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第2章 Sランク成り上がり編
第45話 死魔法
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ゴーレムポーションは受け入れないと効果を発揮しない。
魔石ポーションも同じで、更に治癒魔法と一緒だ。
性能は治癒魔法より良いと思う。
問題なのは俺が治癒魔法師として働きたくないところだ。
そうだ、毒ポーションが作れるのだったら、毒ゴーレムポーションも作れるはず。
だけど受け入れないと効果を発揮しない攻撃なんて価値が無い。
ポーションは何故、意志に関係なく使えるのだろう。
そこを解明すればもの凄く便利だ。
ライタにその事を相談すると。
『魔力の型を誤魔化しているんだろう』
「それだと、どうすれば」
『魔力変質で魔力の色を変えられないかな』
「なるほど」
自然界にある魔力は白だから、それに変えればいいのかな。
魔石ポーションを改良に掛かる。
ポーションを作った後にスキルで魔力の色を白に変えようとした。
結果、色々な色に変わるのだが、簡単に白くならない。
色を変えようとするから難しいんだというライタの提案を受け入れる。
魔力走査で自然の魔力のイメージを読み取って魔力変質でイメージを貼り付けた。
やった成功した。
さっそくリンナの工房にできたポーションを持って行くことにした。
「こんちは」
ノックをして声をかけたが、返事はない。
また調合に夢中になっているのか。
「新しいポーションができたから持って来たぞ」
「えっなに、なに見せて」
リンナは俺の言葉に即座に反応した。
「魔石ポーションの改良版だ。試して欲しい」
「どこが違うの」
「普通のポーションと同じように病人の許可がいらない」
「すごいじゃない」
「それほどでも」
「作り方は教えてもらえるの」
「駄目だな。普通の人には作れない」
「けちね。そうそう、魔石ポーションすごい評判よ」
「悪い評判じゃなきゃ良いけど」
「こんなに安く売られたらポーション職人はやっていけないとの声もあるけど。マリリの所は薬草も安く売っているでしょ。だから、評判はとんとんね」
「何か考えた方が良いかな」
「疫病治療ポーションしか作らないのだったら、気にする必要は無いと思うわ」
「そうだな、同じ手間で安いポーション作ってもな」
「でも、その方法で安いポーションとか作る人が出現するかも。もっと安く作れるように、薬草の人工栽培が私にもできればなぁ」
「後で、考えてみるよ」
リンナの工房を後にして荒野でゴーレムポーションの改良をする。
魔力ゴーレムを毒の性質に変え魔力の色を白くする。
魔力を送ってしまうと魔力の色が混ざり調整のやり直しだ。
魔力を吸い取ると毒の魔力が俺に吸収され命の危機になる。
慎重に扱わなければ。
毒ゴーレムポーションってなんか格好悪いな。
そうだ死魔法にしよう。
一撃必殺の死魔法。
なんとなく格好良い気がする。
死魔法は魔獣相手に試す事にする。
見つけた魔獣はベノムスコーピオンだった。
紫の3メートラの身体が毒々しい。
こいつは毒持ちだから毒には耐性があるだろうから、試すにはちょうど良い。
はさみを盛んに振り上げてこちらを威嚇しながら、尾の毒針で刺そうと隙を窺っている。
ちょっと攻撃方法に興味があったので銃魔法を撃つ。
金属の弾丸はべちゃと溶けてベノムスコーピオンの身体に張り付いた。
溶解のスキルも案外厄介だな。
土魔法のつぶてを撃つがこれも溶かされた。
火魔法を撃つとこれは溶かされない。
体表で爆発を起こした。
弱点は土魔法以外の魔法だな。
もう充分なので魔力ゴーレム一体を死魔法に変えてベノムスコーピオンに突っ込ませる。
死魔法は吸い込まれていき、ベノムスコーピオンは息絶えた。
成功だ。
問題は魔法防御なんだよな。
ポーションは魔法防御をすり抜けるらしい。
この攻撃が魔法防御無効なら嬉しいのだが。
確か荒野の魔法防御持ちはデリートアルマジロだよな。
死魔法の実戦を兼ねてデリートアルマジロを探す。
