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第7章 魔王大戦編
第394話 スケルトンの活動と、交易品と、魔貨
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リッチの領域をクリアと二人旅。
クリアは例の原初の草の種を蒔きながら歩いている。
緑がないのが我慢ならないのだろう。
迷い込んだのかトラ型のモンスターがうろついていた。
モンスターはスケルトンと交戦中。
爆発する槍を投げつけられて満身創痍。
歩けなくなったところで、スケルトンに手をかざされ、何かを吸い取られていく。
やがて、モンスターは死んだようだ。
爆発する槍は強いな。
普通のモンスターなら勝てないのだろう。
しばらく進むとモンスターの骨が野ざらしにされていた。
そこに籠を背負ったスケルトンが現れ、骨と魔石を採取していく。
たぶんスケルトンの材料だろう。
リッチは侵略する意図はなさそうだ。
縄張りを守るだけで満足しているのが見て取れた。
「リッチが欲するものってなんだろう?」
「スケルトンが手をかざして吸い取ってたエネルギーってなにかな」
「たぶんだけど、スケルトンの活動から考えるに魔力だと思う」
「魔道具は魔力を作り出せないからね」
「魔法陣なら出来るけどね。太陽光を魔力エネルギーに変えるシステムがある」
「それを持って来たら、リッチが喜ぶかも。草から魔力を吸い取るのじゃなくて、荒野を緑の地に変えてほしいな」
交易することになったら交易品に付け加えよう。
作り方はオルタネイトが握っているから、リッチがそれを利用して侵略戦争を始める危険もないだろう。
魔法陣の塗料の作り方を探るのは容易ではない。
「その他にはないかな。交易の隊商が到着するまでに時間はある」
「リッチの考えが間違っているわ。森と共に生きないと」
「リッチに畑でもやらすか。いや、そこは入植した獣人の出番かな」
「世話をすれば緑は応えてくれる」
農業と畜産ね。
獣人にやらせないと。
リッチとしたら、魔力を持っている奴はみんな餌なんだろうな。
共存という考えを持たせないと。
獣人だってスケルトンに魔力を注ぐことは出来る。
交易なら、魔力を売るって手もあるな。
獣人の魔力なら余っているし、スライダー国も使わない人は余っている。
ディッブで作った闘貨みたいな物を作るか。
ただリッチ側からの輸出品がないんだよな。
ああ、肝心なことが抜け落ちていた。
スケルトンは金になる。
骨が不気味なら木で作れば良い。
簡単な命令を聞かせられるのなら、農作業とか製造業で役に立つ。
うんうん、とてもいいぞ。
もちろん、俺でも簡単なロボットみたいなのは作れる。
だが、スケルトンほど見事じゃない。
ノウハウの蓄積は馬鹿にできないからな。
「あと、2つぐらいリッチ側の交易品が欲しい所だが」
「ふむ、スケルトンは寝ないで作業できるのだろう。そしておそらく間違わない。工芸品とかで、そういうのが必要な作業があるだろうさ」
焼き物も、長い時間火を見ないといけないと聞いたことがある。
そういうのを探せばいいか。
「スケルトンの有効利用を考えるのが吉か。ここって、何も採れないのかな。鉱脈とか存在してそうだけど」
「魔法で探せば、良いだろう」
鉱脈の利用は追々だな。
いま鉱脈を発見するとややこしいことになりそうだ。
貴金属の鉱脈とか、宝石の鉱脈なんか見つかったら戦争の火種になりかねない。
人間の欲深さはよく知っている。
工場をここに作って何かスケルトンに生産させたいな。
そうだ。
紙を作らせよう。
ここには木はないが周りは木が溢れている。
スケルトンぐらい動ければ、紙漉きぐらいこなすだろう。
それと工業製品だ。
スケルトンがロボットみたいに動くのなら、色々な部品が寸分たがわずできるに違いない。
科学技術が一気に進むな。
それが良いのか悪いのか分からない。
銃とか武器を作らなければいいのだが。
これはリッチと話して、彼の考えを聞かなきゃ判断できない。
とりあえず闘貨は魔貨という名前にして獣人に作らそう。
獣人は魔道具を作らないから、魔石は余っている。
import magic
magic stone=[]*10 # 魔石
transform_coin(magic_stone) # 魔石をコインの形に
これで形を作ってと。
import magic
magic stone=[]*10 # 魔石
if magic_power_ck(magic stone) < 100: # 魔力が100以下なら
magic_power_in(magic stone) # 魔力を入れる
else: # 魔力が満ちていれば
