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chapter13 一人は嫌だ
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しおりを挟むそれからは悪夢の様だった
事件は全部フェンスの向こうで行われていた
ジャスティンは走りながら
SWATの軍団にむけて三発発砲した
あちこちから叫び声が聞こえる
竜馬の所からは港の貨物船に逃げ込む
チャックの兵士たちと
それを追い込むゼレンスキーのSWAT部隊の攻防戦
が激しく繰り広げられている様子が丸見えだった
貨物船のデッキからはウクライナの兵士たちが
銃を乱射している
SWATの一番後方にゼレンスキーがいて指揮をとっていた
ゼレンスキーは片手にショットガンを持ち
マフィアのごろつきを撃っていた
・・・・
「ケッ!SWATの馬鹿どもがっっ!!
クーパーが唾を吐いた
「どいつもこいつもおっさんばかり・・・・」
ルビーが腰に下げていた手榴弾のピンを
歯で引きちぎって抜いた
「おっさんは消えなっっ! 」
素晴らしい肩で遠くにレーザービームのように投げた
手榴弾が落下するパトカー軍の場所にいた
警官が蜘蛛の子を散らす様に逃げた
派手な爆発音と共にパトカーが三台
ひっくり返った
火柱のように夜空に炎が舞い上がり
ルビーは存分に楽しんでいるようだ
もう一発ルビーの投げた手榴弾が爆発し
パトカーはブリキのミニカーか何かのように
宙を飛んだ
「危険なほどありがたいぜ!
ひと暴れ出来るってもんだな!」
その2メートルほど横の場所で
クーパーがマシンガンを取り出した
「映画館の家主の仕事がどれほど退屈か
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ああいう場所にやってくる連中ときたら
誰も喧嘩もしやしない」
自分の肩に銃弾をタスキのように巻きつけ
動くものすべてに撃ちまくっている
ワハハハと高笑いし
激しい轟音と共にクーパーの銃口から火が噴き
夜の闇を照らしている
しかしゼレンスキー率いるSWAT達も
自分達の生き残りをかけて執拗に追いかけ戦っている
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