【R18】堅物敏腕ボスと初恋の君の運命的な再会~父の会社を買収した憎いアイツは幼い頃に一緒に暮らした大好きなお兄ちゃんだった~

星キラリ

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chapter14 新たな仲間達

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「竜馬!食った皿はすぐに洗わなきゃ
虫がわくだろ!!
アイツらを舐めんな!  」




宗一郎は上半身裸でプリプリ
怒ってキッチンで皿を洗っている




「乾燥機を使ったら
すぐに取り出して畳めよ!
皺になるだろ! 」




「だぁ~!!竜馬!
お前!こっちの新しい方の石鹸開けたのか?
まだ使いかけがあるだろう!
嫌なんだよ!俺こーゆーの! 」




やはり上半身裸でシャカシャカ
歯磨きをする竜馬の前に
宗一郎が両方の手に石鹼をもってやって来た




「いいか!この薄くなった石鹸と新しい
石鹸を・・・・
こう!  」




宗一郎はむぎゅ~っと二つの牛乳石鹸を引っ付けた




「ほら!こうしたら
まだまだ使えるだろ!
お前って生活力ね~よな!
しょ~がね~な!本当に! 」




そう言いながら
バタバタ出かける準備をする宗一郎の背中を
じっと眺める






ボソッ・・・
「・・・・口うるせ~・・」





竜馬はボソッとつぶやいた





「何か言ったか? 」




くるりと宗一郎が振り向いて竜馬を睨む
もっとも本人曰くあれで睨んでいないらしい




「いいえ・・・・  」



「ほら!行くぞ!
モタモタすんなよ!
出かける前にシーツをランドリーに入れておけ 」





この頃の宗一郎は竜馬と一緒に
ビームスの精粉工場でアルバイトをしていた


日本で免許を取得している宗一郎が
竜馬のダッドトラックを鼻歌を歌いながら運転する




ちらりと宗一郎を見る
宗一郎はハンドルを叩きながら
カーステレオから流れてくるラップを聞き入っている







・・・ジャスティンは・・・
僕が何をしても好きにさせてくれたよな・・・・





竜馬は助手席の窓から顔だけを出し
ばく進してくる向かい風のなかで唇を尖らせ
改めてジャスティンの傍にいた時の居心地の良さを
懐かしく思っていた







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