異世界で俺だけがプログラマー~転生して蘇った知識は魔王級。家族に捨てられたけど、世界法則には気に入られた。プログラム的呪文で最強無双~

喰寝丸太

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第3章 狂戦士の守護者編

第149話 バックアップと、戦闘と、厄介事

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 学生の体のバックアップを取らないといけない。
 それで魔法を作った。

 この場の情報を得る場合。
 魔法を使った本人の神秘魔法名が情報の最初に来る事が分かった。
 それを利用して魔法を組んだ。
 この魔法の魔道具を作る。
 これで学生に魔道具を実行して貰えば問題がない。

「手間を掛けるな」

 俺はカソードにそう話し掛けた。

「魔道具を一回ずつ実行させるぐらい簡単さ」
「魔力量のチェックとは考えたな」
「魔力量を測ってない人もいるからね。それに成長している人もいる」

 魔力チェックとバックアップを取る魔法はこんなだ。

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <string.h>
extern long mana_max_check(FILE *fp);

void mystery_magic_name_get(char *str)
{
 FILE *fp; /*ファイルポインタ ファイルを読み込む時の情報が入る*/

 system("dir > temp"); /*情報をtempに送る*/
 fp=fopen("temp","r"); /*tempファイルを開く*/
 fgets(str,200,fp); /*神秘魔法名を読み込み*/
 fclose(fp); /*ファイルを閉じる*/
 system("del temp"); /*仮データを消す*/
}
long main(void)
{
 FILE *fp; /*魂と伝言魔法の定義*/
 long mana;

 char mm_name[200]
 char scom[4+1+200+5+1+200+5+1]; /*コマンド命令を入れる*/
 mystery_magic_name_get(mm_name); /*神秘魔法名をゲット*/
 strcpy(scom,"copy "); /*文字列に『copy 』を入れる*/
 strcat(scom,mm_name); /*文字列に神秘魔法名を連結*/
 strcat(scom,".body "); /*文字列に『.body 』を連結*/
 strcat(scom,mm_name); /*文字列に神秘魔法名を連結*/
 strcat(scom,".bbak "); /*文字列に『.bbak』を連結*/
 system(scom); /*体のバックアップを取る*/

 strcpy(scom,mm_name); /*文字列に神秘魔法名を入れる*/
 strcat(scom,".soul "); /*文字列に『.soul 』を連結*/

 fp=fopen(scom,"r"); /*魂を開く*/
 mana=mana_max_check(fp); /*manaに最大魔力の数値を入れる*/
 fclose(fp); /*閉じる*/
 return(mana); /*数値を出力*/
}

 魔力量を測ったからと言って成績には関係ないが、参考にしているかもと噂を流した。
 みんなこぞって参加してくれたようだ。

 そんなイベントを起こしている最中。
 魔法学園の一角で火の手が上がった。
 くそっ、始まったか。

 現場に駆け付けるとローブ姿の魔導師とレジスタの戦闘部隊が戦っている。
 戦闘部隊は鷹、狸、虎、熊、狐のあの5人だった。

 魔導師がやられそうになった時、狼の仮面をつけたサイリスと呼ばれるあいつが現れた。
 サイリスは敵味方関係なく襲う。
 だが、致命傷になった者はいない。

 魔導師が這う這うの体で逃げると、サイリスも逃げ出した。

「ここで騒ぎを起こすなと言っても無駄なんだろうな」
「無駄に決まっているでしょ」

 と虎が言う。

「魔法学園にはどうやって入った?」
「見学にと言ったら入れてくれたわ。王家には話が付いている」

 戦闘部隊は去って行った。
 まったく、サイリスが倒されるまでこの状況は続くのだろうな。
 さて、どうしたものか。
 サイリスを倒すにはかなり強力な魔法を使わないといけないし。
 魔法学園は壊せない。

 休戦協定を結ばせる事は出来ないのかな。
 それか、戦場を関係者以外いない所にするとか。

 心情的にはレジスタを応援したいが、無差別は困る。
 何か考えないといけないみたいだ。
 俺に収拾がつけられるだろうか。
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