンだな】
【たしかにドラゴン級の大きさだ】
【ノアフォロを解散しろ】
【なんで親戚が悪いことになっているんだ】
【俺もテレビみてたけど、手の平返しが凄い】
【訴えられたら、うっとうしいからじゃね】
【おっさん、テレビ局を告訴しているんだよな】
【そりゃあね。死亡率高い病院を勧められたら、複雑な気持ちにはなるよな】
【死亡率は数字のマジックだろ】
【おっさん、くたばれ】
【ボスに期待】
さて、尻尾が銘木の丸太より太くて食いごたえがありそうだ。
キャメルクラッチは大きさ的にできそうにないな。
考えることはないな。
久しぶりに連打の嵐とするか。
メタルドラゴンの右前足に近づき連打。
メタルドラゴンが悲鳴を上げて俺に食いつこうとした。
俺はメタルドラゴンの歯を連打。
全部折ってやった。
メタルドラゴンがくるりと回り、尻尾で殴りかかってきた。
「どっせい」
俺は尻尾を抱きとめた。
尻尾の先を掴み、ジャイアントスイング。
程よく回したところで、ダンジョンの壁に叩きつけた。
フラフラになったメタルドラゴンの頭に登り、連打連打連打。
メタルドラゴンの銀色の肌が真っ赤に染まる。
やがてピクリとも動かなくなった。
【こいつでも駄目か】
【おっさんは止まらんよ】
【テレビ局、ノアフォロは素晴らしいだってさ】
【誘拐だの悪質宗教団体だって話はどこ行った】
【そういう事実はないんだから、捻じ曲げるのも無理がある】
【違う、ノアフォロは悪質だ】
【DV被害者の会の記者会見が始まるぞ】
そうか、俺も見るかな。
「DV被害者の会の会見は説明のみです。質問は受け付けません。質問があれば後日弁護士の所にお願いします。ではどうぞ」
「まず、最初に、手厚くしてもらった埼京氏とコボルトとケットシー達に感謝を」
話しているのは佐代子さんだ。
フラッシュが焚かれる。
「マスコミで腹がたったのは取材に応じないのはけしからんって言われたことです。取材に応じたら、居場所がばれるじゃないですか。そんなことはできません。私が出てきたのは離婚調停も済んで、接近禁止令が出されたからです。代表ですし、戦います。レベルもかなり上がりました。大の男だって勇気を持てば負けません。護身術も習ってます」
うっぷんを晴らすように一気に喋った。
「埼京氏は監禁なんかしてません。裁判費用を持ってくれましたし、仕事を与えてくれただけでなく、住居を無償で提供してくれました。DVの恐怖も最近は少し薄らいだ気がします。ですが、ひょんなことでフラッシュバックして、身がすくんだり、パニックで暴れたりします。ダンジョンでの討伐の仕事はそれを許容してくれる職場です」
「会見は以上です」
【DVはいかん】
【一日1時間の仕事でも食っていけるおっさんの所は神】
【いろいろな事情に配慮してくれてるんだろうな】
「俺のところははみ出し者の集まりだからな」
【おっさんは干渉しないんだな】
【嘘だ。そんな事実認めない】
【ノアフォロ支部、DV被害者の会もマスコミが持ち上げているな】
【よく調べないで、監禁だの騒ぐのは間違っている】
【アンチが消えるかもな】
【DVと糞な親戚は消えるかもな。でもアンチは残る。あいつらは好き勝手騒ぎたいだけだから】
ダンジョンコアの間にはやはりコボルトとケットシーがいた。
かれらを救出して外に出る。
マスコミが外に詰め掛けてた。
「ノアフォロメンバーの親戚の方々に対してひと言貰えますか?」
「病院と治療法ぐらい本人に任せてやれよ。遺産の分け前がないのは知らん。訴えたければ訴えるといい。こっちは全力でフォローする」
「DVしてた方々にたいしてはどうですか?」
「殴りたいなら、モンスターを殴れ。スカッとするぜ。俺もそれでまともになれた気がする」
「ありがとうございます。応援してます」
【マスコミの手の平返しの早いこと】
【記者会見で配ったノアフォロの活動内容の書類をテレビでみたが、あれが本当なら、文句は付けられないよな】
【おまけに第三者機関の監視もついているんだぜ】
【ノアフォロは金持ちだからな。弁護士など何人でも雇える】
【知ってるか。ノアフォロを監禁だなんて騒いだ奴は、保険金狙いだったって】
【いろいろとテレビでやっている】
記者会見て影響力あるんだな。
これからも炎上させて、記者会見で鎮火させよう。
なんとなくそれが面白い。
【こいつを討伐したパーティはいない】
【おっさんなら平気だろう】
【物凄くでかいんだが】
【名付けるとしたら、メタルドラゴンだな】
【たしかにドラゴン級の大きさだ】
【ノアフォロを解散しろ】
【なんで親戚が悪いことになっているんだ】
【俺もテレビみてたけど、手の平返しが凄い】
【訴えられたら、うっとうしいからじゃね】
【おっさん、テレビ局を告訴しているんだよな】
【そりゃあね。死亡率高い病院を勧められたら、複雑な気持ちにはなるよな】
【死亡率は数字のマジックだろ】
【おっさん、くたばれ】
【ボスに期待】
さて、尻尾が銘木の丸太より太くて食いごたえがありそうだ。
キャメルクラッチは大きさ的にできそうにないな。
考えることはないな。
久しぶりに連打の嵐とするか。
メタルドラゴンの右前足に近づき連打。
メタルドラゴンが悲鳴を上げて俺に食いつこうとした。
俺はメタルドラゴンの歯を連打。
全部折ってやった。
メタルドラゴンがくるりと回り、尻尾で殴りかかってきた。
「どっせい」
俺は尻尾を抱きとめた。
尻尾の先を掴み、ジャイアントスイング。
程よく回したところで、ダンジョンの壁に叩きつけた。
フラフラになったメタルドラゴンの頭に登り、連打連打連打。
メタルドラゴンの銀色の肌が真っ赤に染まる。
やがてピクリとも動かなくなった。
【こいつでも駄目か】
【おっさんは止まらんよ】
【テレビ局、ノアフォロは素晴らしいだってさ】
【誘拐だの悪質宗教団体だって話はどこ行った】
【そういう事実はないんだから、捻じ曲げるのも無理がある】
【違う、ノアフォロは悪質だ】
【DV被害者の会の記者会見が始まるぞ】
そうか、俺も見るかな。
「DV被害者の会の会見は説明のみです。質問は受け付けません。質問があれば後日弁護士の所にお願いします。ではどうぞ」
「まず、最初に、手厚くしてもらった埼京氏とコボルトとケットシー達に感謝を」
話しているのは佐代子さんだ。
フラッシュが焚かれる。
「マスコミで腹がたったのは取材に応じないのはけしからんって言われたことです。取材に応じたら、居場所がばれるじゃないですか。そんなことはできません。私が出てきたのは離婚調停も済んで、接近禁止令が出されたからです。代表ですし、戦います。レベルもかなり上がりました。大の男だって勇気を持てば負けません。護身術も習ってます」
うっぷんを晴らすように一気に喋った。
「埼京氏は監禁なんかしてません。裁判費用を持ってくれましたし、仕事を与えてくれただけでなく、住居を無償で提供してくれました。DVの恐怖も最近は少し薄らいだ気がします。ですが、ひょんなことでフラッシュバックして、身がすくんだり、パニックで暴れたりします。ダンジョンでの討伐の仕事はそれを許容してくれる職場です」
「会見は以上です」
【DVはいかん】
【一日1時間の仕事でも食っていけるおっさんの所は神】
【いろいろな事情に配慮してくれてるんだろうな】
「俺のところははみ出し者の集まりだからな」
【おっさんは干渉しないんだな】
【嘘だ。そんな事実認めない】
【ノアフォロ支部、DV被害者の会もマスコミが持ち上げているな】
【よく調べないで、監禁だの騒ぐのは間違っている】
【アンチが消えるかもな】
【DVと糞な親戚は消えるかもな。でもアンチは残る。あいつらは好き勝手騒ぎたいだけだから】
ダンジョンコアの間にはやはりコボルトとケットシーがいた。
かれらを救出して外に出る。
マスコミが外に詰め掛けてた。
「ノアフォロメンバーの親戚の方々に対してひと言貰えますか?」
「病院と治療法ぐらい本人に任せてやれよ。遺産の分け前がないのは知らん。訴えたければ訴えるといい。こっちは全力でフォローする」
「DVしてた方々にたいしてはどうですか?」
「殴りたいなら、モンスターを殴れ。スカッとするぜ。俺もそれでまともになれた気がする」
「ありがとうございます。応援してます」
【マスコミの手の平返しの早いこと】
【記者会見で配ったノアフォロの活動内容の書類をテレビでみたが、あれが本当なら、文句は付けられないよな】
【おまけに第三者機関の監視もついているんだぜ】
【ノアフォロは金持ちだからな。弁護士など何人でも雇える】
【知ってるか。ノアフォロを監禁だなんて騒いだ奴は、保険金狙いだったって】
【いろいろとテレビでやっている】
記者会見て影響力あるんだな。
これからも炎上させて、記者会見で鎮火させよう。
なんとなくそれが面白い。
208
お気に入りに追加
710
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
俺が異世界帰りだと会社の後輩にバレた後の話
猫野 ジム
ファンタジー
会社員(25歳・男)は異世界帰り。現代に帰って来ても魔法が使えるままだった。
バレないようにこっそり使っていたけど、後輩の女性社員にバレてしまった。なぜなら彼女も異世界から帰って来ていて、魔法が使われたことを察知できるから。
『異世界帰り』という共通点があることが分かった二人は後輩からの誘いで仕事終わりに食事をすることに。職場以外で会うのは初めてだった。果たしてどうなるのか?
※ダンジョンやバトルは無く、現代ラブコメに少しだけファンタジー要素が入った作品です
※カクヨム・小説家になろうでも公開しています
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
元探索者のおじいちゃん〜孫にせがまれてダンジョン配信を始めたんじゃが、軟弱な若造を叱りつけたらバズりおったわい〜
伊藤ほほほ
ファンタジー
夏休み。それは、最愛の孫『麻奈』がやって来る至福の期間。
麻奈は小学二年生。ダンジョン配信なるものがクラスで流行っているらしい。
探索者がモンスターを倒す様子を見て盛り上がるのだとか。
「おじいちゃん、元探索者なんでしょ? ダンジョン配信してよ!」
孫にせがまれては断れない。元探索者の『工藤源二』は、三十年ぶりにダンジョンへと向かう。
「これがスライムの倒し方じゃ!」
現在の常識とは異なる源二のダンジョン攻略が、探索者業界に革命を巻き起こす。
たまたま出会った迷惑系配信者への説教が注目を集め、
インターネット掲示板が源二の話題で持ちきりになる。
自由奔放なおじいちゃんらしい人柄もあってか、様々な要因が積み重なり、チャンネル登録者数が初日で七万人を超えるほどの人気配信者となってしまう。
世間を騒がせるほどにバズってしまうのだった。
今日も源二は愛車の軽トラックを走らせ、ダンジョンへと向かう。
異世界帰りの勇者は現代社会に戦いを挑む
大沢 雅紀
ファンタジー
ブラック企業に勤めている山田太郎は、自らの境遇に腐ることなく働いて金をためていた。しかし、やっと挙げた結婚式で裏切られてしまう。失意の太郎だったが、異世界に勇者として召喚されてしまった。
一年後、魔王を倒した太郎は、異世界で身に着けた力とアイテムをもって帰還する。そして自らを嵌めたクラスメイトと、彼らを育んた日本に対して戦いを挑むのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる