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第一部 ハンター初心者編
第6話 肉体労働
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朝の建築ギルドは相変わらず混雑していて汗臭い感じだ。
フィオレラ相変わらず外で待っているずるいぞ。
でも付いて来いとも言いづらい。
オアシスである受付に行く。
「おはようございます。ブレンドン親方の現場の仕事を受けたいのですが」
「ブレンドン親方の現場ですと東門の外の城壁の拡張工事ですね。ゴーレム使いの方ですと材料の運搬等色々あります」
「体が鈍ってきたのでゴーレムを使わない肉体労働はありませんか?」
必要にかられて嘘をついたしょうがない。
「ええございます。石のブロック積みの仕事があります。安くてきつい作業です。よろしいですか」
「おねがいします」
おおっ、あれか確かに城壁作っている。
忙しく働いている男達を避けながら親方を探す。
親方は図面の紙を見ながら何か書き込んでいた。
「おはようございます。親方。又お世話になります」
「お前もかなり変わってる。何でゴーレム使わない依頼なんだ?」
親方は誤魔化せるかな。無理だろう。
「体が鈍ったので運動の為にやろうかと。前みたいにフィオレラに雑務をやらせたいのですがどうでしょう」
「それは無理だ。今回持ち場が分割されて、俺は一区画の監督を任されただけだ。書類仕事も事務所も持ってない」
フィオレラに仕事が無いと落ち込むだろうな。
「それは困りましたね。何か女の子にもできる簡単な作業はないです?」
「伝令ぐらいだな。それに当てはまるのは現場が広いので指示を伝えるのにちょっと難儀している」
「フィオレラ、どうだ」
「私はいいと思います」
仕事が見つかってちょっと安心した。
「親方お願いします」
さあ、始めるぞ。筋力強化モドキを掛ける。
みんなは両手で持っているブロックを片手で楽々と持ち積み木の様に積む。
しばらくやっていると手の皮が痛い。
これはたまらん。
「なぁ、あんた見ない顔だ。新人かい」
「ええ今日からお世話になっているシロクです」
「おいらはチェルソってんだ。なんであんなに早く積めるんだい」
チェルソさんは下手したら、俺より若いと思われる作業員だ。
「力だけはあるんで。ところで手の皮が擦れて痛いのです。何か良い方法ありません?」
「手の皮はやっている内に硬くなるもんさ。手袋をする奴もいるが掴み損なって、石をつま先に落とすのがせいぜいさ」
「これってゴーレムで積めないんですか?」
「ゴーレムだと滑って上手く掴めないし細かい制御は苦手さ。力の出る奴は特にそうさ」
ゴーレムの意外な弱点を聞いた。驚きだ。
「休み時間になったみたいなので手袋買いに行ってきます」
雑貨屋で手袋を急いで買い。
チョークを売っていたので箱の中に粉が無いかと聞いたら、あると言うのでもらう。
滑り止めだ。
ふう、なんとか間に合った。つらい仕事だけあって休憩も長い。
手袋をしてブロックを積む。滑り止めも良い感じだ。
突然カンカンカンと鐘がけたたましく鳴った。
何事かと辺りを見回すと戦闘音が聞こえてきた。
危なくないように離れた高い所から見物する。
赤色の三メートルはあろうかという人型の魔獣が護衛のハンターと戦っていた。
魔法使いを大声で呼ぶのが聞こえる。
急いでこちらに向かっていることを伝令が伝えた。
魔法使いはどんな感じなんだろうか。強いのかな。
戦闘を指揮する人に従ってハンターが下がる。
代わりにストーンゴーレムが沢山出てきた。
ストーンゴーレムは戦闘の場に足音を響かせ歩いてくる。
先頭のストーンゴーレムが魔獣に殴りか掛かる。
魔獣も反撃のパンチを繰り出す。
もの凄い衝突音と共にストーンゴーレムが砕ける。
次のストーンゴーレムのパンチが当たるが全然効いてない。
魔獣の反撃でまたストーンゴーレムが砕ける。
本格的にやばくなったら、筋力強化モドキ掛けてフィオレラと全力で逃げよう。
年配の高そうな服を着た魔法使いらしき人がやって来た。
どうやら魔法使いの登場らしい。
先生と呼ばれた魔法使いは冷静に指示出す。
先生は魔獣の事をオーガと呼んでいた。
指示に従ってストーンゴーレムがオーガを押さえに掛かる。
オーガの腕の攻撃の遠い場所、足に二体のストーンゴーレムが取り付く。
スキル火魔法を先生が発動する。
炎の槍がオーガに突き刺さり爆発して空気を振るわせる。
追撃の炎の槍が放たれる。
二発で充分だと思っていたようだ。
先生は悪態をつくと三発目を放つ。
オーガはかなりダメージを負ったようだ。しかし、まだ元気だ。
足を押さえているゴーレムに拳を振り下ろす。
ストーンゴーレムが砕けるがすかさず新しいゴーレムが取り付く。
結局七回目の炎の槍でオーガは息絶えた。
オーガはハンターギルドの資料ではAランクのパーティ推奨とあった。
魔法使い凄いな。
「こんな事はしょっちゅうあるんですか?」
近くにいたチェルソさんに話しかける。
「今日みたいな大物は珍しいさだけど、一週間に一度はあるよ」
その後は何もなく終了の合図の笛が鳴った。
「シロクあれは何だ。様子を少し見に行った時思ったが、作業のスピードあれは異常だ」
親方が疑問を持ったようだ。
やはり誤魔化しは効かないか。
「実は筋力強化のスキルを持ってまして、秘密裏に熟練度を稼ぎたいのです」
「フィオレラも何か抱えていると思った。お前もか偶に事情がある人間が流れてくることがある。だから、詮索はしねぇが」
親方が理解があって良かった。
筋力強化モドキを上手く誤魔化して、働く仕事場を見つけるのは難しいだろう。
「そうして、もらえるとありがたいです」
「報酬だけどな。あんなに頑張れられると皆と同じと言う訳にはいかねぇ。Fランクの報酬を依頼者権限でEランクに上げさせてもらうぞ。フィオレラの分の色もつける」
「はい、ありがとうございます」
「フィオレラが来たみたいなので。お疲れさまでした」
「お疲れさまでした」
フィオレラの元気な声を聞いて感想を聞かなくとも良い一日であった事が分かる。
「おう、お疲れ」
報酬は一日銀貨三枚のところ銀貨四枚だった。
一万二千円労働の厳しさを考えると安い。
フィオレラのお小遣いが払えない。
無理を言って無しにしてもらった。
笑顔で良いですよと言ってくれる。
情けない。
次の日も同じ様に仕事場に出る。
今日は筋力強化モドキの魔力を最大でどこまでやれるか試してみた。
最大限筋力強化モドキを掛ける。
ブロックが上手く掴めない。
置く場所も少しずれた。
試行錯誤しながら振り回されている感覚を修正する。
最終的には普通の人の三倍ぐらいのスピードで仕事ができた。
もっと早くできるはず。
しかし、これ以上早くすると運動神経が対応できない。
急に筋力強化モドキが切れる。
腕時計をみると仕事を始めてから二時間ちょっと経っていた。
魔力切れだろう。
魔力は大体四時間で満タンになると本を読んで知っていた。
普通の人のスピードで仕事をする。
「なあ、さっきは凄かった。思わず目を疑ったさ」
チェルソさんが話しかけてきた。
「限界に挑戦しました」
「あんた、スキル使ってるだろ」
「ばれてしまったのなら仕方ない。ええ使ってます」
そうだよなばれるよな普通。だが、ばれても問題は無いだろう。
「おいらの愚痴を聞いてくれるかい。おいらはここの生まれで家が貧しくてさ。凄いスキルを得て成り上がるを夢見てた。鑑定の結果は生活魔法の種火だけさ。種火じゃ生活できないさ。魔力も少ないし。良いスキルを持ってる奴を見ると羨ましくて仕方ないさ。なんであんたは安い仕事をする」
どうしよう、もっと前向きに生きろなんて説教する柄じゃないが。
「スキルって道具みたいな物に思っています。道具は使いこなしてこそです」
「おいらは種火を活用してなかったさ」
「普通の火付けは大変なんでしょう。アルバイトでお金稼いでみたら、どうです」
「やってみるさ」
「そうです一歩づつでも前に進まないと」
この世界はスキルで価値が決まる。
なんて不平等なんだろう。
何を考えてこんななんだ。
フィオレラの苦労は相当な物だろう。
なんとかしてやりたい。
「なぁ、フィオレラ。魔力を増やす方法ってない?」
チェルソさんの魔力できれば増やしてあげたい。
「十五才の成人になる何年か前には魔力の伸びは止まってそれ以降増えません」
現実は厳しい。
「そもそも最大魔力量は何で決まるの?」
「こちらの人は持って生まれた才能によって決まると。稀人はこちらの世界に来る前に積んだ善行の量だと。神様から稀人が聞いたと伝えられています」
確かに財布や落とし物を交番に届けたり電車で座席を譲ったり道を聞かれた時に案内したりはしてた。
まぁ、そんなんで平均の三倍なんだから、文句は言えないか。
俺は恵まれている。
フィオレラ相変わらず外で待っているずるいぞ。
でも付いて来いとも言いづらい。
オアシスである受付に行く。
「おはようございます。ブレンドン親方の現場の仕事を受けたいのですが」
「ブレンドン親方の現場ですと東門の外の城壁の拡張工事ですね。ゴーレム使いの方ですと材料の運搬等色々あります」
「体が鈍ってきたのでゴーレムを使わない肉体労働はありませんか?」
必要にかられて嘘をついたしょうがない。
「ええございます。石のブロック積みの仕事があります。安くてきつい作業です。よろしいですか」
「おねがいします」
おおっ、あれか確かに城壁作っている。
忙しく働いている男達を避けながら親方を探す。
親方は図面の紙を見ながら何か書き込んでいた。
「おはようございます。親方。又お世話になります」
「お前もかなり変わってる。何でゴーレム使わない依頼なんだ?」
親方は誤魔化せるかな。無理だろう。
「体が鈍ったので運動の為にやろうかと。前みたいにフィオレラに雑務をやらせたいのですがどうでしょう」
「それは無理だ。今回持ち場が分割されて、俺は一区画の監督を任されただけだ。書類仕事も事務所も持ってない」
フィオレラに仕事が無いと落ち込むだろうな。
「それは困りましたね。何か女の子にもできる簡単な作業はないです?」
「伝令ぐらいだな。それに当てはまるのは現場が広いので指示を伝えるのにちょっと難儀している」
「フィオレラ、どうだ」
「私はいいと思います」
仕事が見つかってちょっと安心した。
「親方お願いします」
さあ、始めるぞ。筋力強化モドキを掛ける。
みんなは両手で持っているブロックを片手で楽々と持ち積み木の様に積む。
しばらくやっていると手の皮が痛い。
これはたまらん。
「なぁ、あんた見ない顔だ。新人かい」
「ええ今日からお世話になっているシロクです」
「おいらはチェルソってんだ。なんであんなに早く積めるんだい」
チェルソさんは下手したら、俺より若いと思われる作業員だ。
「力だけはあるんで。ところで手の皮が擦れて痛いのです。何か良い方法ありません?」
「手の皮はやっている内に硬くなるもんさ。手袋をする奴もいるが掴み損なって、石をつま先に落とすのがせいぜいさ」
「これってゴーレムで積めないんですか?」
「ゴーレムだと滑って上手く掴めないし細かい制御は苦手さ。力の出る奴は特にそうさ」
ゴーレムの意外な弱点を聞いた。驚きだ。
「休み時間になったみたいなので手袋買いに行ってきます」
雑貨屋で手袋を急いで買い。
チョークを売っていたので箱の中に粉が無いかと聞いたら、あると言うのでもらう。
滑り止めだ。
ふう、なんとか間に合った。つらい仕事だけあって休憩も長い。
手袋をしてブロックを積む。滑り止めも良い感じだ。
突然カンカンカンと鐘がけたたましく鳴った。
何事かと辺りを見回すと戦闘音が聞こえてきた。
危なくないように離れた高い所から見物する。
赤色の三メートルはあろうかという人型の魔獣が護衛のハンターと戦っていた。
魔法使いを大声で呼ぶのが聞こえる。
急いでこちらに向かっていることを伝令が伝えた。
魔法使いはどんな感じなんだろうか。強いのかな。
戦闘を指揮する人に従ってハンターが下がる。
代わりにストーンゴーレムが沢山出てきた。
ストーンゴーレムは戦闘の場に足音を響かせ歩いてくる。
先頭のストーンゴーレムが魔獣に殴りか掛かる。
魔獣も反撃のパンチを繰り出す。
もの凄い衝突音と共にストーンゴーレムが砕ける。
次のストーンゴーレムのパンチが当たるが全然効いてない。
魔獣の反撃でまたストーンゴーレムが砕ける。
本格的にやばくなったら、筋力強化モドキ掛けてフィオレラと全力で逃げよう。
年配の高そうな服を着た魔法使いらしき人がやって来た。
どうやら魔法使いの登場らしい。
先生と呼ばれた魔法使いは冷静に指示出す。
先生は魔獣の事をオーガと呼んでいた。
指示に従ってストーンゴーレムがオーガを押さえに掛かる。
オーガの腕の攻撃の遠い場所、足に二体のストーンゴーレムが取り付く。
スキル火魔法を先生が発動する。
炎の槍がオーガに突き刺さり爆発して空気を振るわせる。
追撃の炎の槍が放たれる。
二発で充分だと思っていたようだ。
先生は悪態をつくと三発目を放つ。
オーガはかなりダメージを負ったようだ。しかし、まだ元気だ。
足を押さえているゴーレムに拳を振り下ろす。
ストーンゴーレムが砕けるがすかさず新しいゴーレムが取り付く。
結局七回目の炎の槍でオーガは息絶えた。
オーガはハンターギルドの資料ではAランクのパーティ推奨とあった。
魔法使い凄いな。
「こんな事はしょっちゅうあるんですか?」
近くにいたチェルソさんに話しかける。
「今日みたいな大物は珍しいさだけど、一週間に一度はあるよ」
その後は何もなく終了の合図の笛が鳴った。
「シロクあれは何だ。様子を少し見に行った時思ったが、作業のスピードあれは異常だ」
親方が疑問を持ったようだ。
やはり誤魔化しは効かないか。
「実は筋力強化のスキルを持ってまして、秘密裏に熟練度を稼ぎたいのです」
「フィオレラも何か抱えていると思った。お前もか偶に事情がある人間が流れてくることがある。だから、詮索はしねぇが」
親方が理解があって良かった。
筋力強化モドキを上手く誤魔化して、働く仕事場を見つけるのは難しいだろう。
「そうして、もらえるとありがたいです」
「報酬だけどな。あんなに頑張れられると皆と同じと言う訳にはいかねぇ。Fランクの報酬を依頼者権限でEランクに上げさせてもらうぞ。フィオレラの分の色もつける」
「はい、ありがとうございます」
「フィオレラが来たみたいなので。お疲れさまでした」
「お疲れさまでした」
フィオレラの元気な声を聞いて感想を聞かなくとも良い一日であった事が分かる。
「おう、お疲れ」
報酬は一日銀貨三枚のところ銀貨四枚だった。
一万二千円労働の厳しさを考えると安い。
フィオレラのお小遣いが払えない。
無理を言って無しにしてもらった。
笑顔で良いですよと言ってくれる。
情けない。
次の日も同じ様に仕事場に出る。
今日は筋力強化モドキの魔力を最大でどこまでやれるか試してみた。
最大限筋力強化モドキを掛ける。
ブロックが上手く掴めない。
置く場所も少しずれた。
試行錯誤しながら振り回されている感覚を修正する。
最終的には普通の人の三倍ぐらいのスピードで仕事ができた。
もっと早くできるはず。
しかし、これ以上早くすると運動神経が対応できない。
急に筋力強化モドキが切れる。
腕時計をみると仕事を始めてから二時間ちょっと経っていた。
魔力切れだろう。
魔力は大体四時間で満タンになると本を読んで知っていた。
普通の人のスピードで仕事をする。
「なあ、さっきは凄かった。思わず目を疑ったさ」
チェルソさんが話しかけてきた。
「限界に挑戦しました」
「あんた、スキル使ってるだろ」
「ばれてしまったのなら仕方ない。ええ使ってます」
そうだよなばれるよな普通。だが、ばれても問題は無いだろう。
「おいらの愚痴を聞いてくれるかい。おいらはここの生まれで家が貧しくてさ。凄いスキルを得て成り上がるを夢見てた。鑑定の結果は生活魔法の種火だけさ。種火じゃ生活できないさ。魔力も少ないし。良いスキルを持ってる奴を見ると羨ましくて仕方ないさ。なんであんたは安い仕事をする」
どうしよう、もっと前向きに生きろなんて説教する柄じゃないが。
「スキルって道具みたいな物に思っています。道具は使いこなしてこそです」
「おいらは種火を活用してなかったさ」
「普通の火付けは大変なんでしょう。アルバイトでお金稼いでみたら、どうです」
「やってみるさ」
「そうです一歩づつでも前に進まないと」
この世界はスキルで価値が決まる。
なんて不平等なんだろう。
何を考えてこんななんだ。
フィオレラの苦労は相当な物だろう。
なんとかしてやりたい。
「なぁ、フィオレラ。魔力を増やす方法ってない?」
チェルソさんの魔力できれば増やしてあげたい。
「十五才の成人になる何年か前には魔力の伸びは止まってそれ以降増えません」
現実は厳しい。
「そもそも最大魔力量は何で決まるの?」
「こちらの人は持って生まれた才能によって決まると。稀人はこちらの世界に来る前に積んだ善行の量だと。神様から稀人が聞いたと伝えられています」
確かに財布や落とし物を交番に届けたり電車で座席を譲ったり道を聞かれた時に案内したりはしてた。
まぁ、そんなんで平均の三倍なんだから、文句は言えないか。
俺は恵まれている。
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