見つかったのはオーガだった。
恐ろしい勢いで走ってくる。
こいつの攻撃方法は分かっている。
殴る蹴るが主攻撃で恐ろしいのは皮膚感覚だ。
先読みに近い皮膚感覚を駆使した攻撃は巧みで、魔法はことごとく避けられるか叩き潰される。
だが、一度に多数の魔法で攻撃すると対処できないのが弱点だ。
熟練の戦士なら剣だけでも渡り合える。
そして、迎え撃った死魔法で死に、つんのめり転がって土ぼこりを上げた。
死魔法は皮膚感覚ではさけられないか。
魔力は見えないしな。
次の魔獣はヘヴィライノだった。
5メートラの巨体を持つサイの魔獣で重力を操る。
確かにヘヴィライノの重力魔法に捕まったゴーレムの動きは鈍い。
しかし、死魔法には重力の結界も関係ない。
死魔法は巨体に吸い込まれていきヘヴィライノは地べたに転がった。
次でやっと目当てのデリートアルマジロを見つけた。
死魔法発動だ。
死のゴーレムが音もなくデリートアルマジロに忍び寄る。
体表近くで吸い込まれるように消えた。
んっ、どっちだ。
効果を発揮したのか。
ゴーレムが剣でデリートアルマジロを突くとぴくりとも動かない。
ドラゴンも必殺できる攻撃かぁ。
恐ろしい物を作ってしまった気がする。
よほどの事がない限り使わない事にしよう。
俺は魔石ポーションや簡易魔道具を作る日々を送り、三日に一日だけ荒野に魔獣を狩りに行く事にしている。
ちなみに、改良した魔石ポーションは相手の意思に関係なく効果を発揮した。
死魔法だが、意外な事が分かった。
毒が死んだ魔獣に残らないのだ。
どうやら魔法と一緒で制御を解かれると普通の魔力に戻ってしまうらしい。
素材で儲かる分には構わない。
それと雑草を薬草に変える工程を一般の人にもできる方法を考え付いた。
その方法は魔法防御で結界を作って魔力を封じ込めて魔力放出を使う。
試すには魔力放出スキルを持った人間が十人ぐらい要るだろう。
魔力量はほどほどで構わないのだが。
誰か口の堅くて実験に協力してくれる人が居ないだろうか。
切羽詰った問題ではないから気長に探そう。
冒険者ギルドの依頼もそれなりの数をこなしたある日の事。
緊急を知らせる鐘の音がギルド内に響き渡った。
魔石ポーションも同じで、更に治癒魔法と一緒だ。
性能は治癒魔法より良いと思う。
問題なのは俺が治癒魔法師として働きたくないところだ。
そうだ、毒ポーションが作れるのだったら、毒ゴーレムポーションも作れるはず。
だけど受け入れないと効果を発揮しない攻撃なんて価値が無い。
ポーションは何故、意志に関係なく使えるのだろう。
そこを解明すればもの凄く便利だ。
ライタにその事を相談すると。
『魔力の型を誤魔化しているんだろう』
「それだと、どうすれば」
『魔力変質で魔力の色を変えられないかな』
「なるほど」
自然界にある魔力は白だから、それに変えればいいのかな。
魔石ポーションを改良に掛かる。
ポーションを作った後にスキルで魔力の色を白に変えようとした。
結果、色々な色に変わるのだが、簡単に白くならない。
色を変えようとするから難しいんだというライタの提案を受け入れる。
魔力走査で自然の魔力のイメージを読み取って魔力変質でイメージを貼り付けた。
やった成功した。
さっそくリンナの工房にできたポーションを持って行くことにした。
「こんちは」
ノックをして声をかけたが、返事はない。
また調合に夢中になっているのか。
「新しいポーションができたから持って来たぞ」
「えっなに、なに見せて」
リンナは俺の言葉に即座に反応した。
「魔石ポーションの改良版だ。試して欲しい」
「どこが違うの」
「普通のポーションと同じように病人の許可がいらない」
「すごいじゃない」
「それほどでも」
「作り方は教えてもらえるの」
「駄目だな。普通の人には作れない」
「けちね。そうそう、魔石ポーションすごい評判よ」
「悪い評判じゃなきゃ良いけど」
「こんなに安く売られたらポーション職人はやっていけないとの声もあるけど。マリリの所は薬草も安く売っているでしょ。だから、評判はとんとんね」
「何か考えた方が良いかな」
「疫病治療ポーションしか作らないのだったら、気にする必要は無いと思うわ」
「そうだな、同じ手間で安いポーション作ってもな」
「でも、その方法で安いポーションとか作る人が出現するかも。もっと安く作れるように、薬草の人工栽培が私にもできればなぁ」
「後で、考えてみるよ」
リンナの工房を後にして荒野でゴーレムポーションの改良をする。
魔力ゴーレムを毒の性質に変え魔力の色を白くする。
魔力を送ってしまうと魔力の色が混ざり調整のやり直しだ。
魔力を吸い取ると毒の魔力が俺に吸収され命の危機になる。
慎重に扱わなければ。
毒ゴーレムポーションってなんか格好悪いな。
そうだ死魔法にしよう。
一撃必殺の死魔法。
なんとなく格好良い気がする。
死魔法は魔獣相手に試す事にする。
見つけた魔獣はベノムスコーピオンだった。
紫の3メートラの身体が毒々しい。
こいつは毒持ちだから毒には耐性があるだろうから、試すにはちょうど良い。
はさみを盛んに振り上げてこちらを威嚇しながら、尾の毒針で刺そうと隙を窺っている。
ちょっと攻撃方法に興味があったので銃魔法を撃つ。
金属の弾丸はべちゃと溶けてベノムスコーピオンの身体に張り付いた。
溶解のスキルも案外厄介だな。
土魔法のつぶてを撃つがこれも溶かされた。
火魔法を撃つとこれは溶かされない。
体表で爆発を起こした。
弱点は土魔法以外の魔法だな。
もう充分なので魔力ゴーレム一体を死魔法に変えてベノムスコーピオンに突っ込ませる。
死魔法は吸い込まれていき、ベノムスコーピオンは息絶えた。
成功だ。
問題は魔法防御なんだよな。
ポーションは魔法防御をすり抜けるらしい。
この攻撃が魔法防御無効なら嬉しいのだが。
確か荒野の魔法防御持ちはデリートアルマジロだよな。
死魔法の実戦を兼ねてデリートアルマジロを探す。
見つかったのはオーガだった。
恐ろしい勢いで走ってくる。
こいつの攻撃方法は分かっている。
殴る蹴るが主攻撃で恐ろしいのは皮膚感覚だ。
先読みに近い皮膚感覚を駆使した攻撃は巧みで、魔法はことごとく避けられるか叩き潰される。
だが、一度に多数の魔法で攻撃すると対処できないのが弱点だ。
熟練の戦士なら剣だけでも渡り合える。
そして、迎え撃った死魔法で死に、つんのめり転がって土ぼこりを上げた。
死魔法は皮膚感覚ではさけられないか。
魔力は見えないしな。
次の魔獣はヘヴィライノだった。
5メートラの巨体を持つサイの魔獣で重力を操る。
確かにヘヴィライノの重力魔法に捕まったゴーレムの動きは鈍い。
しかし、死魔法には重力の結界も関係ない。
死魔法は巨体に吸い込まれていきヘヴィライノは地べたに転がった。
次でやっと目当てのデリートアルマジロを見つけた。
死魔法発動だ。
死のゴーレムが音もなくデリートアルマジロに忍び寄る。
体表近くで吸い込まれるように消えた。
んっ、どっちだ。
効果を発揮したのか。
ゴーレムが剣でデリートアルマジロを突くとぴくりとも動かない。
ドラゴンも必殺できる攻撃かぁ。
恐ろしい物を作ってしまった気がする。
よほどの事がない限り使わない事にしよう。
俺は魔石ポーションや簡易魔道具を作る日々を送り、三日に一日だけ荒野に魔獣を狩りに行く事にしている。
ちなみに、改良した魔石ポーションは相手の意思に関係なく効果を発揮した。
死魔法だが、意外な事が分かった。
毒が死んだ魔獣に残らないのだ。
どうやら魔法と一緒で制御を解かれると普通の魔力に戻ってしまうらしい。
素材で儲かる分には構わない。
それと雑草を薬草に変える工程を一般の人にもできる方法を考え付いた。
その方法は魔法防御で結界を作って魔力を封じ込めて魔力放出を使う。
試すには魔力放出スキルを持った人間が十人ぐらい要るだろう。
魔力量はほどほどで構わないのだが。
誰か口の堅くて実験に協力してくれる人が居ないだろうか。
切羽詰った問題ではないから気長に探そう。
冒険者ギルドの依頼もそれなりの数をこなしたある日の事。
緊急を知らせる鐘の音がギルド内に響き渡った。
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