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chaputar18 ジャスティンの宝物

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彼女は自分のお姉ちゃんや両親にも
竜馬を紹介した時にとても褒めてくれたし

ロッカーのラブレターは1通も来なくなって 
助かっていた



一緒に学校の廊下を歩き
二人でランチを食べて
ルート66のサーティーワンで
ジャスティン達とアイスクリームを食べた




しかしデートを重ねるたびに
少しずつ二人の間に亀裂が入って行った




ミリーは風で髪型が崩れるのを嫌がって
竜馬の中古のハーレーの後ろには
乗りたがらなかった




ミリーのために車を購入することも検討したが
あの女優のレディルビーからもらった時計は
ジャスティンのアドバイスで大金に変えて
銀行の金庫に預けてある

あの大金は大学費用に大切に使いたかったので
やっぱり却下した




もちろん竜馬の住むアル中カルロスの家に
彼女を呼べるわけもなく



なのでいつもデートはミリーの家だった



二人が唇と唇を重ねてベッドに倒れ込んでも
いつミリーの姉さんや家族が部屋に
やってくるかわからないので
服も脱がずにその部分だけを露にし結合し合った





そしてこれは外国人あるあるで
日本人ほど体を洗う習慣のないアメリカ人の
体臭を消すため誰もが香水をつけていた



竜馬は一日1回カルロスが酔っ払って
寝付いた頃にしかシャワーは使えず



昼間ミリーとセックスした後は夜になって
シャワーを浴びるまでミリーの香水のまじった
体臭が自分にまとわりつくのが嫌だった




最近ではセックスをしなくても
どこでもベタベタしたがるミリーを
竜馬は疎ましく思ってしまっていた



そしてそう思う自分にも
罪悪感がこみ上げてきていた







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