80 / 88
第三部 無双編
第79話 次元門
しおりを挟む
ガスポーションの量産は順調だ。
患者の数は減っていき毎日、納品しなくても良くなった。
弟子入りの件を薬師ギルドのギルドマスターに相談したら、自分がやると言い出す。
忙しくないのかな。
薬草の目利きをまず覚えて貰うと言われ、レシールさんは村で収穫した薬草を前に勉強している。
こんなの分かんないと喚いていたが、俺にはどうしようもない。
全て順調の日々を送っていたが、迷惑な客が訪れた。
「今日からお世話になりますわ」
「今日からよろしくだにゃ」
「セラディーヌさんとアレタさんですよね。どうして、ここに」
「私の国で和平派が実験を握りました。表向きは友好の使節ですわ。でも実態はスパイですね」
「右に同じくだにゃ」
「スパイって言ったら、スパイにならないのでは」
「そこは問題ないです。後でばれたら怖いので、先に言っておくよう念を押されましたわ。この国の上層部も納得してます」
「シロクは目立ちすぎたにゃ。他国はおろか自国にも脅威に思われてるにゃ」
「そんな。ただ命令に従ったのに」
「ところで、その顔に着けてる物はなんにゃ」
「ああ、これですか、サングラスです。強い光を見ても緩和される道具です」
「何か変ですわ。似合ってないわよ」
どうせ俺はちょい悪とか、そういうキャラじゃない。
「明日からパーティメンバーとして、よろしくお願い致します」
「これからは仲間にゃ」
「セラディーヌさんとアレタさんは仲がいいのですか」
「獣人国は同盟国ですわ」
「そうですか知りませんでした」
俺の弱点などは腐るほどあると思う。
まず近接戦闘が駄目だ。
それから射撃もあまり上手くない。
生産はフィオレラに頼りっきりだ。
色んな国に分かったところで、どうしようもない。
ただフィオレラの実力は隠したいと思う。
俺がやり過ぎたってのは、事実らしい。
ゴブリンは一万を超えてたと聞いた。
人間でも千人の部隊に匹敵すると思われていると言われた。
無傷で倒した事から数倍の戦闘力があると見られているかも。
うん、やってしまったのは仕方ない。
スパイの件を最初から打ち明けるほど恐れられているのか。
侮られるより、ましと思う事にした。
婚約者一人に元弟子が一人と監視一人。そして、スパイ二人。
どんなパーティメンバーだ。
まあ、ハンター業はボチボチ行くから問題は無いだろう。
皆を集める。
「ローレッタ以外は知っているな。セラディーヌさんとアレタさんだ。パーティに加わる」
フィオレラが嫌だという顔をする。
「フィオレラ、国が噛んでいるから、拒否はできない」
「ぐっ」
納得した顔ではない。後でフォローだな。
「ローレッタだ。よろしぐ」
「よろしくですわ」
「よろしくにゃ」
「部屋をどうするかな。部屋が足りないんだ。悪いけど宿に泊まってくれる」
「ええ、分かりましたわ」
「了解だにゃ」
信用できないから、宿屋に泊まってもらった。
ただ部屋が無いのも事実だ。
フィオレラを宥めるのが大変だった。
借金を返したら、愛の巣を作ろうと言ったら機嫌が回復。
部屋数たりないから一石二鳥だ。
翌日、森で二人に中折れ銃の説明をする。
「凄いですわ」
「前にも使っているところ見たにゃ。あれの方がすごかったにゃ」
「あれはミスリル貨十二枚の特別製なので」
「この武器も中々だにゃ」
「これも大金貨一枚ぐらいはします」
「それは困りましたわ。良いお土産になると思いましたのに」
「それなら弓使うにゃ」
武器に関する評価はまあまあだ。
しかし、なんとか作り方を教わり自国に持って帰りたい様子が見え見えだった。
的に向かって撃たせると二人は中心ではない物の外すことなく打ち抜く。
「上手いですね。見ていて下さい。今度は魔弾です」
俺の撃った魔弾は的に当たりくくりつけた木も倒す。
「凄い! これなら多少お金が掛かってもいいですわ」
「これは一発で大銀貨五枚もするんです滅多に撃てません」
二人の武装は中折れ銃でいいな。
マシンガンは流石に持たせられない。
時間があまったので、ハンターギルドに顔を出したら奇妙な依頼があった。
なんでもゴブリンの領域で空間が歪んで見える場所があるらしい。
何人か挑戦したが、何も分からないと言う事だ。
興味を引かれたので受けた。
ゴブリンの領域なので一人で出かける。
「あれだな」
確かに空間が歪んで見える。
最初はミラージュスネークでも居るのかと思ったが、俺が近くに寄っても反応しない。
しばらく眺めて木の棒で突いてみた。
木の棒は歪みに飲み込まれる。
小石を投げ入れて見た。小石は飲み込まれ何も起きない。
チラッと景色が見えたような気がした。
その景色は地球のどこかの町のようだ。
地球に通じていると思うと郷愁の念が噴出してどうにもたまらない。
次に景色が見えたら転移刀を突き刺そう心に決める。
今だ。転移刀を差し込む。
ミシミシいう音と共に空間に十センチの亀裂が入る。
もの凄い轟音と共に亀裂が拡大し始めた。
亀裂は空気を吸い込みビュウビュウと風が音を立てる。
これはやばいんじゃないか。
「助けて神様!」
気がついたら叫んでいた。
亀裂の拡大が止まる。
亀裂が変形して三十センチぐらいの正方系になった。
そして見えなくなる。
「困った事を助ける約束、果たしたぞい」
神様がいつの間にか立っていた。
「わしの仕事の助けになったから、今回はサービスでスキルを与えるのじゃ」
「ありがとうございます」
「次元門のスキルを授ける。注意事項は穴を広げようとしない事。生き物を通さない事。持ってきた食べ物をこの世界の人間に食わせない事じゃ」
「えっと食べ物は何故ですか?」
「次元門の先の世界の食べ物はこの世界の人間にとって毒になる場合があるのじゃ」
「分かりました」
「ではさらばじゃ」
次元門の先の食べ物は毒か。
俺はこの世界の人間じゃないよな。
どうなんだろう。
繋がった先を見てから考えよう。
さっそくスキルを発動してみる。
三十センチぐらいの違った景色が見える空間が宙にある。
この景色は……そうだアパートの前だ。
地球と繋がったのか。
石を投げ入れると石がアスファルトの地面に転がる。
これ通ったら地球に帰れるのか。
待てよ。
確か穴を広げるのが駄目で、生き物も駄目だったな。
じゃあ帰れない。
せめて実家に無事で生きている事を連絡したい。
この景色、移動できないのかな。
おお、念じると動く。
とりあえず、自分の部屋の前まで来る。
表札を見ると他人の名前が書いてあった。
仕方ない。
俺はきっともう人々の記憶からなくなり始めている。
そう思うと涙が出てきた。
スキルを解除すると現場を後にする。
とにかく無事を実家に伝えよう。
急いで家に帰り、次元門の検証に掛かる。
分かったのは移動スピードが歩くぐらいだと言う事。
これじゃあ実家まで移動するのは無理だな。
実家までは百八十キロはある。無理すれば可能に思えるが、時間が勿体無い。
電車に乗ったら動きに着いていけず、壁に当たってスキルが解除された。
魔石銃を撃ったら炎の矢は地球でも爆発。
次元門を裏から見ると透明だ。何も無いように見える。
次元門を開く時は部屋を暗くしておこう。
そうすれば、こっちの景色は見えにくいはずだ。
「フィオレラ、新しいスキルを授かった」
「凄いです。どんなスキルですか」
笑顔で興味深げに聞いてきた。
「次元門だ。元の世界と繋がっている」
「えっ、帰ってしまうのですか」
フィオレラが少し悲しそうにうつむく。
「心配はいらない。生物は通れない」
「そうですか、安心しました」
フィオレラが再び笑顔になる。
「実験するので協力してくれ」
次元門を通して地球上でスキルを試したが、問題なく使えた。
念動で地球の物を引き寄せる実験をして成功。
三十二センチを超える物は門に入らない事も判明。
これで手紙を出す算段は立った。
患者の数は減っていき毎日、納品しなくても良くなった。
弟子入りの件を薬師ギルドのギルドマスターに相談したら、自分がやると言い出す。
忙しくないのかな。
薬草の目利きをまず覚えて貰うと言われ、レシールさんは村で収穫した薬草を前に勉強している。
こんなの分かんないと喚いていたが、俺にはどうしようもない。
全て順調の日々を送っていたが、迷惑な客が訪れた。
「今日からお世話になりますわ」
「今日からよろしくだにゃ」
「セラディーヌさんとアレタさんですよね。どうして、ここに」
「私の国で和平派が実験を握りました。表向きは友好の使節ですわ。でも実態はスパイですね」
「右に同じくだにゃ」
「スパイって言ったら、スパイにならないのでは」
「そこは問題ないです。後でばれたら怖いので、先に言っておくよう念を押されましたわ。この国の上層部も納得してます」
「シロクは目立ちすぎたにゃ。他国はおろか自国にも脅威に思われてるにゃ」
「そんな。ただ命令に従ったのに」
「ところで、その顔に着けてる物はなんにゃ」
