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chapter18 竜馬の帰還
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「ねぇ・・・・竜馬さん・・・・」
「うん?」
「私ね・・・・ずっと考えてたんだけど・・・」
ジェニの声は穏やかで耳をくすぐる息は温かい
竜馬は自分の胸に乗せたジェニの
こんもり盛り上がった
温かい尻を両手で優しく包んだ
「うん・・・・ 」
「あなたがアメリカで
辛い少年時代を送って来たのは残念だわ・・・・
でも私はそれに感謝せずにはいられないの」
「感謝? 」
竜馬はいぶかしげに問い返した
「あなたはジャスティンの死を看取ったことで
悲しい思いをしたけれど・・・・
それが今のあなたを作ったのよ
強くて・・・
でも優しい男性・・・
力がありながら
思いやりも持っていて
人のために動くことを惜しまない
素晴らしいリーダーよ・・・
それが私があなたの中に見ているものなの」
ジェニは彼の髪を撫でて
真夜中色の瞳をのぞき込んだ
「でもこれからは
自分のための人生を送ってほしいの」
「ジェニ・・・・ 」
と竜馬が囁く
「誰のためにでもなく
自分の幸せのために 」
「自分の幸せ? 」
退院した夜・・・・
彼のジャスティンに対するの想いの
打ち明け話はジェニの心を高鳴らせた
今までジェニのために
いろいろ最善を尽くしてくれていた彼ならば
当然ジャスティンのためにも
彼は最善を尽くしたことだろう
彼はそういう人なのだ
「竜馬さん・・・・言ってくれたでしょ?
今私といてとても幸せだって・・・ 」
ジェニが鼻と鼻をくっつけてきた
全裸で初恋の女性が妻として
今自分の胸に乗っかっている
こんな幸福なことはあるだろうか
「うん・・・・ 」
たしかに毎日竜馬は
幸福に胸がはじけそうになっている
少し前まではこんな風になるなんて
思いもよらなかった
「君を愛しすぎて
僕の心臓はもたないと思ってるけどね・・・
とても幸せだよ」
「幸せのゴールデンルール黄金法則って知ってる?」
「ゴールデンルール黄金法則?」
竜馬は知らないとばかりに請け負い
ジェニを横に寝かせて向き合った
彼女の意志の強い茶色い瞳がキラキラと
竜馬を捉えている
「今現在が不幸だと思ったら
過去の事を嘆いてしまうわ
(あの時こうだったから―今こうなった)とか・・
(あの時こうしていたら―)とかね 」
「うん・・・そうだね・・・・
後悔しかなくなる・・・
そして未来にも希望が持てなくなるんだ」
ジェニの言うことは痛いほどよくわかる
走馬灯のようにジャスティンが死んでから
ジェニと会うまでの自分の心境が現れた
「でも今現在がとても幸福だったら
(ああ・・・
過去のあの出来事があったから今の幸福があるんだ)
と過去を黄金の記憶に変えれるの・・・
これを幸せのゴールデンルール黄金法則っていうの」
ジェニが竜馬の手を強く握った
しばらくの間二人は並んで横たわっていた
手を握りあい・・・・
お互いの体を温めあいながら
「私はいつもこの法則に則って生きて来たわ
過去を振り返るより
今、この瞬間を幸福の黄金にすることによって
過去をも黄金に変えれるわ
私はいつもこの考え方で全力を尽くしてきたの 」
竜馬は胸がいっぱいになってジェニを見つめていた
なるほど
彼女の強さはここから生まれているんだ
自分の愛しいお母さんや一郎さんを亡くしても
過去は振り返らず
ジェニは今現在自分を幸福にすることに
全力を尽くしてきたんだ・・・
「君はすばらしいよ・・・・ 」
竜馬が感動して
ジェニの髪を耳にかけて言った
真夜中・・・・・
夜明けはまだ遠い
時計の針の音だけが部屋に漂い
大気はひんやりと溶け
二人をそっと包み込む
「アメリカに行こう竜馬さん 」
「アメリカに?」
竜馬はすこし驚いてあやふやに笑った
「ジャスティンに会いに行こう
竜馬さん・・・・ 」
竜馬は息をつめ腹筋をこわばらせた
「そして今あなたは私の元で
とても幸せだと報告するのよ」
ジェニはハッキリ断言した
妻の信頼の重みを感じて
竜馬の胸は熱くなった
ジェニはずっと考えていたことを
到頭とうとう口に出した
竜馬はしばらく無言でジェニを見つめた
少し不安になったがジェニは勇気を出して
その先を言った
「――もし今すぐが難しすぎるなら―ああっ・・」
「行こう」
竜馬は言った
ジェニの片足を高く上げて
一突きで彼女の中に入るのと同時に
「喜んで」
ジェニは身をよじらせ
温かく官能的な合意を示した
「うん?」
「私ね・・・・ずっと考えてたんだけど・・・」
ジェニの声は穏やかで耳をくすぐる息は温かい
竜馬は自分の胸に乗せたジェニの
こんもり盛り上がった
温かい尻を両手で優しく包んだ
「うん・・・・ 」
「あなたがアメリカで
辛い少年時代を送って来たのは残念だわ・・・・
でも私はそれに感謝せずにはいられないの」
「感謝? 」
竜馬はいぶかしげに問い返した
「あなたはジャスティンの死を看取ったことで
悲しい思いをしたけれど・・・・
それが今のあなたを作ったのよ
強くて・・・
でも優しい男性・・・
力がありながら
思いやりも持っていて
人のために動くことを惜しまない
素晴らしいリーダーよ・・・
それが私があなたの中に見ているものなの」
ジェニは彼の髪を撫でて
真夜中色の瞳をのぞき込んだ
「でもこれからは
自分のための人生を送ってほしいの」
「ジェニ・・・・ 」
と竜馬が囁く
「誰のためにでもなく
自分の幸せのために 」
「自分の幸せ? 」
退院した夜・・・・
彼のジャスティンに対するの想いの
打ち明け話はジェニの心を高鳴らせた
今までジェニのために
いろいろ最善を尽くしてくれていた彼ならば
当然ジャスティンのためにも
彼は最善を尽くしたことだろう
彼はそういう人なのだ
「竜馬さん・・・・言ってくれたでしょ?
今私といてとても幸せだって・・・ 」
ジェニが鼻と鼻をくっつけてきた
全裸で初恋の女性が妻として
今自分の胸に乗っかっている
こんな幸福なことはあるだろうか
「うん・・・・ 」
たしかに毎日竜馬は
幸福に胸がはじけそうになっている
少し前まではこんな風になるなんて
思いもよらなかった
「君を愛しすぎて
僕の心臓はもたないと思ってるけどね・・・
とても幸せだよ」
「幸せのゴールデンルール黄金法則って知ってる?」
「ゴールデンルール黄金法則?」
竜馬は知らないとばかりに請け負い
ジェニを横に寝かせて向き合った
彼女の意志の強い茶色い瞳がキラキラと
竜馬を捉えている
「今現在が不幸だと思ったら
過去の事を嘆いてしまうわ
(あの時こうだったから―今こうなった)とか・・
(あの時こうしていたら―)とかね 」
「うん・・・そうだね・・・・
後悔しかなくなる・・・
そして未来にも希望が持てなくなるんだ」
ジェニの言うことは痛いほどよくわかる
走馬灯のようにジャスティンが死んでから
ジェニと会うまでの自分の心境が現れた
「でも今現在がとても幸福だったら
(ああ・・・
過去のあの出来事があったから今の幸福があるんだ)
と過去を黄金の記憶に変えれるの・・・
これを幸せのゴールデンルール黄金法則っていうの」
ジェニが竜馬の手を強く握った
しばらくの間二人は並んで横たわっていた
手を握りあい・・・・
お互いの体を温めあいながら
「私はいつもこの法則に則って生きて来たわ
過去を振り返るより
今、この瞬間を幸福の黄金にすることによって
過去をも黄金に変えれるわ
私はいつもこの考え方で全力を尽くしてきたの 」
竜馬は胸がいっぱいになってジェニを見つめていた
なるほど
彼女の強さはここから生まれているんだ
自分の愛しいお母さんや一郎さんを亡くしても
過去は振り返らず
ジェニは今現在自分を幸福にすることに
全力を尽くしてきたんだ・・・
「君はすばらしいよ・・・・ 」
竜馬が感動して
ジェニの髪を耳にかけて言った
真夜中・・・・・
夜明けはまだ遠い
時計の針の音だけが部屋に漂い
大気はひんやりと溶け
二人をそっと包み込む
「アメリカに行こう竜馬さん 」
「アメリカに?」
竜馬はすこし驚いてあやふやに笑った
「ジャスティンに会いに行こう
竜馬さん・・・・ 」
竜馬は息をつめ腹筋をこわばらせた
「そして今あなたは私の元で
とても幸せだと報告するのよ」
ジェニはハッキリ断言した
妻の信頼の重みを感じて
竜馬の胸は熱くなった
ジェニはずっと考えていたことを
到頭とうとう口に出した
竜馬はしばらく無言でジェニを見つめた
少し不安になったがジェニは勇気を出して
その先を言った
「――もし今すぐが難しすぎるなら―ああっ・・」
「行こう」
竜馬は言った
ジェニの片足を高く上げて
一突きで彼女の中に入るのと同時に
「喜んで」
ジェニは身をよじらせ
温かく官能的な合意を示した
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