mp=light() # 光らせる
中に入れる呪文はこんな感じだ。
俺はリッチへのお土産にそれを幾つか作った。
クリアは例の原初の草の種を蒔きながら歩いている。
緑がないのが我慢ならないのだろう。
迷い込んだのかトラ型のモンスターがうろついていた。
モンスターはスケルトンと交戦中。
爆発する槍を投げつけられて満身創痍。
歩けなくなったところで、スケルトンに手をかざされ、何かを吸い取られていく。
やがて、モンスターは死んだようだ。
爆発する槍は強いな。
普通のモンスターなら勝てないのだろう。
しばらく進むとモンスターの骨が野ざらしにされていた。
そこに籠を背負ったスケルトンが現れ、骨と魔石を採取していく。
たぶんスケルトンの材料だろう。
リッチは侵略する意図はなさそうだ。
縄張りを守るだけで満足しているのが見て取れた。
「リッチが欲するものってなんだろう?」
「スケルトンが手をかざして吸い取ってたエネルギーってなにかな」
「たぶんだけど、スケルトンの活動から考えるに魔力だと思う」
「魔道具は魔力を作り出せないからね」
「魔法陣なら出来るけどね。太陽光を魔力エネルギーに変えるシステムがある」
「それを持って来たら、リッチが喜ぶかも。草から魔力を吸い取るのじゃなくて、荒野を緑の地に変えてほしいな」
交易することになったら交易品に付け加えよう。
作り方はオルタネイトが握っているから、リッチがそれを利用して侵略戦争を始める危険もないだろう。
魔法陣の塗料の作り方を探るのは容易ではない。
「その他にはないかな。交易の隊商が到着するまでに時間はある」
「リッチの考えが間違っているわ。森と共に生きないと」
「リッチに畑でもやらすか。いや、そこは入植した獣人の出番かな」
「世話をすれば緑は応えてくれる」
農業と畜産ね。
獣人にやらせないと。
リッチとしたら、魔力を持っている奴はみんな餌なんだろうな。
共存という考えを持たせないと。
獣人だってスケルトンに魔力を注ぐことは出来る。
交易なら、魔力を売るって手もあるな。
獣人の魔力なら余っているし、スライダー国も使わない人は余っている。
ディッブで作った闘貨みたいな物を作るか。
ただリッチ側からの輸出品がないんだよな。
ああ、肝心なことが抜け落ちていた。
スケルトンは金になる。
骨が不気味なら木で作れば良い。
簡単な命令を聞かせられるのなら、農作業とか製造業で役に立つ。
うんうん、とてもいいぞ。
もちろん、俺でも簡単なロボットみたいなのは作れる。
だが、スケルトンほど見事じゃない。
ノウハウの蓄積は馬鹿にできないからな。
「あと、2つぐらいリッチ側の交易品が欲しい所だが」
「ふむ、スケルトンは寝ないで作業できるのだろう。そしておそらく間違わない。工芸品とかで、そういうのが必要な作業があるだろうさ」
焼き物も、長い時間火を見ないといけないと聞いたことがある。
そういうのを探せばいいか。
「スケルトンの有効利用を考えるのが吉か。ここって、何も採れないのかな。鉱脈とか存在してそうだけど」
「魔法で探せば、良いだろう」
鉱脈の利用は追々だな。
いま鉱脈を発見するとややこしいことになりそうだ。
貴金属の鉱脈とか、宝石の鉱脈なんか見つかったら戦争の火種になりかねない。
人間の欲深さはよく知っている。
工場をここに作って何かスケルトンに生産させたいな。
そうだ。
紙を作らせよう。
ここには木はないが周りは木が溢れている。
スケルトンぐらい動ければ、紙漉きぐらいこなすだろう。
それと工業製品だ。
スケルトンがロボットみたいに動くのなら、色々な部品が寸分たがわずできるに違いない。
科学技術が一気に進むな。
それが良いのか悪いのか分からない。
銃とか武器を作らなければいいのだが。
これはリッチと話して、彼の考えを聞かなきゃ判断できない。
とりあえず闘貨は魔貨という名前にして獣人に作らそう。
獣人は魔道具を作らないから、魔石は余っている。
import magic
magic stone=[]*10 # 魔石
transform_coin(magic_stone) # 魔石をコインの形に
これで形を作ってと。
import magic
magic stone=[]*10 # 魔石
if magic_power_ck(magic stone) < 100: # 魔力が100以下なら
magic_power_in(magic stone) # 魔力を入れる
else: # 魔力が満ちていれば
mp=light() # 光らせる
中に入れる呪文はこんな感じだ。
俺はリッチへのお土産にそれを幾つか作った。
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