361 / 409
閑話集 その2
第360話 ぬいぐるみと、遠隔操作と、星に帰ったぬいぐるみ
しおりを挟む
Side:ラム
わたしラム、6歳。
九つ年の離れたロムお兄ちゃんがいる。
ロムお兄ちゃん元気かなぁ。
この間、そのロムお兄ちゃんが、クラッド商会の魔道具引換券を送ってきた。
「お母さん、この引換券、わたしにちょうだい」
「家の手伝いをこれから毎日するのよ」
「するする」
引換券を握り締め、クラッド商会にやってきた。
お目当ての『お世話します』はクラッド商会に売っている。
『お世話します』は幻で出来たペットを、星に帰るまでお世話するの。
魔道具に住み着くペットがどれも可愛くて好き。
『お世話します』は本当に欲しかったんだぁ。
『お世話します』のコーナーにいくと玉子型の魔道具が山と積まれている。
どれにしようかなぁ。
ふと、『お世話します』のグッズコーナーという物があるのに気づいた。
色々な雑貨を売っている。
心が引かれたけど、魔道具の引換券だから、これは買えない。
待ってて、後で必ずうちの子にするから。
いけない、いけない。
『お世話します』だけに集中しないと。
魔道具のコーナーに戻る途中、ぬいぐるみに目が留まった。
動く魔導ぬいぐるみとある。
これも魔道具なのかな。
積まれたぬいぐるみの一部がもぞもぞと動く。
現れたのは子犬のぬいぐるみ。
匂いを嗅ぐ仕草をして、鼻をすんすんしている。
わたしのハートは撃ち抜かれた。
これほしい、うちの子にする。
動くぬいぐるみを脇に抱え、清算カウンターに早足で歩いた。
脇に抱えたぬいぐるみはジタバタしていて凄く可愛い。
カウンターに行ってぬいぐるみと引換券を置く。
「お客さん困ります。購入前の商品を勝手に起動して頂いては」
「手を触れる前に動いていたもん」
「きっと前の客が起動したのね。お試しコーナーもあるのに。今度から徹底させないと。ごめんね。あなたは悪くないわ。不快な思いをさせたお詫びに。キャリーバッグをサービスしますね」
「お姉さんありがと」
バッグに子犬のぬいぐるみを入れる。
バッグの中が気に入ってくれたみたい。
ぬいぐるみは頭だけちょこんと顔をだして、キョロキョロしていた。
「へんね。あんな動作はあったかしら」
「お腹すいてるよね」
わたしはポケットのクッキーを子犬のぬいぐるみに差し出した。
ぬいぐるみは匂いを嗅いで、クッキーをわたしの手ごと食べた。
歯が布なので全然痛くない。
クッキーを食べてぬいぐるみは嬉しそうだった。
そうだ名前を付けてあげないと。
早そうだから『フラッシュ』にしよう。
「あなたは今から、フラッシュよ」
「わふっ」
わたしはフラッシュの頭を撫でた。
「わふっわふっ」
フラッシュは歯をむき出しにして、喜んだ。
この仕草も可愛い。
「お客様、その商品は不具合があるようです。動くぬいぐるみは物を食べたりしません。たぶん不具合でしょう。いまのままだと悪戯したり酷い事になるかも知れません。交換をお薦めします」
「いやだ。フラッシュが良い」
「そうですか。不良品の交換はいつでも受け付けております」
「じゃあ、行くね」
フラッシュを取られてたまるものですか。
家に帰るとフラッシュを部屋に放した。
フラッシュは凄い勢いで家具の陰に入った。
隅の方が好きなのね。
フラッシュはせわしなく動いた。
見ていて飽きない。
お母さんに貰った説明書を読んでもらう。
定期的に、魔石へ魔力を注がないといけないらしい。
『お世話します』で予習しているから、それぐらい楽勝よ。
『汚れたら当店へお持ちください』と書いてあるとお母さんがいう。
いやよ。
そうなったら、フラッシュは連れて行かれてしまう。
なんとなくそう思った。
フラッシュは壁を齧る様子を見せたり、近寄ると歯をむき出しにして声を立てた。
どの仕草も可愛い。
一番可愛いのはクッキーを食べるところかな。
この時だけは一心不乱だ。
撫でても暴れないようになった。
クッキーを食べさせると、フラッシュを洗うのと、床を掃除するのが大変。
でも、これがお世話する楽しみなのね。
『お世話します』が大人気なのが分かった。
そして、ある日。
パタリとフラッシュが倒れた。
魔石の魔力を注いだのに反応がない。
「嫌だ。フラッシュ、お星さまに帰らないで」
「故障したのかもね。お店にもっていきましょう」
お母さんに言われて仕方なくクラッド商会にフラッシュを連れて行った。
「フラッシュが星に帰っちゃった」
サービスカウンターに動かなくなったフラッシュを置く。
「ええと、みてみるわね。これは」
お姉さんは、何かを確認すると人を呼んだ。
1時間ほど待たされて、お兄ちゃんと同じぐらいの人がやってきた。
「助かったよ。商品に紛れて分からなくなっちゃったんだ」
「フラッシュはお星さまからもう帰って来ないの」
「うーん」
「タイト、この子が可哀想。元に戻してあげようよ」
タイトと呼ばれた人と一緒に来たお姉さんがそう言ってくれた。
「でも、このぬいぐるみを遠隔操作しているネズミのモンスターもいずれは死ぬよ」
「それは仕方ないんじゃない」
「分かったよ。元にもどそう」
「フラッシュはお星さまから、帰ってくるのね」
「まあね。今回は遠隔操作の魔道具を再接続すれば良いだけだけど、いつかは星に帰るんだ」
「分かった。それまで一杯お世話する」
年月が経ち、フラッシュは何度も毛皮を張り替えたりした。
さらに年月が経ち、フラッシュはだんだんと動きが鈍くなった。
結局、フラッシュは8年も生きた。
ぐすん。
私にもこれがどういうぬいぐるみか分かった。
モンスターが魔道具で操っていたのね。
私はタイトさんに会いに行って、本物のフラッシュと最後のお別れをした。
本物のフラッシュの亡骸の横にぬいぐるみを供える。
「【火炎】」
タイトさんの魔法で、亡骸が灰になる。
「うわー。フラッシュ」
子供みたいに泣いてしまった。
「フラッシュは帰って来ないけど。フラッシュの子孫ならいるよ。どうする?」
泣き止んだ私にタイトさんがそう言った。
「いえ、いいです。フラッシュはもうお星さまにかえりました。代わりなどいません」
「モンスターにぬいぐるみを遠隔操作させるのはもう辞める事にするよ。もともと乗り気じゃなかったんだ。人間がゴーレムみたいなのを遠隔操作するための実験で、安全性が確認出来たらすぐに辞めるつもりだった。傷つけるつもりはなかった」
「フラッシュは良い家族でした。今までありがとうございます。モンスターのフラッシュがこんなに長生き出来たのはタイトさんのおかげだと思います。あれを貰って良いですか」
わたしが指差した先には燃え残った魔石がある。
「あれ? ああ、魔石か。持っていっていいよ」
「この魔石で、動くぬいぐるみを作ろうと思います」
クラッド商会に行って特注の動くぬいぐるみを作ってもらった。
動くぬいぐるみを見ているとたまに変な動作をする事がある。
壁を引っかいたり、クッキーを食べたり、歯をむき出しにして威嚇したり。
きっと、フラッシュがお星さまから遠隔操作して、語り掛けてきているのね。
そう思う事にした。
わたしラム、6歳。
九つ年の離れたロムお兄ちゃんがいる。
ロムお兄ちゃん元気かなぁ。
この間、そのロムお兄ちゃんが、クラッド商会の魔道具引換券を送ってきた。
「お母さん、この引換券、わたしにちょうだい」
「家の手伝いをこれから毎日するのよ」
「するする」
引換券を握り締め、クラッド商会にやってきた。
お目当ての『お世話します』はクラッド商会に売っている。
『お世話します』は幻で出来たペットを、星に帰るまでお世話するの。
魔道具に住み着くペットがどれも可愛くて好き。
『お世話します』は本当に欲しかったんだぁ。
『お世話します』のコーナーにいくと玉子型の魔道具が山と積まれている。
どれにしようかなぁ。
ふと、『お世話します』のグッズコーナーという物があるのに気づいた。
色々な雑貨を売っている。
心が引かれたけど、魔道具の引換券だから、これは買えない。
待ってて、後で必ずうちの子にするから。
いけない、いけない。
『お世話します』だけに集中しないと。
魔道具のコーナーに戻る途中、ぬいぐるみに目が留まった。
動く魔導ぬいぐるみとある。
これも魔道具なのかな。
積まれたぬいぐるみの一部がもぞもぞと動く。
現れたのは子犬のぬいぐるみ。
匂いを嗅ぐ仕草をして、鼻をすんすんしている。
わたしのハートは撃ち抜かれた。
これほしい、うちの子にする。
動くぬいぐるみを脇に抱え、清算カウンターに早足で歩いた。
脇に抱えたぬいぐるみはジタバタしていて凄く可愛い。
カウンターに行ってぬいぐるみと引換券を置く。
「お客さん困ります。購入前の商品を勝手に起動して頂いては」
「手を触れる前に動いていたもん」
「きっと前の客が起動したのね。お試しコーナーもあるのに。今度から徹底させないと。ごめんね。あなたは悪くないわ。不快な思いをさせたお詫びに。キャリーバッグをサービスしますね」
「お姉さんありがと」
バッグに子犬のぬいぐるみを入れる。
バッグの中が気に入ってくれたみたい。
ぬいぐるみは頭だけちょこんと顔をだして、キョロキョロしていた。
「へんね。あんな動作はあったかしら」
「お腹すいてるよね」
わたしはポケットのクッキーを子犬のぬいぐるみに差し出した。
ぬいぐるみは匂いを嗅いで、クッキーをわたしの手ごと食べた。
歯が布なので全然痛くない。
クッキーを食べてぬいぐるみは嬉しそうだった。
そうだ名前を付けてあげないと。
