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第三部 無双編
第74話 刺客
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オークの領域でせっせと薬草の元になる草探しをする。
薬草を見つけてその周りに生えている草を皮製のポットに移植した。
薬草は取らないでおく。
草も半分ぐらいは残した。
薬師の足を引っ張るような事はしたくない。
ポットを積むと馬ゴーレムが草で飾りつけられたみたいだ。
何回もオークの領域を往復してかなり草も溜まった。
草を輸送してもらう手続きを商業ギルドでする。
受けてくれた運び屋はこれって全部が薬草ですかと目を見開いて話す。
薬草の周りに生えている普通の草でここから薬草が発生するのを待つと言ったら、気の長い話ですねと呆れられた。
夜中に何かうるさい。寝起きのぼんやりした頭で考えるあれは……そうだ警報音だ。
「起きろフィオレラ敵襲だ」
ドアをバンバン叩きフィオレラを起こす。
フィオレラが起きるより早くビオンダさんが起きてきた。
「ビオンダさん敵襲です」
「よし任せろ。オリハルコン銃の錆びにしてくれる」
意気揚々と出て行くビオンダさん。
庭に出ると数人の男達が家に窓から侵入しようとしている。
実は見張り用魔道具は普段使わないので家の周りに仕掛けておいた。
「何をしている!」
声を張り上げるビオンダさん。
「ちっ妙な仕掛けをしやがって。ずらかるぞ」
「へい」
男達はバラバラに逃げて行った。
「追わなくていいのか?」
「ええどうせ下っ端でしょう」
ビオンダさんはやれやれといった態度で家の中に戻る。
これはどこからか秘密が漏れたな。
どの秘密だろう。魔道具、ポーション、薬草の人工栽培、稀人の知識のどれだ。
ぜんぜん分からん。
遅れてフィオレラが飛び出して来た。
フィオレラは目を擦りながら話す。
「シロクさん、なんなんですかいったい」
「侵入者だ。黒幕は検討がつかない」
「今夜はもう襲撃はこないだろう。寝るぞ」
「一緒に寝て良いですか」
「うんそうだな」
今日も魔道具が活躍しそうだ。
夜が明けて昨晩の襲撃に対する対策を考える。
ローレッタは村に行って居ないから、当分は三人で行動しよう。
家にも警備が必要だな。
傭兵ギルドに頼もう。
傭兵ギルドは商人の護衛や盗賊の討伐など主に人に係わる戦闘業務をこなす。
その性質上、身元は確かで信用がある。
それから数日は何もなく過ぎていった。
オークの領域での草集めは薬師ギルドに依頼をする事に。
俺は方位磁針を量産していた。
フィオレラには魔道具を沢山作るように指示を出す。
今抱えている秘密で一番金になりそうなのは魔道具になる。
たぶん漏れたとしたら魔道具の秘密だろう間違っていたらその時はその時だ。
今の内に命一杯作るのが最善だと思った。
商業ギルドの帰り人ごみの脇を通った時に斬撃強化とスキルを発動した声が聞こえた。
警戒を促そうとした時、ビオンダさんの首筋から血が吹き上がる。
「フィオレラ、ポーションを」
刺客は無精髭を生やした以外にはこれといった特徴の無い男だった。
俺は切りつけた刺客を水魔法の粘着で動けなくする。
刺客は筋力強化を発動して行動しようとした。
銃のマガジンを対人用の透明弾に換え撃ちまくる。
透明弾は魔石のカスから作られていてプラスチックのような材質だ。
刺客は至近距離で何発も喰らいピクリとも動かなくなった。
「ビオンダさんは」
ビオンダさんは横たわり、もう血が吹き出ていない。
ポーションが間に合ったのか。
フィオレラを見ると封の切られていないポーションを持って唖然としている。
「死んだ……まさか」
半身を起こし憮然とした口調で話し出すビオンダさん。
「勝手に殺さないでくれ。ちょっと油断した」
生きていた。
「なぜって顔だな。どこから話そう実は回復スキルを持っていてな。それで今回は助かった」
「かなり深い傷に見えたのですが」
「スキルの自動発動だ」
確か前に読んだ本に書いてあったな。
感情が高ぶった時や命が危険に晒された時にスキルが発動すると。
「かなり危なかったのですね」
「前にも自動発動した事があるが今回も危機一髪だ。おかげで魔力が空っぽだ」
自動発動すると魔力を全部使い切るのだな。
野次馬の誰かが警備兵を呼んだみたいで駆けつけた警備兵に刺客を任す。
ビオンダさんが血を流しすぎて動けないようなので動く歩道魔法で家まで運んだ。
「フィオレラ、その内にローレッタ達が帰ってくるから、ビオンダさんが回復するまでは皆で家に篭ろう」
「そうですね傭兵ギルドの皆さんもいるし、家の中なら安全です」
ビオンダさんが回復した頃に侯爵から刺客の雇い主がスモーピィ子爵であると手紙で知らされた。
それとビオンダさんが狙われたのは護衛だと思われたらしい。
「スモーピィ子爵って誰? 何か分かる人いる」
「貴族派の一員でヤルヤード伯爵の腰巾着だ」
ビオンダさんが知っていたみたいだ。
「嫌な奴だと聞く。後ろめたい事も相当しているらしい」
さてどうするべきか。攻撃は最大の防御だな。
「子爵領に行って犯罪の証拠を握ってやっつけよう」
「そうだな聖騎士に手を出したらどうなるか思い知らせねば」
「ローレッタとレシールさんは家で留守番だ。護衛は残す」
「「はい」」
「フィオレラ済まない。危険かもしれないが、一緒について来てほしい」
「分かりました。どこまでも共に行きます」
そこまで思い込まなくても良いんだが。
子爵の住む町までの馬車旅は平穏とは行かなかった。
盗賊が出るわ出るわ。子爵領に入ってから五回も遭遇。
途中立ち寄った村もよそ者お断りで中に入れてもらえなかった。
子爵が居る町に着くとまずその周囲にあるスラム街に圧倒される。
スラム街は城壁の外にあるため安全な生活は望めないだろう。
魔獣がうろつく世界だ。
盗賊予備軍が相当数居そうだ。
流石に街道に違法な建築物は建ってないので門にはスムーズに着く。
門番は入る為の税金を要求してきた。
一人大銅貨一枚と馬車が銀貨一枚だ。
罪状確認のスキルを門番が使ってこない。
犯罪者は金を払えば素通り出来る。
治安が悪そうだ。
商店で品物を買いこの町で一番高い宿を聞く。
宿に行くと要塞の様だった。
侵入防止柵があり宿の最上階には矢を射る為の穴がある。
鉄の扉に窓には鉄格子だ。
泊まりたい旨を宿屋の人間に伝えると。
身分証明書の提示を要求された。
ギルドカードでは駄目のようだ。
ビオンダさんの聖騎士の証明書でなんとか泊まる事ができた。
危険だと思い三人一緒の部屋に泊まる。
前途多難だな。
ビオンダさんの提案でとりあえず明日は情報屋を探す事にした。
薬草を見つけてその周りに生えている草を皮製のポットに移植した。
薬草は取らないでおく。
草も半分ぐらいは残した。
薬師の足を引っ張るような事はしたくない。
ポットを積むと馬ゴーレムが草で飾りつけられたみたいだ。
何回もオークの領域を往復してかなり草も溜まった。
草を輸送してもらう手続きを商業ギルドでする。
受けてくれた運び屋はこれって全部が薬草ですかと目を見開いて話す。
薬草の周りに生えている普通の草でここから薬草が発生するのを待つと言ったら、気の長い話ですねと呆れられた。
夜中に何かうるさい。寝起きのぼんやりした頭で考えるあれは……そうだ警報音だ。
「起きろフィオレラ敵襲だ」
ドアをバンバン叩きフィオレラを起こす。
フィオレラが起きるより早くビオンダさんが起きてきた。
「ビオンダさん敵襲です」
「よし任せろ。オリハルコン銃の錆びにしてくれる」
意気揚々と出て行くビオンダさん。
庭に出ると数人の男達が家に窓から侵入しようとしている。
実は見張り用魔道具は普段使わないので家の周りに仕掛けておいた。
「何をしている!」
声を張り上げるビオンダさん。
「ちっ妙な仕掛けをしやがって。ずらかるぞ」
「へい」
男達はバラバラに逃げて行った。
「追わなくていいのか?」
「ええどうせ下っ端でしょう」
ビオンダさんはやれやれといった態度で家の中に戻る。
これはどこからか秘密が漏れたな。
どの秘密だろう。魔道具、ポーション、薬草の人工栽培、稀人の知識のどれだ。
ぜんぜん分からん。
遅れてフィオレラが飛び出して来た。
フィオレラは目を擦りながら話す。
「シロクさん、なんなんですかいったい」
「侵入者だ。黒幕は検討がつかない」
「今夜はもう襲撃はこないだろう。寝るぞ」
「一緒に寝て良いですか」
「うんそうだな」
今日も魔道具が活躍しそうだ。
夜が明けて昨晩の襲撃に対する対策を考える。
ローレッタは村に行って居ないから、当分は三人で行動しよう。
家にも警備が必要だな。
傭兵ギルドに頼もう。
傭兵ギルドは商人の護衛や盗賊の討伐など主に人に係わる戦闘業務をこなす。
その性質上、身元は確かで信用がある。
それから数日は何もなく過ぎていった。
オークの領域での草集めは薬師ギルドに依頼をする事に。
俺は方位磁針を量産していた。
フィオレラには魔道具を沢山作るように指示を出す。
今抱えている秘密で一番金になりそうなのは魔道具になる。
たぶん漏れたとしたら魔道具の秘密だろう間違っていたらその時はその時だ。
今の内に命一杯作るのが最善だと思った。
商業ギルドの帰り人ごみの脇を通った時に斬撃強化とスキルを発動した声が聞こえた。
警戒を促そうとした時、ビオンダさんの首筋から血が吹き上がる。
「フィオレラ、ポーションを」
刺客は無精髭を生やした以外にはこれといった特徴の無い男だった。
俺は切りつけた刺客を水魔法の粘着で動けなくする。
刺客は筋力強化を発動して行動しようとした。
銃のマガジンを対人用の透明弾に換え撃ちまくる。
透明弾は魔石のカスから作られていてプラスチックのような材質だ。
刺客は至近距離で何発も喰らいピクリとも動かなくなった。
「ビオンダさんは」
ビオンダさんは横たわり、もう血が吹き出ていない。
ポーションが間に合ったのか。
フィオレラを見ると封の切られていないポーションを持って唖然としている。
「死んだ……まさか」
半身を起こし憮然とした口調で話し出すビオンダさん。
「勝手に殺さないでくれ。ちょっと油断した」
生きていた。
「なぜって顔だな。どこから話そう実は回復スキルを持っていてな。それで今回は助かった」
「かなり深い傷に見えたのですが」
「スキルの自動発動だ」
確か前に読んだ本に書いてあったな。
感情が高ぶった時や命が危険に晒された時にスキルが発動すると。
「かなり危なかったのですね」
「前にも自動発動した事があるが今回も危機一髪だ。おかげで魔力が空っぽだ」
自動発動すると魔力を全部使い切るのだな。
野次馬の誰かが警備兵を呼んだみたいで駆けつけた警備兵に刺客を任す。
ビオンダさんが血を流しすぎて動けないようなので動く歩道魔法で家まで運んだ。
「フィオレラ、その内にローレッタ達が帰ってくるから、ビオンダさんが回復するまでは皆で家に篭ろう」
「そうですね傭兵ギルドの皆さんもいるし、家の中なら安全です」
ビオンダさんが回復した頃に侯爵から刺客の雇い主がスモーピィ子爵であると手紙で知らされた。
それとビオンダさんが狙われたのは護衛だと思われたらしい。
「スモーピィ子爵って誰? 何か分かる人いる」
「貴族派の一員でヤルヤード伯爵の腰巾着だ」
ビオンダさんが知っていたみたいだ。
「嫌な奴だと聞く。後ろめたい事も相当しているらしい」
さてどうするべきか。攻撃は最大の防御だな。
「子爵領に行って犯罪の証拠を握ってやっつけよう」
「そうだな聖騎士に手を出したらどうなるか思い知らせねば」
「ローレッタとレシールさんは家で留守番だ。護衛は残す」
「「はい」」
「フィオレラ済まない。危険かもしれないが、一緒について来てほしい」
「分かりました。どこまでも共に行きます」
そこまで思い込まなくても良いんだが。
子爵の住む町までの馬車旅は平穏とは行かなかった。
盗賊が出るわ出るわ。子爵領に入ってから五回も遭遇。
途中立ち寄った村もよそ者お断りで中に入れてもらえなかった。
子爵が居る町に着くとまずその周囲にあるスラム街に圧倒される。
スラム街は城壁の外にあるため安全な生活は望めないだろう。
魔獣がうろつく世界だ。
盗賊予備軍が相当数居そうだ。
流石に街道に違法な建築物は建ってないので門にはスムーズに着く。
門番は入る為の税金を要求してきた。
一人大銅貨一枚と馬車が銀貨一枚だ。
罪状確認のスキルを門番が使ってこない。
犯罪者は金を払えば素通り出来る。
治安が悪そうだ。
商店で品物を買いこの町で一番高い宿を聞く。
宿に行くと要塞の様だった。
侵入防止柵があり宿の最上階には矢を射る為の穴がある。
鉄の扉に窓には鉄格子だ。
泊まりたい旨を宿屋の人間に伝えると。
身分証明書の提示を要求された。
ギルドカードでは駄目のようだ。
ビオンダさんの聖騎士の証明書でなんとか泊まる事ができた。
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