【R18】堅物敏腕ボスと初恋の君の運命的な再会~父の会社を買収した憎いアイツは幼い頃に一緒に暮らした大好きなお兄ちゃんだった~

星キラリ

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Chapter21   Lost my way

18

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バーボンが用意した面会場は
アイアンウッドの海辺のマフィアが会合に使う
隠れ家的なレストランだった



この店の店主とウエイトレス以外は
いっさい人はいなく
表向きは(close)の看板がかけられている



約束の時間になり
ドン・コンチネンタルが二人の側近を
従えて店に入って来た


噂通り彼はきっちり時間を守る人間だった




二階の特別室に彼らを通し
そして円形のテーブルの一番上座にドンが座り
二人の側近がドンの両サイドに佇んだ




アンドリューは初めてお目にかかる
暗黒総指軍をさりげなく観察した



ドン・コンチネンタルはイギリス紳士のような
ほっそりとした体に誂えた
ブラックのスーツを粋に着こなしていた


シルバーのヘアをクールカットにし
やや鼻が尖り気味だなと感じていた



とてもではないがこの人物たった一人が
暗黒街を取り仕切っているようには見えなかった




たしか・・・
妻と娘がいると聞いたことがある





次にアンドリューはドン・コンチネンタルの
両後方に立っている側近も順番に観察した



左の男はたしかドンの顧問弁護士で
マイケル・ジェラードという男だ



グレーのスーツでこれといって特徴のない
顔立ちのひどく痩せた男で
年齢は40手前といった感じか・・・




そもそもドンが年齢不詳なので
力が全てのこの世界では年齢など関係なかった




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