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第1章 ニオブざまぁ編
第30話 やる事リストと、ラッシュボアと、ゴブリン
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畑でゴブリンが出て来ないか見張る。
全然、出て来ないな。
前はもっと頻繁に出て来たのに。
何でだろうな。
暇なので、やる事リストを作る事にした。
火力調整付きコンロ。
これが出来るなら明るさ調整機能付き照明も出来るな。
行方不明の生徒捜索。
順位戦でニオブをやっつける。
鑑定魔法を使いたい。
治癒魔法も開発したい。
嘘判別魔法も作りたいな。
収納魔法も欲しい。
防御の紙装甲をなんとかする。
実家の干渉も良い加減うざいので、なんとかしたい。
ファラド一族とのケリもつけないとな。
こんなところか。
それにしてもゴブリンは出ないな。
遠くから近づいてくる4足の獣の姿が見えた。
どうやら、猪のモンスターのようだ。
体高が2メートルを超えている。
「皆さん注目」
マイラが指揮を執るみたいだ。
「ラッシュボアは強敵だけど、突進を止めれば問題ない。じゃ手本を見せるから」
マイラが駆け出してラッシュボアの面前に行く。
ラッシュボアが後ろ脚をかいて、突進の体制に入った。
マイラが短剣を抜いて構える。
ラッシュボアが突進してきた。
マイラがひらりと身をかわし、ラッシュボアはいきなり停止した。
どうやらマイラが設置したバリアに突っ込んだみたいだ。
マイラは死角に入り前足と後ろ脚の腱を短剣で斬った。
血が噴き出てラッシュボアが倒れる。
マイラは首筋を引き裂いて止めを刺した。
何時もながら見事な腕前だ。
「マイラ、お疲れ」
「えへへっ」
「無理、僕には無理」
「何を怖気づいているんだね。爆発を食らわせれば突進は止まるはずだ」
「それより石の壁を出した方が無難だと思うわ」
突進はそれで止るけどその後はどうするんだよ。
みんながワイワイ話しているうちにゴブリンがやってきた。
「ゴブリンだよ。誰がやるのかな」
「じゃ僕が。ゴブリンならやれるから【石の薔薇】」
アキシャルが石の薔薇を咲かせゴブリンを絡めとる。
「アキシャル君は甘いな。こうやらないと。【爆発】」
ゴブリンの近くで爆発が起こりゴブリンがミンチになった。
「ひっ、美しくない」
「では次は一人でやりたまえ」
「アキシャル先輩は花を咲かすんだよな。じゃあ、血を吸う花なんてどうかな」
「それなら美しいかも知れない。やってみよう」
「少しえげつないと思うわ」
「じわじわ殺すのも悪くない」
何十分か経ち、次のゴブリンが出て来た。
「【石の薔薇】」
石英で出来た石の薔薇がゴブリンの緑色の血を吸いあげ、茎や葉脈を緑色に染める。
なんか小説の猟奇的な殺人事件とかに出て来そうな殺し方だな。
最初ゴブリンは暴れたが、すぐに動かなくなった。
「美しい」
さいですか。
ミンチにする事に比べたら美しい殺し方と言えるだろうな。
「次は私がやる」
「セレンがやるのか。お手並み拝見」
また何十分かして、やって来たゴブリンに対して、セレンは火球の誘導弾を放った。
黒焦げになるゴブリン。
セレンは普通だな。
みんな1つずつ魔石をゲットしたし、今日は引き上げるか。
「帰るまでが冒険だよ。気を抜かないように」
マイラの号令のもと帰路に就く。
俺はラッシュボアを石の板に載せて浮かせ引っ張った。
「ところで皆は何の魔道具を作るんだ?」
「もちろん、爆発に決まっているのだ」
「石の花だね」
「誘導弾を作りたいけど、ゴブリンの魔石では大した物が出来ない。迷うところだわ」
「マイラは俊足になれる魔道具。タイト、作って」
「それは難しいな。身体強化ってどういう仕組みだろう。外骨格みたいなのを作るのか。ドーピング? 補助魔法的な? いいや分からん」
「タイト君、君は賢いのか馬鹿なのか分からないな。早く動くのなら爆発で加速すればいいだろう」
そんなのやったら、マイラが人間大砲になってしまうよ。
あれっ、エミッタは火薬を出しているよな。
銃が再現できるのか。
やばいな、俺は抜けてた。
「エミッタ会長、火薬は一族の秘伝なんだ。くれぐれも他に漏らさないようにしてくれ」
「分かってる。爆発の力は最強だからね」
やる事リストに身体強化魔法を付け加えた。
銃の開発はしない。
真似される可能性が大だからだ。
全然、出て来ないな。
前はもっと頻繁に出て来たのに。
何でだろうな。
暇なので、やる事リストを作る事にした。
火力調整付きコンロ。
これが出来るなら明るさ調整機能付き照明も出来るな。
行方不明の生徒捜索。
順位戦でニオブをやっつける。
鑑定魔法を使いたい。
治癒魔法も開発したい。
嘘判別魔法も作りたいな。
収納魔法も欲しい。
防御の紙装甲をなんとかする。
実家の干渉も良い加減うざいので、なんとかしたい。
ファラド一族とのケリもつけないとな。
こんなところか。
それにしてもゴブリンは出ないな。
遠くから近づいてくる4足の獣の姿が見えた。
どうやら、猪のモンスターのようだ。
体高が2メートルを超えている。
「皆さん注目」
マイラが指揮を執るみたいだ。
「ラッシュボアは強敵だけど、突進を止めれば問題ない。じゃ手本を見せるから」
マイラが駆け出してラッシュボアの面前に行く。
ラッシュボアが後ろ脚をかいて、突進の体制に入った。
マイラが短剣を抜いて構える。
ラッシュボアが突進してきた。
マイラがひらりと身をかわし、ラッシュボアはいきなり停止した。
どうやらマイラが設置したバリアに突っ込んだみたいだ。
マイラは死角に入り前足と後ろ脚の腱を短剣で斬った。
血が噴き出てラッシュボアが倒れる。
マイラは首筋を引き裂いて止めを刺した。
何時もながら見事な腕前だ。
「マイラ、お疲れ」
「えへへっ」
「無理、僕には無理」
「何を怖気づいているんだね。爆発を食らわせれば突進は止まるはずだ」
「それより石の壁を出した方が無難だと思うわ」
突進はそれで止るけどその後はどうするんだよ。
みんながワイワイ話しているうちにゴブリンがやってきた。
「ゴブリンだよ。誰がやるのかな」
「じゃ僕が。ゴブリンならやれるから【石の薔薇】」
アキシャルが石の薔薇を咲かせゴブリンを絡めとる。
「アキシャル君は甘いな。こうやらないと。【爆発】」
ゴブリンの近くで爆発が起こりゴブリンがミンチになった。
「ひっ、美しくない」
「では次は一人でやりたまえ」
「アキシャル先輩は花を咲かすんだよな。じゃあ、血を吸う花なんてどうかな」
「それなら美しいかも知れない。やってみよう」
「少しえげつないと思うわ」
「じわじわ殺すのも悪くない」
何十分か経ち、次のゴブリンが出て来た。
「【石の薔薇】」
石英で出来た石の薔薇がゴブリンの緑色の血を吸いあげ、茎や葉脈を緑色に染める。
なんか小説の猟奇的な殺人事件とかに出て来そうな殺し方だな。
最初ゴブリンは暴れたが、すぐに動かなくなった。
「美しい」
さいですか。
ミンチにする事に比べたら美しい殺し方と言えるだろうな。
「次は私がやる」
「セレンがやるのか。お手並み拝見」
また何十分かして、やって来たゴブリンに対して、セレンは火球の誘導弾を放った。
黒焦げになるゴブリン。
セレンは普通だな。
みんな1つずつ魔石をゲットしたし、今日は引き上げるか。
「帰るまでが冒険だよ。気を抜かないように」
マイラの号令のもと帰路に就く。
俺はラッシュボアを石の板に載せて浮かせ引っ張った。
「ところで皆は何の魔道具を作るんだ?」
「もちろん、爆発に決まっているのだ」
「石の花だね」
「誘導弾を作りたいけど、ゴブリンの魔石では大した物が出来ない。迷うところだわ」
「マイラは俊足になれる魔道具。タイト、作って」
「それは難しいな。身体強化ってどういう仕組みだろう。外骨格みたいなのを作るのか。ドーピング? 補助魔法的な? いいや分からん」
「タイト君、君は賢いのか馬鹿なのか分からないな。早く動くのなら爆発で加速すればいいだろう」
そんなのやったら、マイラが人間大砲になってしまうよ。
あれっ、エミッタは火薬を出しているよな。
銃が再現できるのか。
やばいな、俺は抜けてた。
「エミッタ会長、火薬は一族の秘伝なんだ。くれぐれも他に漏らさないようにしてくれ」
「分かってる。爆発の力は最強だからね」
やる事リストに身体強化魔法を付け加えた。
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