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第3章 狂戦士の守護者編
第160話 花火と、落下傘と、傘
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学園は剣技大会の話題で持ち切りだ。
リラは出ないらしい。
マイラが少し寂しそうだ。
「剣技大会は、花火をやるのだ」
エミッタがそんな事を言いだした。
「剣技大会は昼に行われるから。花火は目立たないと思う」
「音と煙で魅了するのだ」
「まあ、そういう花火もあるけど」
花火が発展すると銃が発明される。
だって筒で打ち上げるのだから、それの応用で大砲みたいなのを作るのは簡単だ。
大砲が出来れば火縄銃まで一直線。
ノッチの話では、魔導師も火薬を使っているから、今更か。
でも魔導師は銃を作っていない。
魔法が一番というプライドがあるのだろうな。
銃が一般的になれば困るのは魔導師だ。
レジスタ辺りが魔導師を狙撃しまくる未来が浮かぶ。
「とりあえず、魔道具で打ち上げる物を作るよ」
筒は不味いから重力操作で打ち上げる事にした。
「皆も何か面白い事を考えるのだ」
「お菓子を降らせたら、楽しいかな、るん」
「リラ君、ナイスなのだ」
「爆発で粉々になるし、落ちると当たって痛い」
と俺が突っ込んだ。
「ふむ、難しいのだ」
「紙で作った花を降らせたらどうかな。紙なら落ちて来ても痛くないだろう」
前世の花火は落下傘が入っていたっけ。
子供の頃に追いかけた記憶がある。
「落下傘を入れたら良い」
「初めて聞く名前なのだ」
俺は紙と糸で落下傘を作った。
糸の先端に重りを付ける。
綺麗に折りたたんで、空中に放り投げた。
紙が厚いので上手く開かなかったが、イメージは伝わったようだ。
「これは面白いのだ。もっと薄い紙なら上手くいきそうなのだ」
「先端の重りの所に、商品の引換券を付けたりすると盛り上がる」
「ふむ、良いのだ。爆発で注目を惹いて、落下傘で楽しむのだ」
エミッタはやる気になった。
落下傘を入れる紙のカプセルを試行錯誤して作る。
爆発に耐えて、尚且つパカっと割れるのを作るのは難しかった。
それでもなんと作れて2分の1ぐらいの成功率になった。
これでいいか。
所詮は素人が作った花火だもんな。
危険なので打ち上げる場所は運動場を借りた。
風が無ければ不発弾等は真下に落ちるだろう。
俺は打ち上げ係になってバリアで身を守る事にした。
花火の準備はこれで良い。
「私も剣技大会に出ない」
マイラも剣技大会には出ないそうだ。
リラをライバル視してたのかな。
「ふむ、ではみんなで落下傘の告知をするのだ」
落下傘を拾った方には景品を贈呈とのビラを配る。
学園の生徒は落下傘の絵を見て質問してきたりした。
さすが魔法学園だな。
知識欲旺盛だ。
サンプルの落下傘を手で丸めて投げる。
その落ちる様子を見て、しきりに感心していた。
パラシュートを作って高い所から飛び降りる奴が出ないと良いのだが。
「タイト君は凄いのだ。私も知っていない落下傘などという物をどこで知ったのだ」
むっ、エミッタは鋭いな。
「タンポポの種だよ。あれにヒントを得た」
「おお、君も植物を良く観察しているね。タンポポは花も可憐なんだ」
「言われてみれば似ている。傘という言葉はどこから来たのか」
セレンまで突っ込み始めた。
「キノコの傘だよ」
「なるほどなのだ。落ちていく傘で落下傘なのだね。上手い名づけ方なのだ」
「ちなみに、雨具の傘っていうのもある」
「ふむ凄いのだ。キノコの傘状のものを作るのかね?」
傘の魔法が作れるな。
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <conio.h>
extern MAGIC *gravitational_field_make(float mana,int image);
extern int mclose(MAGIC *mp);
void main(void)
{
MAGIC *mp; /*魔法定義*/
mp=gravitational_field_make(0.0005,PARASOL); /*重力で傘を作る*/
while(1){ /*無限ループ*/
if(kbhit()) break; /*何か入力されたら止める*/
}
mclose(mp); /*魔法終わり処理*/
}
魔道具にしてみた。
俺が魔道具を起動。
「ジョーロで水を掛けてくれ」
「僕に任せて」
アキシャルがジョーロを借りて来て俺の頭上から水を掛ける。
重力の傘が水を弾いた。
「面白いのだ。水を掛けると傘の形がよく分かるのだ。傘の形なのは水が溜まらないようにする為なのだね。うんうん、植物観察も馬鹿にならないのだ」
「キノコはカビの仲間で菌類だけどね」
「なんと、タイトは博識なのだ」
また一つ商品を作ってしまった。
これも売り出すか。
リラは出ないらしい。
マイラが少し寂しそうだ。
「剣技大会は、花火をやるのだ」
エミッタがそんな事を言いだした。
「剣技大会は昼に行われるから。花火は目立たないと思う」
「音と煙で魅了するのだ」
「まあ、そういう花火もあるけど」
花火が発展すると銃が発明される。
だって筒で打ち上げるのだから、それの応用で大砲みたいなのを作るのは簡単だ。
大砲が出来れば火縄銃まで一直線。
ノッチの話では、魔導師も火薬を使っているから、今更か。
でも魔導師は銃を作っていない。
魔法が一番というプライドがあるのだろうな。
銃が一般的になれば困るのは魔導師だ。
レジスタ辺りが魔導師を狙撃しまくる未来が浮かぶ。
「とりあえず、魔道具で打ち上げる物を作るよ」
筒は不味いから重力操作で打ち上げる事にした。
「皆も何か面白い事を考えるのだ」
「お菓子を降らせたら、楽しいかな、るん」
「リラ君、ナイスなのだ」
「爆発で粉々になるし、落ちると当たって痛い」
と俺が突っ込んだ。
「ふむ、難しいのだ」
「紙で作った花を降らせたらどうかな。紙なら落ちて来ても痛くないだろう」
前世の花火は落下傘が入っていたっけ。
子供の頃に追いかけた記憶がある。
「落下傘を入れたら良い」
「初めて聞く名前なのだ」
俺は紙と糸で落下傘を作った。
糸の先端に重りを付ける。
綺麗に折りたたんで、空中に放り投げた。
紙が厚いので上手く開かなかったが、イメージは伝わったようだ。
「これは面白いのだ。もっと薄い紙なら上手くいきそうなのだ」
「先端の重りの所に、商品の引換券を付けたりすると盛り上がる」
「ふむ、良いのだ。爆発で注目を惹いて、落下傘で楽しむのだ」
エミッタはやる気になった。
落下傘を入れる紙のカプセルを試行錯誤して作る。
爆発に耐えて、尚且つパカっと割れるのを作るのは難しかった。
それでもなんと作れて2分の1ぐらいの成功率になった。
これでいいか。
所詮は素人が作った花火だもんな。
危険なので打ち上げる場所は運動場を借りた。
風が無ければ不発弾等は真下に落ちるだろう。
俺は打ち上げ係になってバリアで身を守る事にした。
花火の準備はこれで良い。
「私も剣技大会に出ない」
マイラも剣技大会には出ないそうだ。
リラをライバル視してたのかな。
「ふむ、ではみんなで落下傘の告知をするのだ」
落下傘を拾った方には景品を贈呈とのビラを配る。
学園の生徒は落下傘の絵を見て質問してきたりした。
さすが魔法学園だな。
知識欲旺盛だ。
サンプルの落下傘を手で丸めて投げる。
その落ちる様子を見て、しきりに感心していた。
パラシュートを作って高い所から飛び降りる奴が出ないと良いのだが。
「タイト君は凄いのだ。私も知っていない落下傘などという物をどこで知ったのだ」
むっ、エミッタは鋭いな。
「タンポポの種だよ。あれにヒントを得た」
「おお、君も植物を良く観察しているね。タンポポは花も可憐なんだ」
「言われてみれば似ている。傘という言葉はどこから来たのか」
セレンまで突っ込み始めた。
「キノコの傘だよ」
「なるほどなのだ。落ちていく傘で落下傘なのだね。上手い名づけ方なのだ」
「ちなみに、雨具の傘っていうのもある」
「ふむ凄いのだ。キノコの傘状のものを作るのかね?」
傘の魔法が作れるな。
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <conio.h>
extern MAGIC *gravitational_field_make(float mana,int image);
extern int mclose(MAGIC *mp);
void main(void)
{
MAGIC *mp; /*魔法定義*/
mp=gravitational_field_make(0.0005,PARASOL); /*重力で傘を作る*/
while(1){ /*無限ループ*/
if(kbhit()) break; /*何か入力されたら止める*/
}
mclose(mp); /*魔法終わり処理*/
}
魔道具にしてみた。
俺が魔道具を起動。
「ジョーロで水を掛けてくれ」
「僕に任せて」
アキシャルがジョーロを借りて来て俺の頭上から水を掛ける。
重力の傘が水を弾いた。
「面白いのだ。水を掛けると傘の形がよく分かるのだ。傘の形なのは水が溜まらないようにする為なのだね。うんうん、植物観察も馬鹿にならないのだ」
「キノコはカビの仲間で菌類だけどね」
「なんと、タイトは博識なのだ」
また一つ商品を作ってしまった。
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