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第3章 狂戦士の守護者編
第147話 生徒会選挙と、CMと、結果
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生徒会選挙が始まった。
アノードさんが退く事になったらしい。
それで、カソードが出る事になった。
「同じ、寮のよしみで応援するよ」
俺はカソードにそう申し出た。
「嬉しいよ。できれば女の子達を貸してほしい。変な意味じゃないぞ。応援の声を上げてほしいんだ」
「嫉妬して票が減るんじゃないか」
「大丈夫だよ。そういう奴らの票は欲しくない」
ぜんぜん大丈夫じゃなさげだけど、カソードが納得しているならいいか。
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
extern void speak(char *ss);
void main(int argc,char *argv[])
{
speak(argv[1]); /*音声を流す*/
}
思った事を喋る魔法を開発。
開発と言っても7行だけどね。
メガホンの代わりだ。
これなら、喉がガラガラになる事がない。
魔道具に作っておいた。
「カソードに清き一票を!」
「学園の改革に賛同して下さい!」
マイラ、レクティ、セレンとリラが魔道具で声をあげる。
リラが参加するのは意外だな。
アリの巣ダンジョンの結果ははぐらかされた。
『アリさんと遊んだけれど、友達になれないみたい。アリさんのガキ大将に虐められちゃった』と言っていた。
撤退したんだな。
念の為、ランシェに確認を取ったけど、スタンピードの兆候はないらしい。
落ち着いているとの事。
アリモンスターの数が若干減ったらしいが、誤差の範囲だと言っていた。
選挙戦は強力なライバルが現れた。
歌と踊りでアピールし始めたのだ。
「不味いんじゃないか。観客が群がっているぞ」
「あんなのは選挙運動じゃないと思うんだ。生徒会は芸能活動じゃない」
すっぱり斬って捨てるカソード。
でも何か手を打たないとな。
要はメディア戦略だ。
CMを打てば良い。
魔法陣ラジオにCMを流すんだ。
レクティに頼めば、何とかなるだろう。
それに魔法学園の事を一般に知ってもらうのも悪くない。
番組作りはカソードに任せるとして、その他にCMを打てないか。
カンペを出す魔法を作ったな。
時間で固定メッセージを次々に出すのは簡単だ。
extern mprintf(MAGIC *mp,const char *fmt, ...);
extern void time_wait(long time_ms);
extern MAGIC *obj_make(long obj_size_mm,int image,int attri);
extern int mclose(MAGIC *mp);
void main(void)
{
MAGIC *mp; /*魔法の定義*/
mp=obj_make(10000,IMAGEBOARD,HOLOGRAPHY); /*1メートルのボードをホログラフィで生成*/
while(1){ /*無限ループ*/
mprintf(mp,"カソードに清き1票を!"); /*CMを表示する*/
time_wait(15*1000); /*15秒待つ*/
mprintf(mp,"美味しい焼きたてのパン。パン屋クラウド"); /*CMを表示する*/
time_wait(15*1000); /*15秒待つ*/
mprintf(mp,"お洒落な服が選り取り見取り。テーラーパピヨン"); /*CMを表示する*/
time_wait(15*1000); /*15秒待つ*/
}
mclose(mp); /*魔法終わり処理*/
}
こんな感じだな。
馬車とか店の壁とか色々な所に表示できる。
カソードのだけじゃ飽きられるから、店の宣伝も入れる。
広告費の上りは生徒会で使ってもらう事にすれば、問題ないだろう。
学園側の許可はすぐに下りた。
アノードが口添えしたからだ。
ずるいけど、貴族がいる時点でコネ社会だから、文句を言う人はいない。
紙のポスターを対抗して張った候補はいるけれど、魔道具の宣伝には敵わなかった。
ちなみに一般の店はレクティが広告を取って来た。
「出口調査だとカソードさんが優勢です」
おも研の部室でレクティから分析結果を聞いた。
「どの広告効果が高いのかな」
「魔法陣ラジオですね。抜群です。魔道具のポスターは食堂、トイレ、ベンチの順になってます」
「目立った者が勝ちなんだ。ふーん。リラ、目立っているかな?」
「目立っていると思うのだ。爆発を起こせばもっと目立つのだ」
「ちっちっちっ、花の癒しパワーには敵わないさ。みんなもっと花を飾ろう」
「闇に潜んでこそ強者。目立つなど3流。目立つ奴はすぐに死ぬ。スラムの鉄則」
みんな勝手な事を言っている。
選挙はカソードの圧勝で終わった。
魔道具の広告事業はカソードに引き継いだ。
ラジオのCMはオルタネイトが仕切っているらしい。
金が動くと見込んでいるのだろう。
アノードさんが退く事になったらしい。
それで、カソードが出る事になった。
「同じ、寮のよしみで応援するよ」
俺はカソードにそう申し出た。
「嬉しいよ。できれば女の子達を貸してほしい。変な意味じゃないぞ。応援の声を上げてほしいんだ」
「嫉妬して票が減るんじゃないか」
「大丈夫だよ。そういう奴らの票は欲しくない」
ぜんぜん大丈夫じゃなさげだけど、カソードが納得しているならいいか。
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
extern void speak(char *ss);
void main(int argc,char *argv[])
{
speak(argv[1]); /*音声を流す*/
}
思った事を喋る魔法を開発。
開発と言っても7行だけどね。
メガホンの代わりだ。
これなら、喉がガラガラになる事がない。
魔道具に作っておいた。
「カソードに清き一票を!」
「学園の改革に賛同して下さい!」
マイラ、レクティ、セレンとリラが魔道具で声をあげる。
リラが参加するのは意外だな。
アリの巣ダンジョンの結果ははぐらかされた。
『アリさんと遊んだけれど、友達になれないみたい。アリさんのガキ大将に虐められちゃった』と言っていた。
撤退したんだな。
念の為、ランシェに確認を取ったけど、スタンピードの兆候はないらしい。
落ち着いているとの事。
アリモンスターの数が若干減ったらしいが、誤差の範囲だと言っていた。
選挙戦は強力なライバルが現れた。
歌と踊りでアピールし始めたのだ。
「不味いんじゃないか。観客が群がっているぞ」
「あんなのは選挙運動じゃないと思うんだ。生徒会は芸能活動じゃない」
すっぱり斬って捨てるカソード。
でも何か手を打たないとな。
要はメディア戦略だ。
CMを打てば良い。
魔法陣ラジオにCMを流すんだ。
レクティに頼めば、何とかなるだろう。
それに魔法学園の事を一般に知ってもらうのも悪くない。
番組作りはカソードに任せるとして、その他にCMを打てないか。
カンペを出す魔法を作ったな。
時間で固定メッセージを次々に出すのは簡単だ。
extern mprintf(MAGIC *mp,const char *fmt, ...);
extern void time_wait(long time_ms);
extern MAGIC *obj_make(long obj_size_mm,int image,int attri);
extern int mclose(MAGIC *mp);
void main(void)
{
MAGIC *mp; /*魔法の定義*/
mp=obj_make(10000,IMAGEBOARD,HOLOGRAPHY); /*1メートルのボードをホログラフィで生成*/
while(1){ /*無限ループ*/
mprintf(mp,"カソードに清き1票を!"); /*CMを表示する*/
time_wait(15*1000); /*15秒待つ*/
mprintf(mp,"美味しい焼きたてのパン。パン屋クラウド"); /*CMを表示する*/
time_wait(15*1000); /*15秒待つ*/
mprintf(mp,"お洒落な服が選り取り見取り。テーラーパピヨン"); /*CMを表示する*/
time_wait(15*1000); /*15秒待つ*/
}
mclose(mp); /*魔法終わり処理*/
}
こんな感じだな。
馬車とか店の壁とか色々な所に表示できる。
カソードのだけじゃ飽きられるから、店の宣伝も入れる。
広告費の上りは生徒会で使ってもらう事にすれば、問題ないだろう。
学園側の許可はすぐに下りた。
アノードが口添えしたからだ。
ずるいけど、貴族がいる時点でコネ社会だから、文句を言う人はいない。
紙のポスターを対抗して張った候補はいるけれど、魔道具の宣伝には敵わなかった。
ちなみに一般の店はレクティが広告を取って来た。
「出口調査だとカソードさんが優勢です」
おも研の部室でレクティから分析結果を聞いた。
「どの広告効果が高いのかな」
「魔法陣ラジオですね。抜群です。魔道具のポスターは食堂、トイレ、ベンチの順になってます」
「目立った者が勝ちなんだ。ふーん。リラ、目立っているかな?」
「目立っていると思うのだ。爆発を起こせばもっと目立つのだ」
「ちっちっちっ、花の癒しパワーには敵わないさ。みんなもっと花を飾ろう」
「闇に潜んでこそ強者。目立つなど3流。目立つ奴はすぐに死ぬ。スラムの鉄則」
みんな勝手な事を言っている。
選挙はカソードの圧勝で終わった。
魔道具の広告事業はカソードに引き継いだ。
ラジオのCMはオルタネイトが仕切っているらしい。
金が動くと見込んでいるのだろう。
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