111 / 120
最終章 勇者編
第111話 張り込み
しおりを挟む
魔獣退治は一段落しているので、今日から孤児院で張り込みだ。
アルヴァルの奴来ないな。
刺客も来ない。
一応リリオにはゴーレム騎士団で一番の手練れをつけてある。
人数も多いし大丈夫だろう。
孤児について考えた。
孤児達は魔力の器を無理やり拡充されられたのだな。
仕組みについては考えない。
考えるとライタが実行しろと言ってくるに決まっている。
今のままだと孤児達が危険だ。
治療の手立てが見つかればいいが。
「来たぞ」
「抜かるなよ」
俺は一緒にきたセシリーンに声を掛けた。
俺達は迷彩スキルで姿を隠している。
孤児院の前でセシリーンが剣の柄でアルヴァルを殴った。
あっけなく気絶するアルヴァル。
俺は契約魔法でアルヴァルのスキルを使えなくして、一応ロープで拘束した。
「起きろ」
セシリーンがアルヴァルを起こす。
「くっ。こんなので俺を捕らえたと思ったら大間違いだ」
魔力に映るアルヴァルの魔力がおかしい。
魔力が加速度的に増えていく。
「セシリーン、離れて」
ロープがぶちぶちと千切れて飛んだ。
「くあああ、この全能感はどうだ。むっ、魔力の増加が止まらん」
俺は集まる魔力を魔力結晶ゴーレムに吸収した。
間に合うか。
「くそう、理論は完璧のはずだ」
アルヴァルは全身から血を噴出してぐったりと横たわった。
アルヴァルの全身から魔力が抜けていく。
「アルヴァルは死んだよ」
「禁忌を扱う者の末路なんてこんなものだ。力を過信して自滅する」
「孤児達の治療をしてやらないと」
「あてはあるのか」
「禁忌に踏み込む事になりそうだ」
「頼むから都市をふっ飛ばさないでほしい」
「ああ、善処する」
魔力量は超越者によれば精神感応エネルギーの味の差だ。
つまり孤児は精神感応エネルギーが不安定になっているのだな。
安定させるにはどうすればいい。
不安定になったのだから、安定させる手もあるはずだ。
「孤児達にどんな実験をされたのか聞き取ってくれ」
「駄目だ。禁忌について聞くのは職務に反する」
「俺が聞くしかないか」
アルヴァルの死体の後始末をセシリーンに頼み、俺は孤児院に入った。
「こんにちは」
「はい、こんにちは」
中にいた中年女性の院長は気さくに挨拶を返してくれた。
「突然ですが、アルヴァルがやっていた実験を教えてほしい」
「駄目です。実験の事は口止めされてます」
院長の顔が険しくなる。
「アルヴァルは実験して死んだよ。孤児達が危ないんだ。頼むよ」
「あなたの真剣な様子から本当の事だと分かります。なんでも聞いて下さい」
「実験は具体的にはどういう物だった」
「魔力変質スキルを繰り返し掛けられました」
魔力変質を人間にかけると精神感応エネルギーが不安定になるのか。
これは困った。
魔力変質を更に掛けると逆効果だろうな。
要するに孤児達は自分の魔力を見失っているのだろう。
精神感応エネルギーの味を固定すればいい。
やってみるか。
孤児の一人に実験する事に同意してもらった。
同意の条件は金だ。
気は進まないが、仕方ない。
「俺が死んだら妹にお金を渡してくれ」
「約束するよ。じゃあやるぞ。契約魔法、精神感応エネルギーの味を固定するのを許可する」
ふぅ、どうなるかと思ったが爆発はしなかった。
子供もぴんぴんしている。
二時間経っても子供の魔力量は変わらない。
成功だな。
契約魔法で精神感応エネルギーという言葉を喋れないようにした。
魔力の真実に近づく者が現れないようにするためだ。
孤児の中から魔力の真実に気がつく者が現れたらその時は俺が後始末すると誓った。
「終わったよ」
「こっちもアルヴァルの始末は終わった。まだ実験の書類の行方が分からないが、捜査で明らかになるだろう。今、聖騎士を総動員している」
結局、あの刺客は現れなかった。
アルヴァルの護衛ではなかったようだ。
やはり俺の推測通りか。
闇ギルド総元締めの権限が俺にあるようだ。
宿に帰るとゴーレム騎士団の人間が戦闘準備に入っていた。
「どうした」
「申し訳ありません。リリオがさらわれました。これをさらった人間が残していきました」
残したと思われる言伝を見ると人質を返してほしくば、フィル貴様が一人で来いとある。
「怪我人は出なかったのか」
「ええ、護衛は全て一撃の下に気絶させられました」
「そうか、依頼にはない殺しはしない主義なのだろうな。俺が一人で行く。手出しするなよ」
俺は一人で決闘に出向く事になった。
アルヴァルの奴来ないな。
刺客も来ない。
一応リリオにはゴーレム騎士団で一番の手練れをつけてある。
