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chapter14 新たな仲間達
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しおりを挟む竜馬も右頬を殴られて頭にきて
誰だかわからないが向う脛を思いっきり蹴ってやった
後にそれは宗一郎だったとわかるのだが
「そこまでだ!やめろ!お前ら!」
ビームスと小麦粉が盗まれないように
雇っている用心棒がやってきて
竜馬達は一人ひとりいとも簡単に
喧嘩の団子からひっぱりはがされ
地面に放り投げられた
竜馬に助け起こされた
宗一郎は口から血を流していた
「ちくしょー!東洋人だと思って舐めやがって!」
「宗一郎ってば! 」
まだ殴りにかかろうとしている
宗一郎を必死で止める
「お前ら!後で事務所に来い!」
ビームスの怒鳴り声が工場に響いた
「あいつらハッパをやってるから
まともに相手にするなよ!」
竜馬は事務所へ向かう階段を上りながら
宗一郎に言った
宗一郎はブンブン首を振った
「なんか俺後頭部たんこぶ出来てね?」
全然悪びれもせず
意外と喧嘩っぱやい宗一郎に竜馬は呆れた
ジャスティンなら無駄な喧嘩はまずしないし
そもそもあんな奴らは相手にもしない
無理もない彼は殺し屋ヒットマンだったのだから
ジャスティンのひと睨みで
ごろつき達は震え上がる
竜馬は時々荒れる宗一郎を
どう扱ってやればいいかわからなかった
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