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chapter18 竜馬の帰還
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しおりを挟むキッチンテーブルの大理石に降ろされ
むき出しのおしりが触れて
冷たさにジェニが悲鳴をあげた
喉が渇いていたのだろう
彼は横にあったウォーターサーバーから
コップに水を入れてごくごく飲んだ
しかもそれを腰を動かしながら飲むのも
同時にしているのでジェニはケラケラ笑った
水を飲みたいけど腰も動かしたい
欲望がごっちゃになっている彼がおもしろい
二人はしばらくじゃれて戯れるように
気だるいスローリズムで動いた
まるで一つになっているのを
楽しんでいるかのように
ジェニは竜馬の首に腕をまわして
目を閉じて頭をのけぞらせ
彼に突かれる悦びにひたった
永遠に続けてほしかった
喉の渇きを潤したら
遊びのようだった彼の腰つきもやがて
開放に向かって本腰に変わった
先ほどよりも激しく
キッチンテーブルは絶好の高さだった
彼は手のひらをジェニの後頭部に
枕代わりに差し入れた
こんな優しい気遣いも大好きだ
ジェニは竜馬のクライマックスが
近づいていることを感じ
小さく首を振り
汗に光る彼の胸をそっと押した
まだジェニは終わらせたくなかった
もう少し楽しみたい
何も言う必要もなかった
彼も同じ気持ちだった
動きを止めて離れるタイミングを心得ていた
スッと離れると
彼の逞しい突き出たものがジェニの愛液で光ってた
いつ見ても圧倒される
これが今の今まで根元まで
自分の中に入っていたなんて信じられない
ジェニは走って寝室に行き
竜馬もそれに続いた
そして竜馬にお尻を向けて
両手両足をベッドについた
悩ましい視線を彼に送り
その部分を彼がじっくり観察できるように
広げて誘った
彼がジェニのそこを見ると
興奮するのをもうジェニは十分知っていた
竜馬が後ろから入ってきたとき
ジェニはまるでセクシーな雌猫のように
お尻を高く突き上げた
カーテンの隙間から差し込んでくる
シカゴの朝日がジェニの肌を照らし
焦がし、炙っているようだった
二人の激しさにシーツの端がめくれ
縞模様のマットレスが露出していた
ジェニの腕の力が抜け
クシャクシャになったシーツの上に頭が落ちた
この体位はそれは痛いぐらい深くは繋がれるけど
やはり相手の顔が見えないもの寂しさがある
そう思った瞬間あっという間のことで
何が起こっているのかわからないうちに
ジェニはまた上になっていた
どうしてこんなに彼はジェニの気持ちを
理解してくれるのだろう
愛しくてたまらない
彼はジェニが彼にまたがって
下から突きあげられ
彼の顔を見ながら絶頂を迎えるのが
好きなのを心得てくれていてる
なんて優しい人
彼のしてくれることすべてが大好きだった
信じられなかった
両手を恋人つなぎにしたまま
力強く下から突き上げてくれる竜馬が愛しくて
涙がでる
ああ・・・・
激しい
すごくいい・・・
自分がいくら必死で動いでもこうはいかない
彼は額に汗を光らせ笑顔を返してくれた
その官能の表情は余裕がなく
彼の素直さ、傷つきやすさが現れていた
ジェニの好きなもの
ジェニの好きなやり方に
激しい興奮を覚えているのがわかった
やがて絶頂というより
電気ショックのような快感が走った
ジェニは自分の体から太陽光線が
放射されたように感じた
何もかもが真っ白になりジェニの周りに光の波が
霧のように発した
体の内側が激しく痙攣し収縮がいつまでも
続いた
「・・・これを待ってたっ・・・」
竜馬もジェニの素晴らしい絶頂の麻痺に
目を閉じてのけぞり身を震わせている
そしてジェニの体の中で竜馬のソレが膨れ
熱い種を放っている感覚だけが残った
「ああ・・・・・・・」
「ああ・・・・・・・」
絶頂を開放しすべてが緩んだ瞬間
心が繋がる
竜馬が「ブチュッ」と音を立ててジェニの肩に
キスをしたものだから思わず笑ってしまった
竜馬はジェニを上に乗せ
いつまでもつながって
満ち足りたまま動かなかった
互いの息遣いに耳を傾け
営みで流した汗で結び合わされていた
:*゚..:。:.
二人は1メートルぐらい宙に浮いてる気分だった
竜馬は汗に濡れて額にかかる
丸いおでこにキスをし
背中を優しくなでた
そしてそっと背中に人差し指で文字を書いた
「 I 」 「LOVE」 「YOU ]
クスクス・・・・・
「アイ・・・ラブ・・・ユー・・」
「アイ・・・ラブ・・・ユー・・」
竜馬が何度も書くものだから
ジェニも何度も声に出した
次に竜馬が長い文章を
筆記体でジェニの背中に書いた
クスクス・・・・
「ねぇ・・・わからないわ・・何て書いたか―」
竜馬はジェニの唇にしーっと人差し指を押し付けた
二人は微笑んでキスをした
彼は正しい
言葉はいらなかった
竜馬はまたジェニの中で硬くなった
こんなに幸せなことはなかった
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