人数も多いし大丈夫だろう。
孤児について考えた。
孤児達は魔力の器を無理やり拡充されられたのだな。
仕組みについては考えない。
考えるとライタが実行しろと言ってくるに決まっている。
今のままだと孤児達が危険だ。
治療の手立てが見つかればいいが。
「来たぞ」
「抜かるなよ」
俺は一緒にきたセシリーンに声を掛けた。
俺達は迷彩スキルで姿を隠している。
孤児院の前でセシリーンが剣の柄でアルヴァルを殴った。
あっけなく気絶するアルヴァル。
俺は契約魔法でアルヴァルのスキルを使えなくして、一応ロープで拘束した。
「起きろ」
セシリーンがアルヴァルを起こす。
「くっ。こんなので俺を捕らえたと思ったら大間違いだ」
魔力に映るアルヴァルの魔力がおかしい。
魔力が加速度的に増えていく。
「セシリーン、離れて」
ロープがぶちぶちと千切れて飛んだ。
「くあああ、この全能感はどうだ。むっ、魔力の増加が止まらん」
俺は集まる魔力を魔力結晶ゴーレムに吸収した。
間に合うか。
「くそう、理論は完璧のはずだ」
アルヴァルは全身から血を噴出してぐったりと横たわった。
アルヴァルの全身から魔力が抜けていく。
「アルヴァルは死んだよ」
「禁忌を扱う者の末路なんてこんなものだ。力を過信して自滅する」
「孤児達の治療をしてやらないと」
「あてはあるのか」
「禁忌に踏み込む事になりそうだ」
「頼むから都市をふっ飛ばさないでほしい」
「ああ、善処する」
魔力量は超越者によれば精神感応エネルギーの味の差だ。
つまり孤児は精神感応エネルギーが不安定になっているのだな。
安定させるにはどうすればいい。
不安定になったのだから、安定させる手もあるはずだ。
「孤児達にどんな実験をされたのか聞き取ってくれ」
「駄目だ。禁忌について聞くのは職務に反する」
「俺が聞くしかないか」
アルヴァルの死体の後始末をセシリーンに頼み、俺は孤児院に入った。
「こんにちは」
「はい、こんにちは」
中にいた中年女性の院長は気さくに挨拶を返してくれた。
「突然ですが、アルヴァルがやっていた実験を教えてほしい」
「駄目です。実験の事は口止めされてます」
院長の顔が険しくなる。
「アルヴァルは実験して死んだよ。孤児達が危ないんだ。頼むよ」
「あなたの真剣な様子から本当の事だと分かります。なんでも聞いて下さい」
「実験は具体的にはどういう物だった」
「魔力変質スキルを繰り返し掛けられました」
魔力変質を人間にかけると精神感応エネルギーが不安定になるのか。
これは困った。
魔力変質を更に掛けると逆効果だろうな。
要するに孤児達は自分の魔力を見失っているのだろう。
精神感応エネルギーの味を固定すればいい。
やってみるか。
孤児の一人に実験する事に同意してもらった。
同意の条件は金だ。
気は進まないが、仕方ない。
「俺が死んだら妹にお金を渡してくれ」
「約束するよ。じゃあやるぞ。契約魔法、精神感応エネルギーの味を固定するのを許可する」
ふぅ、どうなるかと思ったが爆発はしなかった。
子供もぴんぴんしている。
二時間経っても子供の魔力量は変わらない。
成功だな。
契約魔法で精神感応エネルギーという言葉を喋れないようにした。
魔力の真実に近づく者が現れないようにするためだ。
孤児の中から魔力の真実に気がつく者が現れたらその時は俺が後始末すると誓った。
「終わったよ」
「こっちもアルヴァルの始末は終わった。まだ実験の書類の行方が分からないが、捜査で明らかになるだろう。今、聖騎士を総動員している」
結局、あの刺客は現れなかった。
アルヴァルの護衛ではなかったようだ。
やはり俺の推測通りか。
闇ギルド総元締めの権限が俺にあるようだ。
宿に帰るとゴーレム騎士団の人間が戦闘準備に入っていた。
「どうした」
「申し訳ありません。リリオがさらわれました。これをさらった人間が残していきました」
残したと思われる言伝を見ると人質を返してほしくば、フィル貴様が一人で来いとある。
「怪我人は出なかったのか」
「ええ、護衛は全て一撃の下に気絶させられました」
「そうか、依頼にはない殺しはしない主義なのだろうな。俺が一人で行く。手出しするなよ」
俺は一人で決闘に出向く事になった。
0
お気に入りに追加
235
あなたにおすすめの小説

ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。

さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる