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chaputar18 ジャスティンの宝物

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カクテルバーが見えるプールにたどり着いた時は
ほとんど小走りになっていた



ハァとため息をつく
今見た光景が脳裏に焼き付いて離れない






「どこへ行くの?」




その時ふと後ろから話しかけてきたのは
ミリー・ウィンライトだった


彼女は竜馬を昔ながらの友人に対するように
親し気に話しかけて来てくれた



「ちょっと・・・・カクテルを作りにね」




竜馬は空になったプラスティックのコップを
逆さまにして彼女に中身が無いのを見せた

ミリーはキラキラした瞳で感心したように言った




「カクテルが作れるの?」


「実はバーテンダーのアルバイトをしてるんだ」




竜馬はぎこちなく返した
本当はポーカーのカードを切っている時の
ジャスティンみたいに魅力的に微笑んで見せたかったが


女の子と話したことが無い竜馬には
無理なスキルだった




それでもミリーが楽しそうにしてくれているのが
唯一の救いだ





「バーはこっちよ!
私も喉が渇いてるの」




ミリーは竜馬の手をつないで
バーのあるパティオに竜馬を招き入れた




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