276 / 409
第5章 魔戦士編
第276話 ダンスパーティと、平常運転と、何事も起こらず
しおりを挟む
今日はダンスパーティ。
ダンスパーティは事件の予感しかない。
俺も馬鹿じゃないから、警備を増やすようにランシェに言った。
打てる手としてはこんなものだろう。
『タイト・マイラ結婚記念ホール』でパーティは行われた。
マイラの手を取ってダンスする。
次はセレンだ。
レクティ、リニアと踊ってまたマイラに戻る。
これはきつい。
リッツはソレノと踊った後にトレンと踊っている。
ベークはラチェッタと1回、踊ったきりだ。
ベスとコネクタは、いやいや兄妹で踊っている。
すれ違った時に怨嗟のつぶやきが聞こえた。
文句言う前に恋人を作れば良いんだよ。
ベスとコネクタは別のパートナーを探しにいったようだ。
その後に踊った気配がないので撃沈したんだろう。
婚約者がいると、別の人間と踊ると醜聞が立ったりする。
そこまで考えたりしなくても良いのに。
事実、社交界では色々な人と踊ったりする。
まあ、思春期は色々とあるのだろうな。
婚約してない人が踊ると婚約説が流れるのもどうかと思う。
学生はその手の話が好きで、学園中に噂がすぐ広まるのがいけないのだろうが、こういうのが青春なんだろうと思う。
俺は婚約者以外とは踊らない。
マイラが喧嘩しそうだからだ。
「タイト、しんどそう」
マイラがダンスしながら俺を気遣った。
「そう思うなら、周回を止めろよ」
「だって、タイトがフリーになると虫が寄って来るから」
「もう限界だ。お話タイムにしよう」
「終わりまで踊らないのは不作法よ」
「でもスラムの人間は法なんて気にしないだろう」
「うん、法は破るためにある。スラムの鉄則」
俺とマイラはダンスを中断して、他の婚約者を探した。
「タイトぅ、ラチェッタがもう踊らないんだって」
ベークが半泣きでそう言った。
「足でも踏んだか」
「たくさん踏まれた。ラチェッタが練習してからじゃないと踊らないって。僕で練習してよ、踏まれるのが好きなんだって言ったら引かれた」
「それは誤解を与える言い方だぞ」
「僕を踏んでいいのはラチェッタだけだ」
「さらに墓穴を掘るとは」
「ラチェッタに踏まれると喜びが満ちるんだ」
「それ以上言うと完全に変態だ」
「じゃあどう言えば良いんだ」
「さらっと、僕を贈り物の人形だと思ってダンスしてくれないかとか言えば良い。足を踏まれて何か言われたら、人形は痛みなど感じないとでも言っておけ」
「分かったそうする」
世話の焼ける奴だ。
リッツと会った。
「ダンスに誘う時はトクチリリ・テイ・シチミソイめと言うらしいぜ」
「なんちゃらミカカ語ね。通訳、期待しているぞ」
「へっ、通訳って?」
「使節団の通訳だよ。トレンの国に行くんだ」
「行く行く! それ何時?」
「来年だ。楽しみにしておけ」
レクティを見つけた。
男に絡まれている。
「俺の婚約者が何か?」
「ダンスに誘っただけですよ。構わないでしょう」
「まあな。でも学園の風潮としては好ましくない」
「では退散します」
男は去って行った。
「嫉妬したのですか?」
「迷惑そうだったから追い払っただけだ」
「あの方の魂胆みえみえでしたけどね。あの方のお父様は商会をやっていて、オルタネイトのおこぼれが欲しかったのですわ」
「邪魔だったか」
「いいえ、美麗字句にも飽きてきたところです」
「マイラの所に戻ろう」
「ええ」
途中セレンと出会った。
「私、魅力が無いんでしょうか。誰も声を掛けません。女の子には声を掛けられたんですけど、ちょっとショックです」
セレンの奴、暇つぶしに遊んでたな。
「心臓に物を送り込む技の練習をしただろう?」
「何で分かったの」
「そんな事だと思ったよ。命を握られるとなんか感じるんだよ」
「動いている的だと思って練習してました。魔法は発動してません。パスをつなぐだけですよ」
「男限定でね」
「ええ」
リニアも見つけた。
女の子に囲まれている。
サイリスの話をしているようだ。
犬好きの集まりだな。
リニアは放っておこう。
マイラの元に戻ると、話題は魔戦士の話に。
「ダンスパーティに仕掛けてくると思ったんだけどな」
「わざと警備を薄くしておけば、良かったんじゃないの」
「罠ですね。そそる戦法ですわ」
まったく血の気が多いったらないな。
「皆さんの楽しみをぶち壊せませんから」
標的の練習してた奴が何言っているんだと思わないでもない。
警備を厳しくした甲斐あってか、何事もなく終わった。
平和で何よりだ。
ダンスパーティは事件の予感しかない。
俺も馬鹿じゃないから、警備を増やすようにランシェに言った。
打てる手としてはこんなものだろう。
『タイト・マイラ結婚記念ホール』でパーティは行われた。
マイラの手を取ってダンスする。
次はセレンだ。
レクティ、リニアと踊ってまたマイラに戻る。
これはきつい。
リッツはソレノと踊った後にトレンと踊っている。
ベークはラチェッタと1回、踊ったきりだ。
ベスとコネクタは、いやいや兄妹で踊っている。
すれ違った時に怨嗟のつぶやきが聞こえた。
文句言う前に恋人を作れば良いんだよ。
ベスとコネクタは別のパートナーを探しにいったようだ。
その後に踊った気配がないので撃沈したんだろう。
婚約者がいると、別の人間と踊ると醜聞が立ったりする。
そこまで考えたりしなくても良いのに。
事実、社交界では色々な人と踊ったりする。
まあ、思春期は色々とあるのだろうな。
婚約してない人が踊ると婚約説が流れるのもどうかと思う。
学生はその手の話が好きで、学園中に噂がすぐ広まるのがいけないのだろうが、こういうのが青春なんだろうと思う。
俺は婚約者以外とは踊らない。
マイラが喧嘩しそうだからだ。
「タイト、しんどそう」
マイラがダンスしながら俺を気遣った。
「そう思うなら、周回を止めろよ」
「だって、タイトがフリーになると虫が寄って来るから」
「もう限界だ。お話タイムにしよう」
「終わりまで踊らないのは不作法よ」
「でもスラムの人間は法なんて気にしないだろう」
「うん、法は破るためにある。スラムの鉄則」
俺とマイラはダンスを中断して、他の婚約者を探した。
「タイトぅ、ラチェッタがもう踊らないんだって」
ベークが半泣きでそう言った。
「足でも踏んだか」
「たくさん踏まれた。ラチェッタが練習してからじゃないと踊らないって。僕で練習してよ、踏まれるのが好きなんだって言ったら引かれた」
「それは誤解を与える言い方だぞ」
「僕を踏んでいいのはラチェッタだけだ」
「さらに墓穴を掘るとは」
「ラチェッタに踏まれると喜びが満ちるんだ」
「それ以上言うと完全に変態だ」
「じゃあどう言えば良いんだ」
「さらっと、僕を贈り物の人形だと思ってダンスしてくれないかとか言えば良い。足を踏まれて何か言われたら、人形は痛みなど感じないとでも言っておけ」
「分かったそうする」
世話の焼ける奴だ。
リッツと会った。
「ダンスに誘う時はトクチリリ・テイ・シチミソイめと言うらしいぜ」
「なんちゃらミカカ語ね。通訳、期待しているぞ」
「へっ、通訳って?」
「使節団の通訳だよ。トレンの国に行くんだ」
「行く行く! それ何時?」
「来年だ。楽しみにしておけ」
レクティを見つけた。
男に絡まれている。
「俺の婚約者が何か?」
「ダンスに誘っただけですよ。構わないでしょう」
「まあな。でも学園の風潮としては好ましくない」
「では退散します」
男は去って行った。
「嫉妬したのですか?」
「迷惑そうだったから追い払っただけだ」
「あの方の魂胆みえみえでしたけどね。あの方のお父様は商会をやっていて、オルタネイトのおこぼれが欲しかったのですわ」
「邪魔だったか」
「いいえ、美麗字句にも飽きてきたところです」
「マイラの所に戻ろう」
「ええ」
途中セレンと出会った。
「私、魅力が無いんでしょうか。誰も声を掛けません。女の子には声を掛けられたんですけど、ちょっとショックです」
セレンの奴、暇つぶしに遊んでたな。
「心臓に物を送り込む技の練習をしただろう?」
「何で分かったの」
「そんな事だと思ったよ。命を握られるとなんか感じるんだよ」
「動いている的だと思って練習してました。魔法は発動してません。パスをつなぐだけですよ」
「男限定でね」
「ええ」
リニアも見つけた。
女の子に囲まれている。
サイリスの話をしているようだ。
犬好きの集まりだな。
リニアは放っておこう。
マイラの元に戻ると、話題は魔戦士の話に。
「ダンスパーティに仕掛けてくると思ったんだけどな」
「わざと警備を薄くしておけば、良かったんじゃないの」
「罠ですね。そそる戦法ですわ」
まったく血の気が多いったらないな。
「皆さんの楽しみをぶち壊せませんから」
標的の練習してた奴が何言っているんだと思わないでもない。
警備を厳しくした甲斐あってか、何事もなく終わった。
平和で何よりだ。
0
お気に入りに追加
1,136
あなたにおすすめの小説

加工を極めし転生者、チート化した幼女たちとの自由気ままな冒険ライフ
犬社護
ファンタジー
交通事故で不慮の死を遂げてしまった僕-リョウトは、死後の世界で女神と出会い、異世界へ転生されることになった。事前に転生先の世界観について詳しく教えられ、その場でスキルやギフトを練習しても構わないと言われたので、僕は自分に与えられるギフトだけを極めるまで練習を重ねた。女神の目的は不明だけど、僕は全てを納得した上で、フランベル王国王都ベルンシュナイルに住む貴族の名門ヒライデン伯爵家の次男として転生すると、とある理由で魔法を一つも習得できないせいで、15年間軟禁生活を強いられ、15歳の誕生日に両親から追放処分を受けてしまう。ようやく自由を手に入れたけど、初日から幽霊に憑かれた幼女ルティナ、2日目には幽霊になってしまった幼女リノアと出会い、2人を仲間にしたことで、僕は様々な選択を迫られることになる。そしてその結果、子供たちが意図せず、どんどんチート化してしまう。
僕の夢は、自由気ままに世界中を冒険すること…なんだけど、いつの間にかチートな子供たちが主体となって、冒険が進んでいく。
僕の夢……どこいった?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
異世界召喚されたら無能と言われ追い出されました。~この世界は俺にとってイージーモードでした~
WING/空埼 裕@書籍発売中
ファンタジー
1~8巻好評発売中です!
※2022年7月12日に本編は完結しました。
◇ ◇ ◇
ある日突然、クラスまるごと異世界に勇者召喚された高校生、結城晴人。
ステータスを確認したところ、勇者に与えられる特典のギフトどころか、勇者の称号すらも無いことが判明する。
晴人たちを召喚した王女は「無能がいては足手纏いになる」と、彼のことを追い出してしまった。
しかも街を出て早々、王女が差し向けた騎士によって、晴人は殺されかける。
胸を刺され意識を失った彼は、気がつくと神様の前にいた。
そしてギフトを与え忘れたお詫びとして、望むスキルを作れるスキルをはじめとしたチート能力を手に入れるのであった──
ハードモードな異世界生活も、やりすぎなくらいスキルを作って一発逆転イージーモード!?
前代未聞の難易度激甘ファンタジー、開幕!

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
果たして、阿宮は見知らぬ世界でどう生きていくのか————。

料理の上手さを見込まれてモフモフ聖獣に育てられた俺は、剣も魔法も使えず、一人ではドラゴンくらいしか倒せないのに、聖女や剣聖たちから溺愛される
向原 行人
ファンタジー
母を早くに亡くし、男だらけの五人兄弟で家事の全てを任されていた長男の俺は、気付いたら異世界に転生していた。
アルフレッドという名の子供になっていたのだが、山奥に一人ぼっち。
普通に考えて、親に捨てられ死を待つだけという、とんでもないハードモード転生だったのだが、偶然通りかかった人の言葉を話す聖獣――白虎が現れ、俺を育ててくれた。
白虎は食べ物の獲り方を教えてくれたので、俺は前世で培った家事の腕を振るい、調理という形で恩を返す。
そんな毎日が十数年続き、俺がもうすぐ十六歳になるという所で、白虎からそろそろ人間の社会で生きる様にと言われてしまった。
剣も魔法も使えない俺は、少しだけ使える聖獣の力と家事能力しか取り柄が無いので、とりあえず異世界の定番である冒険者を目指す事に。
だが、この世界では職業学校を卒業しないと冒険者になれないのだとか。
おまけに聖獣の力を人前で使うと、恐れられて嫌われる……と。
俺は聖獣の力を使わずに、冒険者となる事が出来るのだろうか。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる