73 / 179
第73話 オークの蒐場《ぬたば》
しおりを挟む
シロガネに使う魔鉄製の檻が庭に置かれた。
ただこれはジェスチャー。
実際は使わない。
今まで通りダンジョンで放し飼いする予定。
役所の人が来てチェックする。
飼育許可は下りた。
シロガネの首輪はミスリル製。
リードは魔鉄製のワイヤーロープだ。
武器工房のおっさんにはまた無理を言った。
さっそくシロガネを連れて次のダンジョンに行く。
オークの蒐場というダンジョン。
「よしよし」
シロガネのリードを外し、撫でてやる。
「わふぅ」
【オークの蒐場はCランクダンジョン。ラスボスは厳しいぜ】
【おっさんなら何とかするよ】
【おい、子供の件を忘れてないぞ。謝罪して配信を辞めろ】
「訴えられれば、警察でも、裁判所へでも、どこにでも行く。逃げも隠れもしない。お前はなんだ。人を裁く権利があるのか」
【くっ、道義的におかしいだろ】
【いや血が噴き出るほど噛みつかれたら、手で叩いて振りほどくだろう。おっさんのパワーだと本気を出せばあの世行きだ】
【お前らは許せるのか】
【許すも何もそれを判断するのは警察と裁判所だろ】
【そうだそうだ。逮捕すらされてないのに有罪だと喚く奴がどうかしている】
「アンチの奴はストレスで一杯なんだ。生暖かく見守ってやれよ。寄生してほしいならいつでもいいぞ」
【お前らどうかしてる】
【ここにいる連中に言ってもしゃあない】
【だろうな。おっさんの心にも刺さらないし】
【アンチは負け犬の遠吠えに聞こえる】
【状況が分かったのに、何時までも引きずるのは、陰謀論者だな】
「よし、そろそろ行くぞ」
ダンジョンの奥へ進んでいく。
シロガネが力強く短く吠えた。
オークのお出ましのようだ。
3体のオークが洞窟の角から現れた。
シロガネがやりたそうだな。
「よし、シロガネ行け。ゴー!」
シロガネがオークに飛び掛かり首筋に噛みついた。
血しぶきが上がりシロガネが飛び退く。
オークは倒れ、シロガネは残った2体のうち1体に飛びついた。
さっきの再現だ。
そして最後に残ったオークのふくらはぎに噛みついて引きずってきた。
猫じゃないんだから生きている奴を連れて来るなよ。
「キナコ、止めだ」
「はいですわん」
キナコからボウガンの矢が発射され、オークの額を貫いた。
「よしよし」
シロガネを褒めた。
血で染まった舌でペロペロするなよ。
生臭くて敵わん。
【おっさんの顔がよだれと血で凄い事になっている】
【ふふっ、名誉の負傷だよ】
【お前らおっさんの顔をどうやって見たんだ】
【ヤエチャンネルを知らないのか】
【サンクス】
「酷い目に遭った。シロガネ、好きなのをひとつ食っていいぞ」
シロガネがオークを貪り喰らう。
【野生だな】
【モンスターだからな】
【寄生虫が心配】
「動物病院に一度行かせるか」
シロガネが怯えた様子を見せた。
動物病院が何か分かっているのか。
【うちの犬も病院という言葉を言うと逃げる】
【不思議だよな。言葉が分かっている】
たぶん、コボルトとケットシーの動物病院に対する愚痴を聞いたのだろう。
注射が好きな人間はほとんどいない。
「シロガネ、安心しろ。騙して連れて行ったりしない」
「わん」
連れて行く時はたぶん力ずく。
俺のパワーとどっちが強いか比べるいい機会だ。
オークは大したことがないな。
ボウガンでも仕留められる。
現れるオークは弥衣達が討ち取った。
【ボウガンが強いんじゃないぞ。ヤエちゃん達の腕が良いからだ】
【魔鉄使ったボウガンは普通のよりパワーがあると思われる】
【ミスリルメッキの矢じりもな】
【簡単そうに見えるけど大変なのな】
この階層に俺の出番はないな。
ボス部屋まであっさり辿り着いた。
ボスはハイオーク。
少しでかいだけだ。
シロガネが足を噛んで引きずり倒す。
弥衣達がボウガンで討ち取った。
シロガネをリードに繋いだ。
そしてトラックの荷台に乗せる。
トラックは動物病院に着いた。
シロガネが匂いを嗅いで事態を悟ったのだろう。
トラックの荷台から逃亡をはかった。
俺はリードをしっかり持って踏ん張った。
アスファルトに足が埋まる。
「ふんっ」
俺がリードを引くとシロガネが宙を舞った。
シロガネは宙で身をよじると足から着地した。
「わん」
「今から動物病院に連れて行く拒否権はない」
「わうん」
「情けなさそうな顔をしてもだめだ」
俺はシロガネをだっこした。
そして動物病院の自動ドアをぐくった。
シロガネの顔が虚無感に彩られる。
大した検査はしないのに。
少し血を採られたりするだけだ。
診察はスムーズに進んだ。
詳しく調べないといけないが、今のところ寄生虫はいないらしい。
ノミなどもいない。
健康そうでよかった。
ただこれはジェスチャー。
実際は使わない。
今まで通りダンジョンで放し飼いする予定。
役所の人が来てチェックする。
飼育許可は下りた。
シロガネの首輪はミスリル製。
リードは魔鉄製のワイヤーロープだ。
武器工房のおっさんにはまた無理を言った。
さっそくシロガネを連れて次のダンジョンに行く。
オークの蒐場というダンジョン。
「よしよし」
シロガネのリードを外し、撫でてやる。
「わふぅ」
【オークの蒐場はCランクダンジョン。ラスボスは厳しいぜ】
【おっさんなら何とかするよ】
【おい、子供の件を忘れてないぞ。謝罪して配信を辞めろ】
「訴えられれば、警察でも、裁判所へでも、どこにでも行く。逃げも隠れもしない。お前はなんだ。人を裁く権利があるのか」
【くっ、道義的におかしいだろ】
【いや血が噴き出るほど噛みつかれたら、手で叩いて振りほどくだろう。おっさんのパワーだと本気を出せばあの世行きだ】
【お前らは許せるのか】
【許すも何もそれを判断するのは警察と裁判所だろ】
【そうだそうだ。逮捕すらされてないのに有罪だと喚く奴がどうかしている】
「アンチの奴はストレスで一杯なんだ。生暖かく見守ってやれよ。寄生してほしいならいつでもいいぞ」
【お前らどうかしてる】
【ここにいる連中に言ってもしゃあない】
【だろうな。おっさんの心にも刺さらないし】
【アンチは負け犬の遠吠えに聞こえる】
【状況が分かったのに、何時までも引きずるのは、陰謀論者だな】
「よし、そろそろ行くぞ」
ダンジョンの奥へ進んでいく。
シロガネが力強く短く吠えた。
オークのお出ましのようだ。
3体のオークが洞窟の角から現れた。
シロガネがやりたそうだな。
「よし、シロガネ行け。ゴー!」
シロガネがオークに飛び掛かり首筋に噛みついた。
血しぶきが上がりシロガネが飛び退く。
オークは倒れ、シロガネは残った2体のうち1体に飛びついた。
さっきの再現だ。
そして最後に残ったオークのふくらはぎに噛みついて引きずってきた。
猫じゃないんだから生きている奴を連れて来るなよ。
「キナコ、止めだ」
「はいですわん」
キナコからボウガンの矢が発射され、オークの額を貫いた。
「よしよし」
シロガネを褒めた。
血で染まった舌でペロペロするなよ。
生臭くて敵わん。
【おっさんの顔がよだれと血で凄い事になっている】
【ふふっ、名誉の負傷だよ】
【お前らおっさんの顔をどうやって見たんだ】
【ヤエチャンネルを知らないのか】
【サンクス】
「酷い目に遭った。シロガネ、好きなのをひとつ食っていいぞ」
シロガネがオークを貪り喰らう。
【野生だな】
【モンスターだからな】
【寄生虫が心配】
「動物病院に一度行かせるか」
シロガネが怯えた様子を見せた。
動物病院が何か分かっているのか。
【うちの犬も病院という言葉を言うと逃げる】
【不思議だよな。言葉が分かっている】
たぶん、コボルトとケットシーの動物病院に対する愚痴を聞いたのだろう。
注射が好きな人間はほとんどいない。
「シロガネ、安心しろ。騙して連れて行ったりしない」
「わん」
連れて行く時はたぶん力ずく。
俺のパワーとどっちが強いか比べるいい機会だ。
オークは大したことがないな。
ボウガンでも仕留められる。
現れるオークは弥衣達が討ち取った。
【ボウガンが強いんじゃないぞ。ヤエちゃん達の腕が良いからだ】
【魔鉄使ったボウガンは普通のよりパワーがあると思われる】
【ミスリルメッキの矢じりもな】
【簡単そうに見えるけど大変なのな】
この階層に俺の出番はないな。
ボス部屋まであっさり辿り着いた。
ボスはハイオーク。
少しでかいだけだ。
シロガネが足を噛んで引きずり倒す。
弥衣達がボウガンで討ち取った。
シロガネをリードに繋いだ。
そしてトラックの荷台に乗せる。
トラックは動物病院に着いた。
シロガネが匂いを嗅いで事態を悟ったのだろう。
トラックの荷台から逃亡をはかった。
俺はリードをしっかり持って踏ん張った。
アスファルトに足が埋まる。
「ふんっ」
俺がリードを引くとシロガネが宙を舞った。
シロガネは宙で身をよじると足から着地した。
「わん」
「今から動物病院に連れて行く拒否権はない」
「わうん」
「情けなさそうな顔をしてもだめだ」
俺はシロガネをだっこした。
そして動物病院の自動ドアをぐくった。
シロガネの顔が虚無感に彩られる。
大した検査はしないのに。
少し血を採られたりするだけだ。
診察はスムーズに進んだ。
詳しく調べないといけないが、今のところ寄生虫はいないらしい。
ノミなどもいない。
健康そうでよかった。
264
お気に入りに追加
716
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
辻ダンジョン掃除が趣味の底辺社畜、迷惑配信者が汚したダンジョンを掃除していたらうっかり美少女アイドルの配信に映り込み神バズりしてしまう
なっくる
ファンタジー
ダンジョン攻略配信が定着した日本、迷惑配信者が世間を騒がせていた。主人公タクミはダンジョン配信視聴とダンジョン掃除が趣味の社畜。
だが美少女アイドルダンジョン配信者の生配信に映り込んだことで、彼の運命は大きく変わる。実はレアだったお掃除スキルと人間性をダンジョン庁に評価され、美少女アイドルと共にダンジョンのイメージキャラクターに抜擢される。自身を慕ってくれる美少女JKとの楽しい毎日。そして超進化したお掃除スキルで迷惑配信者を懲らしめたことで、彼女と共にダンジョン界屈指の人気者になっていく。
バラ色人生を送るタクミだが……迷惑配信者の背後に潜む陰謀がタクミたちに襲い掛かるのだった。
※他サイトでも掲載しています
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
異世界帰りの俺、現代日本にダンジョンが出現したので異世界経験を売ったり配信してみます
内田ヨシキ
ファンタジー
「あの魔物の倒し方なら、30万円で売るよ!」
――これは、現代日本にダンジョンが出現して間もない頃の物語。
カクヨムにて先行連載中です!
(https://kakuyomu.jp/works/16818023211703153243)
異世界で名を馳せた英雄「一条 拓斗(いちじょう たくと)」は、現代日本に帰還したはいいが、異世界で鍛えた魔力も身体能力も失われていた。
残ったのは魔物退治の経験や、魔法に関する知識、異世界言語能力など現代日本で役に立たないものばかり。
一般人として生活するようになった拓斗だったが、持てる能力を一切活かせない日々は苦痛だった。
そんな折、現代日本に迷宮と魔物が出現。それらは拓斗が異世界で散々見てきたものだった。
そして3年後、ついに迷宮で活動する国家資格を手にした拓斗は、安定も平穏も捨てて、自分のすべてを活かせるはずの迷宮へ赴く。
異世界人「フィリア」との出会いをきっかけに、拓斗は自分の異世界経験が、他の初心者同然の冒険者にとって非常に有益なものであると気づく。
やがて拓斗はフィリアと共に、魔物の倒し方や、迷宮探索のコツ、魔法の使い方などを、時に直接売り、時に動画配信してお金に変えていく。
さらには迷宮探索に有用なアイテムや、冒険者の能力を可視化する「ステータスカード」を発明する。
そんな彼らの活動は、ダンジョン黎明期の日本において重要なものとなっていき、公的機関に発展していく――。
ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる