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第三部 無双編
第75話 敵地
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敵地だというのにぐっすり眠ってしまった。
もう朝だ。
朝食を終え手始めに宿の者に情報屋の場所を聞く。
駄目元だったが一人心当たりがあるとの事。
地図を描いてもらいさっそく出かける。
情報屋は曲がりくねった路地を幾つも通り抜けた所にひっそりとあった。
一坪位の広さの店内は情報屋を入れて四人が入るには少し狭い。
情報屋はフードで顔を隠し薄暗い室内では人相は確認できなかった。
「入るのは一人にしてくれないか」
声は若い男だった。
情報収集に慣れているビオンダさんにこの場を任せ俺とフィオレラは外で待つ。
待つ間フィオレラは何かに集中している。
スキルを発動しているのかな。
分析で見てみると魔力ゴーレムが隣で踊っていた。
熟練度を稼いでいるのか。
俺もやろう。
魔力ゴーレムにうやうやしくおじぎさせ。
お嬢様ダンスはいかがと言ってみた。
フィオレラの魔力ゴーレムと俺の操る魔力ゴーレムが社交ダンスを踊る。
足を踏んでも痛くないのはいいな。
客観的に見れるのは勉強になる。
ダンス覚えるのにゴーレムを使えば良かった。
しばらく経って情報屋から出てきたビオンダさんは忌々しげだ。
思ったような情報がなかったのかな。
ゴーレムを操作するのをやめて話しかける。
「どうでしたか?」
「誘拐が多発していてな」
「怖い町です。こんな町には住みたくないです」
治安が本当に悪いのだな。
フィオレラの意見はもっともだ。
「運良く逃げ出した者の話では奴ら無限の魔力の話をしていたらしい」
「それって、もしかして」
「禁忌だ無限魔力の実験をしている奴がこの町に居る」
「それは子爵の差し金ですか?」
「それは分からんが、禁忌の話は捨て置けん」
ここで禁忌の話が出てくるとは子爵は馬鹿なのか。
それとも部下が勝手に暴走しているのかな。
どっちにしろ闇ギルドは噛んでいるだろう。
誘拐された人を救出したい。
俺達は実験の為に誘拐している奴らのアジトがあるスラム街に向かった。
スラム街は掃除をする者がいないのかゴミが散乱し酷い臭いが立ち込めている。
建物は無計画に建てられ道は迷路の様になっていた。
アジトはスラムの一番奥、城壁を背に建っている。
「フィオレラ、俺達が中に入ったら出口に水魔法の粘着だ。危なくなったらトーチカに篭れ」
「悪い奴らは逃がしません」
「ビオンダさんは俺が無力化するので縛り上げて下さい」
「了解した」
俺は窓からそっと中を窺うと魔力ゴーレムを侵入させた。
スタンガン魔法で一人づつ眠らせる。
崩れ落ちる仲間を見て大騒ぎになったが、家の外には意識を向けて無い。
原因が分からずされるがままだ。
窓のある部屋の中は粗方片付いたので転移刀でドアを切って中に入る。
奥の方の部屋はたぶん待ち構えているだろうな。
ドアに転移刀で穴を開けフラッシュバン魔法を打ち込む。
中は阿鼻叫喚だ。
穴から中をみて麻痺のカプセルを念動で送り込む。
今回は対人戦必須と言う事で色々準備してきた麻痺のカプセルもその一つだ。
よし無力化できたな。
次の部屋は転移刀でドアに穴を開けると家具でバリケードが作られている。
壁を転移刀で切り刻む。
こちらに向いてなかったのですばやく透明弾を背中に浴びせる。
中には男が一人だった。
追加で麻痺のカプセルも打ち込んでおく。
大体部屋は回ったな。
捕まった人はどこだ。
手遅れか。
もう移送されたのか。
捕まえた男達にまず魔石の水を飲ませた。
これでスキルはしばらく使えないはずだ。
魔石の水を作るのは正直どうしようか迷ったが今回は目をつぶる事に。
ビオンダさんが尋問に掛かる。
俺は家の外で待つとするか。
拷問とか見るのも嫌だ。
無限魔力の実験する奴らは懲らしめてやりたい。
ありゃ水魔法の粘着に引っ掛かった。
「フィオレラご苦労様。逃げ出した奴はいないみたいだな」
「よかったシロクさんで。ほっとしました」
ビオンダさんが渋い顔で出てくる。
「どうでした?」
「黒だな。応援に聖騎士の部隊を呼ぶ必要がある」
「捕らえた奴らどうしましょう」
「教会で監禁しよう。スキルが使えないように魔石の水を何日か置きに飲ませれば神官でも対処できる」
ちなみに誘拐された人は隠し部屋に押し込まれていた。
開放すると感謝され大多数の人が子爵領を出ると言う。
捕まえた男達を動く歩道魔法で教会まで運ぶ。
城壁の門ではさすがに門番に止められた。
ビオンダさんが門番に耳打ちする。
どうやら金を握らせたらしい。
あっさり通す。
腐敗しているなここは。
子爵にはこれで俺達の情報が伝わっただろう。
どんな手に出てくるか。
宿に迷惑は掛けられないので教会に宿泊する。
教会で聖騎士の部隊を待つ事三日。
警備兵数十人が教会を襲撃してきた。
フィオレラには魔力ゴーレムを使って教会前に石の壁を展開してもらう。
石の壁に空けられた窓からビオンダさんと透明弾を撃ちまくる。
窓が閉じられ矢が石の壁に弾かれる。
火魔法が石の壁に当り轟音を響かせた。
やっぱり魔法を撃ってきたな。
その時教会の旗を持った騎馬の一軍が援軍として現れた。
聖騎士か早いな。
まだ三日だぞ。
聖騎士の部隊は警備兵を蹂躙していく。
勝負はついた様だ。
「ビオンダ、近隣の戦闘神官をかき集めてきた。間に合って良かった」
指揮官は二十代後半の赤毛の女性だ。
「ナサレナ、早かったな。前もって準備してたのか」
「ええ、子爵領に乗り込むと手紙を貰ってからすぐ準備にかかりました」
ビオンダさんとナサレナさんは二言三言話した後、部隊を子爵のいる居城へと差し向けた。
俺はその後お城の門を転移刀でぶった切りお役御免に。
子爵が数々の犯罪に手を染めた証拠が挙がった。
つながりのあった闇ギルドも摘発される。
今回俺達をなぜ狙ったかその理由が分かった。
発端は避妊魔道具で闇ギルドが娼婦から情報を聞いて注目。
商業ギルドの中にいる構成員に情報を探らせ俺達に行き着いた。
後援している子爵に相談したらさらってしまえと指示が出る。
誘拐して秘密を喋らせるつもりだったらしい。
とりあえず寝込みにチンピラを使って襲撃しようとして失敗。
警戒が厳しくなり闇ギルドで一番の腕利きになる暗殺者に依頼またもや失敗。
現在に至ると。
無限魔力の秘密は禁書から知ったと証言が取れた。
禁書はふらりと現れた行商人が二束三文で売ったみたいだ。
あやしい行商人だな。
親玉のヤルヤード伯爵まで捜査の手が及ぶのかと思ったら。
証拠が何もないらしい。
指示報告は口頭で行っていたと。
しかも必ず二人っきりだ。
用心深い奴だな。
裁判になっても水掛け論になる可能性が高いみたいだ。
真偽官は貴族同士の裁判には呼ばれない。
そういう慣例みたいだ。
ビオンダさんが後始末の仕事に追われ。
結局帰路に旅立つのに十日も掛かってしまった。
闇ギルドは一掃したし、とりあえず刺客は当分こないだろう。
もう朝だ。
朝食を終え手始めに宿の者に情報屋の場所を聞く。
駄目元だったが一人心当たりがあるとの事。
地図を描いてもらいさっそく出かける。
情報屋は曲がりくねった路地を幾つも通り抜けた所にひっそりとあった。
一坪位の広さの店内は情報屋を入れて四人が入るには少し狭い。
情報屋はフードで顔を隠し薄暗い室内では人相は確認できなかった。
「入るのは一人にしてくれないか」
声は若い男だった。
情報収集に慣れているビオンダさんにこの場を任せ俺とフィオレラは外で待つ。
待つ間フィオレラは何かに集中している。
スキルを発動しているのかな。
分析で見てみると魔力ゴーレムが隣で踊っていた。
熟練度を稼いでいるのか。
俺もやろう。
魔力ゴーレムにうやうやしくおじぎさせ。
お嬢様ダンスはいかがと言ってみた。
フィオレラの魔力ゴーレムと俺の操る魔力ゴーレムが社交ダンスを踊る。
足を踏んでも痛くないのはいいな。
客観的に見れるのは勉強になる。
ダンス覚えるのにゴーレムを使えば良かった。
しばらく経って情報屋から出てきたビオンダさんは忌々しげだ。
思ったような情報がなかったのかな。
ゴーレムを操作するのをやめて話しかける。
「どうでしたか?」
「誘拐が多発していてな」
「怖い町です。こんな町には住みたくないです」
治安が本当に悪いのだな。
フィオレラの意見はもっともだ。
「運良く逃げ出した者の話では奴ら無限の魔力の話をしていたらしい」
「それって、もしかして」
「禁忌だ無限魔力の実験をしている奴がこの町に居る」
「それは子爵の差し金ですか?」
「それは分からんが、禁忌の話は捨て置けん」
ここで禁忌の話が出てくるとは子爵は馬鹿なのか。
それとも部下が勝手に暴走しているのかな。
どっちにしろ闇ギルドは噛んでいるだろう。
誘拐された人を救出したい。
俺達は実験の為に誘拐している奴らのアジトがあるスラム街に向かった。
スラム街は掃除をする者がいないのかゴミが散乱し酷い臭いが立ち込めている。
建物は無計画に建てられ道は迷路の様になっていた。
アジトはスラムの一番奥、城壁を背に建っている。
「フィオレラ、俺達が中に入ったら出口に水魔法の粘着だ。危なくなったらトーチカに篭れ」
「悪い奴らは逃がしません」
「ビオンダさんは俺が無力化するので縛り上げて下さい」
「了解した」
俺は窓からそっと中を窺うと魔力ゴーレムを侵入させた。
スタンガン魔法で一人づつ眠らせる。
崩れ落ちる仲間を見て大騒ぎになったが、家の外には意識を向けて無い。
原因が分からずされるがままだ。
窓のある部屋の中は粗方片付いたので転移刀でドアを切って中に入る。
奥の方の部屋はたぶん待ち構えているだろうな。
ドアに転移刀で穴を開けフラッシュバン魔法を打ち込む。
中は阿鼻叫喚だ。
穴から中をみて麻痺のカプセルを念動で送り込む。
今回は対人戦必須と言う事で色々準備してきた麻痺のカプセルもその一つだ。
よし無力化できたな。
次の部屋は転移刀でドアに穴を開けると家具でバリケードが作られている。
壁を転移刀で切り刻む。
こちらに向いてなかったのですばやく透明弾を背中に浴びせる。
中には男が一人だった。
追加で麻痺のカプセルも打ち込んでおく。
大体部屋は回ったな。
捕まった人はどこだ。
手遅れか。
もう移送されたのか。
捕まえた男達にまず魔石の水を飲ませた。
これでスキルはしばらく使えないはずだ。
魔石の水を作るのは正直どうしようか迷ったが今回は目をつぶる事に。
ビオンダさんが尋問に掛かる。
俺は家の外で待つとするか。
拷問とか見るのも嫌だ。
無限魔力の実験する奴らは懲らしめてやりたい。
ありゃ水魔法の粘着に引っ掛かった。
「フィオレラご苦労様。逃げ出した奴はいないみたいだな」
「よかったシロクさんで。ほっとしました」
ビオンダさんが渋い顔で出てくる。
「どうでした?」
「黒だな。応援に聖騎士の部隊を呼ぶ必要がある」
「捕らえた奴らどうしましょう」
「教会で監禁しよう。スキルが使えないように魔石の水を何日か置きに飲ませれば神官でも対処できる」
ちなみに誘拐された人は隠し部屋に押し込まれていた。
開放すると感謝され大多数の人が子爵領を出ると言う。
捕まえた男達を動く歩道魔法で教会まで運ぶ。
城壁の門ではさすがに門番に止められた。
ビオンダさんが門番に耳打ちする。
どうやら金を握らせたらしい。
あっさり通す。
腐敗しているなここは。
子爵にはこれで俺達の情報が伝わっただろう。
どんな手に出てくるか。
宿に迷惑は掛けられないので教会に宿泊する。
教会で聖騎士の部隊を待つ事三日。
警備兵数十人が教会を襲撃してきた。
フィオレラには魔力ゴーレムを使って教会前に石の壁を展開してもらう。
石の壁に空けられた窓からビオンダさんと透明弾を撃ちまくる。
窓が閉じられ矢が石の壁に弾かれる。
火魔法が石の壁に当り轟音を響かせた。
やっぱり魔法を撃ってきたな。
その時教会の旗を持った騎馬の一軍が援軍として現れた。
聖騎士か早いな。
まだ三日だぞ。
聖騎士の部隊は警備兵を蹂躙していく。
勝負はついた様だ。
「ビオンダ、近隣の戦闘神官をかき集めてきた。間に合って良かった」
指揮官は二十代後半の赤毛の女性だ。
「ナサレナ、早かったな。前もって準備してたのか」
「ええ、子爵領に乗り込むと手紙を貰ってからすぐ準備にかかりました」
ビオンダさんとナサレナさんは二言三言話した後、部隊を子爵のいる居城へと差し向けた。
俺はその後お城の門を転移刀でぶった切りお役御免に。
子爵が数々の犯罪に手を染めた証拠が挙がった。
つながりのあった闇ギルドも摘発される。
今回俺達をなぜ狙ったかその理由が分かった。
発端は避妊魔道具で闇ギルドが娼婦から情報を聞いて注目。
商業ギルドの中にいる構成員に情報を探らせ俺達に行き着いた。
後援している子爵に相談したらさらってしまえと指示が出る。
誘拐して秘密を喋らせるつもりだったらしい。
とりあえず寝込みにチンピラを使って襲撃しようとして失敗。
警戒が厳しくなり闇ギルドで一番の腕利きになる暗殺者に依頼またもや失敗。
現在に至ると。
無限魔力の秘密は禁書から知ったと証言が取れた。
禁書はふらりと現れた行商人が二束三文で売ったみたいだ。
あやしい行商人だな。
親玉のヤルヤード伯爵まで捜査の手が及ぶのかと思ったら。
証拠が何もないらしい。
指示報告は口頭で行っていたと。
しかも必ず二人っきりだ。
用心深い奴だな。
裁判になっても水掛け論になる可能性が高いみたいだ。
真偽官は貴族同士の裁判には呼ばれない。
そういう慣例みたいだ。
ビオンダさんが後始末の仕事に追われ。
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