早そうだから『フラッシュ』にしよう。
「あなたは今から、フラッシュよ」
「わふっ」
わたしはフラッシュの頭を撫でた。
「わふっわふっ」
フラッシュは歯をむき出しにして、喜んだ。
この仕草も可愛い。
「お客様、その商品は不具合があるようです。動くぬいぐるみは物を食べたりしません。たぶん不具合でしょう。いまのままだと悪戯したり酷い事になるかも知れません。交換をお薦めします」
「いやだ。フラッシュが良い」
「そうですか。不良品の交換はいつでも受け付けております」
「じゃあ、行くね」
フラッシュを取られてたまるものですか。
家に帰るとフラッシュを部屋に放した。
フラッシュは凄い勢いで家具の陰に入った。
隅の方が好きなのね。
フラッシュはせわしなく動いた。
見ていて飽きない。
お母さんに貰った説明書を読んでもらう。
定期的に、魔石へ魔力を注がないといけないらしい。
『お世話します』で予習しているから、それぐらい楽勝よ。
『汚れたら当店へお持ちください』と書いてあるとお母さんがいう。
いやよ。
そうなったら、フラッシュは連れて行かれてしまう。
なんとなくそう思った。
フラッシュは壁を齧る様子を見せたり、近寄ると歯をむき出しにして声を立てた。
どの仕草も可愛い。
一番可愛いのはクッキーを食べるところかな。
この時だけは一心不乱だ。
撫でても暴れないようになった。
クッキーを食べさせると、フラッシュを洗うのと、床を掃除するのが大変。
でも、これがお世話する楽しみなのね。
『お世話します』が大人気なのが分かった。
そして、ある日。
パタリとフラッシュが倒れた。
魔石の魔力を注いだのに反応がない。
「嫌だ。フラッシュ、お星さまに帰らないで」
「故障したのかもね。お店にもっていきましょう」
お母さんに言われて仕方なくクラッド商会にフラッシュを連れて行った。
「フラッシュが星に帰っちゃった」
サービスカウンターに動かなくなったフラッシュを置く。
「ええと、みてみるわね。これは」
お姉さんは、何かを確認すると人を呼んだ。
1時間ほど待たされて、お兄ちゃんと同じぐらいの人がやってきた。
「助かったよ。商品に紛れて分からなくなっちゃったんだ」
「フラッシュはお星さまからもう帰って来ないの」
「うーん」
「タイト、この子が可哀想。元に戻してあげようよ」
タイトと呼ばれた人と一緒に来たお姉さんがそう言ってくれた。
「でも、このぬいぐるみを遠隔操作しているネズミのモンスターもいずれは死ぬよ」
「それは仕方ないんじゃない」
「分かったよ。元にもどそう」
「フラッシュはお星さまから、帰ってくるのね」
「まあね。今回は遠隔操作の魔道具を再接続すれば良いだけだけど、いつかは星に帰るんだ」
「分かった。それまで一杯お世話する」
年月が経ち、フラッシュは何度も毛皮を張り替えたりした。
さらに年月が経ち、フラッシュはだんだんと動きが鈍くなった。
結局、フラッシュは8年も生きた。
ぐすん。
私にもこれがどういうぬいぐるみか分かった。
モンスターが魔道具で操っていたのね。
私はタイトさんに会いに行って、本物のフラッシュと最後のお別れをした。
本物のフラッシュの亡骸の横にぬいぐるみを供える。
「【火炎】」
タイトさんの魔法で、亡骸が灰になる。
「うわー。フラッシュ」
子供みたいに泣いてしまった。
「フラッシュは帰って来ないけど。フラッシュの子孫ならいるよ。どうする?」
泣き止んだ私にタイトさんがそう言った。
「いえ、いいです。フラッシュはもうお星さまにかえりました。代わりなどいません」
「モンスターにぬいぐるみを遠隔操作させるのはもう辞める事にするよ。もともと乗り気じゃなかったんだ。人間がゴーレムみたいなのを遠隔操作するための実験で、安全性が確認出来たらすぐに辞めるつもりだった。傷つけるつもりはなかった」
「フラッシュは良い家族でした。今までありがとうございます。モンスターのフラッシュがこんなに長生き出来たのはタイトさんのおかげだと思います。あれを貰って良いですか」
わたしが指差した先には燃え残った魔石がある。
「あれ? ああ、魔石か。持っていっていいよ」
「この魔石で、動くぬいぐるみを作ろうと思います」
クラッド商会に行って特注の動くぬいぐるみを作ってもらった。
動くぬいぐるみを見ているとたまに変な動作をする事がある。
壁を引っかいたり、クッキーを食べたり、歯をむき出しにして威嚇したり。
きっと、フラッシュがお星さまから遠隔操作して、語り掛けてきているのね。
そう思う事にした。
18
お気に入りに追加
1,139
あなたにおすすめの小説
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる