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chaputar18 ジャスティンの宝物
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しおりを挟む「や・・・やめてくださ・・いい」
その時バタンとスイートルームの
両開きのドアが開いて
そこに立っている男を竜馬は見た
「ジャスティン!!」
ズカズカジャスティンが大股で二人が
(一方的に上に乗られているのだが)
絡まっているベッドにやってきた
「酷いよレディルビー・・・・
俺を置いて行くなんて
こんなヤツより
俺の方がよっぽどあなたを愛している」
「あらん(はぁと)
二人が相手してくれるのもいいわね」
ジャスティンがシャツを脱いで
ルビーにキスをする
すかさずルビーが淫らな欲望を発揮し
ジャスティンの首に腕を回す
「あなたの虜になってしまうそうですよ・・・」
ハァ・・・
「ああ・・・ジャスティン・・・
キスが上手なのね」
ジャスティンがルビーを抱きしめ
くるりと竜馬に向き合った
ルビーはジャスティンにしがみ付くのに夢中で
二人のやり取りを見えていない
『はやく行けっ!』
口パクで竜馬に命令する
ありがたい!とにかくここを出なければ!
竜馬はベッドから降りようとして
腰が抜けているのか足に力が
入らないことに気が付いた
ドサッとベッドから転げ落ちたが
何とか立ち上がって
散らばっている自分のシャツやズボンを
一生懸命胸に抱き集める
「あん!あたしのキャンディが逃げるわ」
「いいじゃないですか
あなたのキャンディはここにいますよ」
慌てて部屋の出口に向かう時に
チラリと二人を見たが
アクロバットをしているように二人は絡み合って
いる所しか見えなかった
シカゴの涼しい風が吹く真夜中・・・・
大理石の像が立ち並ぶ広くて優雅なホテルの
吹きさらしの廊下で
シカゴの月が黄金のように明るく差し込んでいる
そこには全裸で廊下を全力疾走をしている
竜馬をもシカゴの月は明るく照らしていた
そして竜馬は手首にルビーの5万ドル
の時計をはめたままでいることに
家に帰ってから気が付いた
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