「ああ、これですか、サングラスです。強い光を見ても緩和される道具です」
「何か変ですわ。似合ってないわよ」
どうせ俺はちょい悪とか、そういうキャラじゃない。
「明日からパーティメンバーとして、よろしくお願い致します」
「これからは仲間にゃ」
「セラディーヌさんとアレタさんは仲がいいのですか」
「獣人国は同盟国ですわ」
「そうですか知りませんでした」
俺の弱点などは腐るほどあると思う。
まず近接戦闘が駄目だ。
それから射撃もあまり上手くない。
生産はフィオレラに頼りっきりだ。
色んな国に分かったところで、どうしようもない。
ただフィオレラの実力は隠したいと思う。
俺がやり過ぎたってのは、事実らしい。
ゴブリンは一万を超えてたと聞いた。
人間でも千人の部隊に匹敵すると思われていると言われた。
無傷で倒した事から数倍の戦闘力があると見られているかも。
うん、やってしまったのは仕方ない。
スパイの件を最初から打ち明けるほど恐れられているのか。
侮られるより、ましと思う事にした。
婚約者一人に元弟子が一人と監視一人。そして、スパイ二人。
どんなパーティメンバーだ。
まあ、ハンター業はボチボチ行くから問題は無いだろう。
皆を集める。
「ローレッタ以外は知っているな。セラディーヌさんとアレタさんだ。パーティに加わる」
フィオレラが嫌だという顔をする。
「フィオレラ、国が噛んでいるから、拒否はできない」
「ぐっ」
納得した顔ではない。後でフォローだな。
「ローレッタだ。よろしぐ」
「よろしくですわ」
「よろしくにゃ」
「部屋をどうするかな。部屋が足りないんだ。悪いけど宿に泊まってくれる」
「ええ、分かりましたわ」
「了解だにゃ」
信用できないから、宿屋に泊まってもらった。
ただ部屋が無いのも事実だ。
フィオレラを宥めるのが大変だった。
借金を返したら、愛の巣を作ろうと言ったら機嫌が回復。
部屋数たりないから一石二鳥だ。
翌日、森で二人に中折れ銃の説明をする。
「凄いですわ」
「前にも使っているところ見たにゃ。あれの方がすごかったにゃ」
「あれはミスリル貨十二枚の特別製なので」
「この武器も中々だにゃ」
「これも大金貨一枚ぐらいはします」
「それは困りましたわ。良いお土産になると思いましたのに」
「それなら弓使うにゃ」
武器に関する評価はまあまあだ。
しかし、なんとか作り方を教わり自国に持って帰りたい様子が見え見えだった。
的に向かって撃たせると二人は中心ではない物の外すことなく打ち抜く。
「上手いですね。見ていて下さい。今度は魔弾です」
俺の撃った魔弾は的に当たりくくりつけた木も倒す。
「凄い! これなら多少お金が掛かってもいいですわ」
「これは一発で大銀貨五枚もするんです滅多に撃てません」
二人の武装は中折れ銃でいいな。
マシンガンは流石に持たせられない。
時間があまったので、ハンターギルドに顔を出したら奇妙な依頼があった。
なんでもゴブリンの領域で空間が歪んで見える場所があるらしい。
何人か挑戦したが、何も分からないと言う事だ。
興味を引かれたので受けた。
ゴブリンの領域なので一人で出かける。
「あれだな」
確かに空間が歪んで見える。
最初はミラージュスネークでも居るのかと思ったが、俺が近くに寄っても反応しない。
しばらく眺めて木の棒で突いてみた。
木の棒は歪みに飲み込まれる。
小石を投げ入れて見た。小石は飲み込まれ何も起きない。
チラッと景色が見えたような気がした。
その景色は地球のどこかの町のようだ。
地球に通じていると思うと郷愁の念が噴出してどうにもたまらない。
次に景色が見えたら転移刀を突き刺そう心に決める。
今だ。転移刀を差し込む。
ミシミシいう音と共に空間に十センチの亀裂が入る。
もの凄い轟音と共に亀裂が拡大し始めた。
亀裂は空気を吸い込みビュウビュウと風が音を立てる。
これはやばいんじゃないか。
「助けて神様!」
気がついたら叫んでいた。
亀裂の拡大が止まる。
亀裂が変形して三十センチぐらいの正方系になった。
そして見えなくなる。
「困った事を助ける約束、果たしたぞい」
神様がいつの間にか立っていた。
「わしの仕事の助けになったから、今回はサービスでスキルを与えるのじゃ」
「ありがとうございます」
「次元門のスキルを授ける。注意事項は穴を広げようとしない事。生き物を通さない事。持ってきた食べ物をこの世界の人間に食わせない事じゃ」
「えっと食べ物は何故ですか?」
