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Chapter21 Lost my way
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しおりを挟むそしてチャックは十分アンドリューが
この組織でやっていけると判断した頃
「クーパー」という人物を紹介した
シカゴで大きな劇場を所有しているこの人物は
シカゴどころかハリウッド全体に
影響力がある人間だとチャックは言った
クーパーいわくゴシップはいつも
劇場で起こっているらしく
それは誰が誰を連れて映画を見に来ているかで
その人物の人間関係がわかると唱えた
さらに彼は金持ちは残酷でならなければ
生きて行けないと言い
貧乏人が一揆を起こさないように福祉が必要で
宗教は医薬品と同じで処方されるべきだと主張した
それが社会の仕組みだと
クーパーはいつも彼が真面目なのか
冗談を言っているのか
誰にも分りようがない人物だった
次にチャックはハリウッドの大女優
ルビー・ランドルをアンドリューに合わせた
アンドリューはこれほどの美貌を
持ち合わせた人物を生まれて初めて見た
彼女と一晩でもねんごろになれれば
アンドリューは天にも昇る
気持ちになれるのではと思った
おそらく彼女の前に出る男は
誰しもがそう思うであろう
しかし彼女はアンドリューにまったく興味を
示さなかった
彼女の楽屋にカクテルを持って来た
黒髪の女と見間違うほど
可愛らしい少年にとても親し気に
ジョークを飛ばし魅力を振りまいていた
なるほど彼女はロリコンなのか・・・
アンドリューの淡い恋心は一瞬で砕け散った
彼女からみたら自分はジジィに過ぎない
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