【R18】堅物敏腕ボスと初恋の君の運命的な再会~父の会社を買収した憎いアイツは幼い頃に一緒に暮らした大好きなお兄ちゃんだった~

星キラリ

文字の大きさ
上 下
590 / 700
chapter15 あの木の葉が落ちる時

しおりを挟む

魂が肉体から切り離された感覚がした
それか足元にぽっかり穴が開いて
ストンっと地獄のそこまで落ちた気分


あたりが真っ暗になって
ジャスティンしか見えない




は・・・半年の命?




そこで考えが頭を巡らす






ジャスティンは死ぬの?・・・・・・






「び・・・病院・・!
く・・・薬・・・ 
あ・・・あきらめなければ・・・きっと・・・ 」





竜馬は弾けるように立ち上がった
今すぐにでもジャスティンを病院に連れていかなきゃ


咄嗟に浮かんだのは救急車だった




キョロキョロと電話できる所を探すと
例の黒のスーツの人物は
落ち着き払った表情で
二人のやり取りをじっと見ている






「き・・・・救急車っ― 」




「無駄だ・・・竜馬・・・・
落ち着け・・・・
金にものを言わせて
今までさんざん最先端の治療を受けてきた 」



ジャスティンもとても落ち着いていた
まるですべてを悟っていかのような
仏様みたいに

彼が竜馬に優しく言った







「俺には時間がない・・・・竜馬
お前に話したいことがある・・・ 」


















:*゚..:。:.   .:*゚:.。










【シカゴJBOYカンパニー事務所】

「かぁ~!金も持っていて
顔もハンサムなんてな!
世の中不公平だぜ!  」


宗一郎が毎月定期購読している
ナショナルジオグラフィックの雑誌を
また読んでぼやいた


この雑誌はもっともアメリカの一般家庭で
読まれる雑誌でアメリカに貢献するレジェンドが
数々紹介されている

宗一郎の愛読雑誌の一つだ



宗一郎は無意識にトップ表紙に写っている
人物を指で弾いた



「しかし・・・・読めば読むほど
すげ~な!コイツ!
元犯罪者がここまで成功するには
それなりの苦労があったんだろうな! 」


「そんなにすごいんですか?
その投資家って・・・・    」






会計係のジミーがセドリックマミー差し入れの
ハンバーガーを頬張りながら
宗一郎の読んでいる雑誌をのぞき込む

 



「ああ!俺らと歳変わらないんだぜ 」



「竜馬社長今頃うまいもんでも食ってるんですかね~?」


 


「へぇ~・・・この表紙の人が
竜馬社長が行ってるパーティに来てるんですか?」




「嫌なヤツなんじゃね~の?
よく知らんけど
まぁな・・・どっちみち俺達とは
縁のない人物だよ   」






ポンッとテーブルに放りなげた
雑誌の見出しにはこう書かれていた









-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

【今月の目玉記事】
※独断ロングインタビュー※

―若き億万長者の投資家【ジャスティン・アレン】の
財務エキスパートとしての知識・経験・
思考法はすべて刑務所で学んだ―

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-









しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる

ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。 幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。 幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。 関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。

隠れドS上司をうっかり襲ったら、独占愛で縛られました

加地アヤメ
恋愛
商品企画部で働く三十歳の春陽は、周囲の怒涛の結婚ラッシュに財布と心を痛める日々。結婚相手どころか何年も恋人すらいない自分は、このまま一生独り身かも――と盛大に凹んでいたある日、酔った勢いでクールな上司・千木良を押し倒してしまった!? 幸か不幸か何も覚えていない春陽に、全てなかったことにしてくれた千木良。だけど、不意打ちのように甘やかしてくる彼の思わせぶりな言動に、どうしようもなく心と体が疼いてしまい……。「どうやら私は、かなり独占欲が強い、嫉妬深い男のようだよ」クールな隠れドS上司をうっかりその気にさせてしまったアラサー女子の、甘すぎる受難!

ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます

沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!

隠れドS上司の過剰な溺愛には逆らえません

如月 そら
恋愛
旧題:隠れドS上司はTL作家を所望する! 【書籍化】 2023/5/17 『隠れドS上司の過剰な溺愛には逆らえません』としてエタニティブックス様より書籍化❤️ たくさんの応援のお陰です❣️✨感謝です(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎) 🍀WEB小説作家の小島陽菜乃はいわゆるTL作家だ。  けれど、最近はある理由から評価が低迷していた。それは未経験ゆえのリアリティのなさ。  さまざまな資料を駆使し執筆してきたものの、評価が辛いのは否定できない。 そんな時、陽菜乃は会社の倉庫で上司が同僚といたしているのを見てしまう。 「隠れて覗き見なんてしてたら、興奮しないか?」  真面目そうな上司だと思っていたのに︎!! ……でもちょっと待って。 こんなに慣れているのなら教えてもらえばいいんじゃないの!?  けれど上司の森野英は慣れているなんてもんじゃなくて……!? ※普段より、ややえちえち多めです。苦手な方は避けてくださいね。(えちえち多めなんですけど、可愛くてきゅんなえちを目指しました✨) ※くれぐれも!くれぐれもフィクションです‼️( •̀ω•́ )✧ ※感想欄がネタバレありとなっておりますので注意⚠️です。感想は大歓迎です❣️ありがとうございます(*ᴗˬᴗ)💕

俺様上司と複雑な関係〜初恋相手で憧れの先輩〜

せいとも
恋愛
高校時代バスケ部のキャプテンとして活躍する蒼空先輩は、マネージャーだった凛花の初恋相手。 当時の蒼空先輩はモテモテにもかかわらず、クールで女子を寄せ付けないオーラを出していた。 凛花は、先輩に一番近い女子だったが恋に発展することなく先輩は卒業してしまう。 IT企業に就職して恋とは縁がないが充実した毎日を送る凛花の元に、なんと蒼空先輩がヘッドハンティングされて上司としてやってきた。 高校の先輩で、上司で、後から入社の後輩⁇ 複雑な関係だが、蒼空は凛花に『はじめまして』と挨拶してきた。 知り合いだと知られたくない? 凛花は傷ついたが割り切って上司として蒼空と接する。 蒼空が凛花と同じ会社で働きだして2年経ったある日、突然ふたりの関係が動き出したのだ。 初恋相手の先輩で上司の複雑な関係のふたりはどうなる? 表紙はイラストAC様よりお借りしております。

ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる

Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。 でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。 彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。

クールな御曹司の溺愛ペットになりました

あさの紅茶
恋愛
旧題:クールな御曹司の溺愛ペット やばい、やばい、やばい。 非常にやばい。 片山千咲(22) 大学を卒業後、未だ就職決まらず。 「もー、夏菜の会社で雇ってよぉ」 親友の夏菜に泣きつくも、呆れられるばかり。 なのに……。 「就職先が決まらないらしいな。だったら俺の手伝いをしないか?」 塚本一成(27) 夏菜のお兄さんからのまさかの打診。 高校生の時、一成さんに告白して玉砕している私。 いや、それはちょっと……と遠慮していたんだけど、親からのプレッシャーに負けて働くことに。 とっくに気持ちの整理はできているはずだったのに、一成さんの大人の魅力にあてられてドキドキが止まらない……。 ********** このお話は他のサイトにも掲載しています

【完結】となりに引っ越してきた年下イケメンの性癖は、絶対にヒミツです!?

高野百加
恋愛
篠田未央は32歳は、大手クッキングスタジオの講師。彼氏もおらず、毎朝寄っているコーヒースタンド「muse(ミューズ)」のイケメン店員、郡司亮介を遠くから愛でて満足する毎日。神々しい笑顔が尊いー!! そんな亮介が、突然アパートの隣の部屋に引っ越してきたから大変! ドキドキ止まらない毎日が始まった!!     亮介はある性癖に関する秘密を抱えていて、ひょんなことからそれが未央にバレてしまう。  悩む亮介に、その悩みを解決するための練習をしようと提案する未央。  亮介の二面性に翻弄されながらも、毎晩の甘い秘密の練習にとろける未央。どんどん好きの気持ちが大きくなっていって……?  亮介の性癖に付き合ううちに、その沼にずぶずぶとはまっていく未央。いろんなシュチュエーションであんなことやこんなことを楽しむふたりのお話です。 ※ この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません  エブリスタ様で連載していたものを、改題して転載しています。

処理中です...