「次元門の先の世界の食べ物はこの世界の人間にとって毒になる場合があるのじゃ」
「分かりました」
「ではさらばじゃ」
次元門の先の食べ物は毒か。
俺はこの世界の人間じゃないよな。
どうなんだろう。
繋がった先を見てから考えよう。
さっそくスキルを発動してみる。
三十センチぐらいの違った景色が見える空間が宙にある。
この景色は……そうだアパートの前だ。
地球と繋がったのか。
石を投げ入れると石がアスファルトの地面に転がる。
これ通ったら地球に帰れるのか。
待てよ。
確か穴を広げるのが駄目で、生き物も駄目だったな。
じゃあ帰れない。
せめて実家に無事で生きている事を連絡したい。
この景色、移動できないのかな。
おお、念じると動く。
とりあえず、自分の部屋の前まで来る。
表札を見ると他人の名前が書いてあった。
仕方ない。
俺はきっともう人々の記憶からなくなり始めている。
そう思うと涙が出てきた。
スキルを解除すると現場を後にする。
とにかく無事を実家に伝えよう。
急いで家に帰り、次元門の検証に掛かる。
分かったのは移動スピードが歩くぐらいだと言う事。
これじゃあ実家まで移動するのは無理だな。
実家までは百八十キロはある。無理すれば可能に思えるが、時間が勿体無い。
電車に乗ったら動きに着いていけず、壁に当たってスキルが解除された。
魔石銃を撃ったら炎の矢は地球でも爆発。
次元門を裏から見ると透明だ。何も無いように見える。
次元門を開く時は部屋を暗くしておこう。
そうすれば、こっちの景色は見えにくいはずだ。
「フィオレラ、新しいスキルを授かった」
「凄いです。どんなスキルですか」
笑顔で興味深げに聞いてきた。
「次元門だ。元の世界と繋がっている」
「えっ、帰ってしまうのですか」
フィオレラが少し悲しそうにうつむく。
「心配はいらない。生物は通れない」
「そうですか、安心しました」
フィオレラが再び笑顔になる。
「実験するので協力してくれ」
次元門を通して地球上でスキルを試したが、問題なく使えた。
念動で地球の物を引き寄せる実験をして成功。
三十二センチを超える物は門に入らない事も判明。
これで手紙を出す算段は立った。
0
お気に入りに追加
73
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
(完結)足手まといだと言われパーティーをクビになった補助魔法師だけど、足手まといになった覚えは無い!
ちゃむふー
ファンタジー
今までこのパーティーで上手くやってきたと思っていた。
なのに突然のパーティークビ宣言!!
確かに俺は直接の攻撃タイプでは無い。
補助魔法師だ。
俺のお陰で皆の攻撃力防御力回復力は約3倍にはなっていた筈だ。
足手まといだから今日でパーティーはクビ??
そんな理由認められない!!!
俺がいなくなったら攻撃力も防御力も回復力も3分の1になるからな??
分かってるのか?
俺を追い出した事、絶対後悔するからな!!!
ファンタジー初心者です。
温かい目で見てください(*'▽'*)
一万文字以下の短編の予定です!
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
百花繚乱 〜国の姫から極秘任務を受けた俺のスキルの行くところ〜
幻月日
ファンタジー
ーー時は魔物時代。
魔王を頂点とする闇の群勢が世界中に蔓延る中、勇者という職業は人々にとって希望の光だった。
そんな勇者の一人であるシンは、逃れ行き着いた村で村人たちに魔物を差し向けた勇者だと勘違いされてしまい、滞在中の兵団によってシーラ王国へ送られてしまった。
「勇者、シン。あなたには魔王の城に眠る秘宝、それを盗み出して来て欲しいのです」
唐突にアリス王女に突きつけられたのは、自分のようなランクの勇者に与えられる任務ではなかった。レベル50台の魔物をようやく倒せる勇者にとって、レベル100台がいる魔王の城は未知の領域。
「ーー王女が頼む、その任務。俺が引き受ける」
シンの持つスキルが頼りだと言うアリス王女。快く引き受けたわけではなかったが、シンはアリス王女の頼みを引き受けることになり、魔王の城へ旅立つ。
これは魔物が世界に溢れる時代、シーラ王国の姫に頼まれたのをきっかけに魔王の城を目指す勇者の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる