【R18】堅物敏腕ボスと初恋の君の運命的な再会~父の会社を買収した憎いアイツは幼い頃に一緒に暮らした大好きなお兄ちゃんだった~

星キラリ

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chapter13 一人は嫌だ

18

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「カルロス・・・おい
起きろ!
起きろ!カルロス 」



カルロスは不意に目を覚まし
最初は自分がどこにいるのか
わからない様子で目を擦った



アルコール臭い自宅のリビングのソファに
いつもと変わらず自分が寝ているところを確認し

そして目の前のソファーに座っている
竜馬を見て怒りを露にした





「おう!おう!おう!不良留学生が!
またこんな朝方に帰って来たぜ!
今度という今度はホストファミリー協会に
言いつけるからな!このろくでなしめが!」





大きな腹を揺らし
丸くて小さくてずるそうな目が竜馬を睨みつける





「カルロス・・・・ホストファミリー協会なんざ
あってないようなものだってもう知ってるよ
それより僕・・・
今日でここを出て行くことにしたんだ
だから今まで毎月一郎さんに僕の生活費
仕送りしてもらってるよね?
あれ全部返してくれる? 」




竜馬は冷たく言った
するとみるみるカルロスの顔が怒りで
真っ赤になった




「今までさんざん面倒を見てやった恩をやはり
お前は仇で返すんだな!
金なんかあるわけないだろう! 」



カルロスは心底お前が嫌いだという顔で
竜馬を見つめた



「面倒なんか見てもらった覚えはないよ
ちゃんと一郎さんのお金を
返してくれたら僕もホストファミリーに
君の留学生を利用して金を搾取していることを
言わないでおくって言ってるんだよ
話聞いてる? 」



とはっきり言う




「生意気言うな!
俺を誰だと思っているんだ
知ってるんだぞ!
お前はアメリカに来てあのクソマフィアの
ジャスティンにケツを掘られることしか
学ばなかったようだな  」




カルロスは面白がって
黄色い歯を見せて笑った




グフフフ・・・
「何なら俺のをしゃぶらせてやっても
いいんだぜ
そっちが好きなんだろ・・え?・竜馬?」





ふ~っ・・・
と竜馬はため息をつき首を振った






「アホだアホだとは思っていたが
これほどとは・・・ 」




竜馬は顔をあげ
カルロスが凍り付くような視線でまともに見据えた





「しかたがないな・・・ 」










スガーンッ








大きく脚を開いているカルロスの股間の
すぐ手前のソファーに穴が開いた



弾薬の匂いがリビングに充満する



竜馬はカルロスの股間めがけて
ジャスティンのコルトを一発
お見舞いした



もっとも本気で撃つ気はなかったので
股間の位置から少しずらした
しかしカルロスを脅すには十分だった





「動くなよ・・・カルロス
お前の股間を吹っ飛ばそうと思ったのに
動いちゃダメじゃないか 」







あわわ・・・・
「なっ・・・なっ・・・  」






竜馬は氷のように冷たい目で
目の前のカルロスを睨んだ



カルロスは口から泡を吹き
股間のズボンにシミがみるみる広がった
すっかりビビったカルロスは漏らしてしまった






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