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chapter14 新たな仲間達
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しおりを挟む「竜馬!食った皿はすぐに洗わなきゃ
虫がわくだろ!!
アイツらを舐めんな! 」
宗一郎は上半身裸でプリプリ
怒ってキッチンで皿を洗っている
「乾燥機を使ったら
すぐに取り出して畳めよ!
皺になるだろ! 」
「だぁ~!!竜馬!
お前!こっちの新しい方の石鹸開けたのか?
まだ使いかけがあるだろう!
嫌なんだよ!俺こーゆーの! 」
やはり上半身裸でシャカシャカ
歯磨きをする竜馬の前に
宗一郎が両方の手に石鹼をもってやって来た
「いいか!この薄くなった石鹸と新しい
石鹸を・・・・
こう! 」
宗一郎はむぎゅ~っと二つの牛乳石鹸を引っ付けた
「ほら!こうしたら
まだまだ使えるだろ!
お前って生活力ね~よな!
しょ~がね~な!本当に! 」
そう言いながら
バタバタ出かける準備をする宗一郎の背中を
じっと眺める
ボソッ・・・
「・・・・口うるせ~・・」
竜馬はボソッとつぶやいた
「何か言ったか? 」
くるりと宗一郎が振り向いて竜馬を睨む
もっとも本人曰くあれで睨んでいないらしい
「いいえ・・・・ 」
「ほら!行くぞ!
モタモタすんなよ!
出かける前にシーツをランドリーに入れておけ 」
この頃の宗一郎は竜馬と一緒に
ビームスの精粉工場でアルバイトをしていた
日本で免許を取得している宗一郎が
竜馬のダッドトラックを鼻歌を歌いながら運転する
ちらりと宗一郎を見る
宗一郎はハンドルを叩きながら
カーステレオから流れてくるラップを聞き入っている
・・・ジャスティンは・・・
僕が何をしても好きにさせてくれたよな・・・・
竜馬は助手席の窓から顔だけを出し
ばく進してくる向かい風のなかで唇を尖らせ
改めてジャスティンの傍にいた時の居心地の良さを
懐かしく思っていた
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