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chaputar18 ジャスティンの宝物

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「ねぇ!踊らない?」

「ええ?踊れないよ!」




焦る竜馬にミリーが可愛くフフフと笑った




「だた音楽に合わせて揺れていればいいのよ」





ミリーに手を引かれてパティオの
ダンスホールに向かった
あちこちで男女が合わさって揺れている

 

竜馬は震えるため息を吐き出し
そっとミリーの背中に手を置いた

 


ミリーは竜馬の首に両手を回してきて
そのまま二人はしばらくそうしていた






寄り添って立ち




見つめ合い




いっしょに呼吸する







やがて二人は一緒に音楽に合わせて揺れ出した



ミリーは暖かく
まるでシルクを抱いているみたいだった






とても良い気分・・・・
いや最高の気分だった


ゆったりとしたバラ―ド・・・






ミリーは竜馬に身を任せ
肩に頭をもたせかけている




ミリーの早い心臓の鼓動が竜馬の体に伝わり
耳元に密かな息遣いを感じる




お互いの間には1ミリの隙間もなく
ぴったりと寄り添いあっている




しなやかに揺れるミリーの体は
たおやかで自然であり




もたれかかってくる体の重みは
ふんわりと心地よい




二人の間には黙っていても通い合うものがあり
そんなほのぼのとした情感が
いつしか本物の愛に変わる日がきたら―


そうなったら素敵だろうなと竜馬は思った







「ジャステインが・・・・」






ミリーが囁いた






「使っていいって・・・・
流れ星が見えるところまで
ドライブしない? 」







チャリ・・・とミリーが
ジャステインのコンバーチブルの
キーを竜馬に見せた








「・・・いいよ・・・・」








竜馬はミリーの肩に向かって頷いた










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