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chapter17 世界の果てで君を想う
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大きな顔なのにパーツは
こじんまりして中央に集まっている
「どうしてこんな事をするんだ!!
文句があるなら俺が相手になってやる!!」
ジャスティンはその場にいた群衆の視線を
一身に集めていた
周りでは小さなうめき声や叫び声が聞こえる
グルルルルッ・・・・・
「ジャ~スティ~ン・・・・・」
巨漢の大男のTシャツの裾からは
木の幹ほどの太さの腕が突き出ている
あれに殴られればいくらジャスティンでも
吹っ飛ぶだろう・・・・
「こっちへこい!カタを付けてやる! 」
ジャスティンが道路を抜けた空地へ
ズンズン歩いて行く
その後ろを怒りに燃えたセドリックが
ドシンッドシンとついて行った
もしジャスティンに何かあったらと
竜馬も慌ててついて行く
後ろを振り返ると見物人は引き始めていた
セドリックは大きな顔の額に血管を浮かせ
骨ばった眉下の落ちくぼんだ小さなグリーンの目を
見ていると不安な気持ちにさせられる
「どうしてこんなことをするんだ!
何があった!」
ジャスティンがセドリックに一喝した
すると驚いたことにセドリックは
ドスンッと赤ん坊のように足を投げ出して座り込み
手をグーにして目元に持って行き
グスグス泣き出した
グスッ・・・・えぐっ・・・えぐっ
「あいづら・・・おでを・・・バカにした・・・」
竜馬は今見ているものが信じられずに
目をまん丸くした
さっきまで車を怒りに任せてボコボコにしていた
大男がジャスティンを目の前にして
赤ん坊のように泣きだしたのだ
「お前はバカなのか?」
ジャスティンが怒鳴った
グスッ・・・ひっく・・
「・・・・バカじゃない・・・」
今やセドリックは
えぐえぐ叱られた子供のように
シュンとしてジャスティンに返事をする
「そうだ!お前はバカじゃない
人をバカにする奴がバカなんだ! 」
ジャスティンの声はよく響いた
おそらくセドリックの心にも
人に脅威を与えるほどの巨漢のセドリックが
ジャスティンの前だと赤ん坊のように
グスグス泣いている
「おでを・・・・バカにするやつがバカ・・・」
「そうだ!言いたいヤツには言わせればいいんだ
俺はお前がバカじゃないのを知っている!
たしかにお前は飲み込みが悪いかもしれないが
一度考えても分からなければ二度・三度考えればいいんだ」
グスン・・・・
「ジャスティン・・・・・」
「俺が知っているだけじゃダメか?セドリック?」
座り込んで泣いているセドリックを
目を合わすためにジャスティンは
彼の目の前にしゃがみこんだ
緊張で手をずっとぐーにしていた
竜馬もなんとかことは収まりそうだと
手の力を抜いた
セドリックは街の不良に自分を馬鹿にされて
あんなに怒ってたのか・・・・
それにしてもジャスティンの一言で
こんなに大人しくなるのもすごいな・・・・
こじんまりして中央に集まっている
「どうしてこんな事をするんだ!!
文句があるなら俺が相手になってやる!!」
ジャスティンはその場にいた群衆の視線を
一身に集めていた
周りでは小さなうめき声や叫び声が聞こえる
グルルルルッ・・・・・
「ジャ~スティ~ン・・・・・」
巨漢の大男のTシャツの裾からは
木の幹ほどの太さの腕が突き出ている
あれに殴られればいくらジャスティンでも
吹っ飛ぶだろう・・・・
「こっちへこい!カタを付けてやる! 」
ジャスティンが道路を抜けた空地へ
ズンズン歩いて行く
その後ろを怒りに燃えたセドリックが
ドシンッドシンとついて行った
もしジャスティンに何かあったらと
竜馬も慌ててついて行く
後ろを振り返ると見物人は引き始めていた
セドリックは大きな顔の額に血管を浮かせ
骨ばった眉下の落ちくぼんだ小さなグリーンの目を
見ていると不安な気持ちにさせられる
「どうしてこんなことをするんだ!
何があった!」
ジャスティンがセドリックに一喝した
すると驚いたことにセドリックは
ドスンッと赤ん坊のように足を投げ出して座り込み
手をグーにして目元に持って行き
グスグス泣き出した
グスッ・・・・えぐっ・・・えぐっ
「あいづら・・・おでを・・・バカにした・・・」
竜馬は今見ているものが信じられずに
目をまん丸くした
さっきまで車を怒りに任せてボコボコにしていた
大男がジャスティンを目の前にして
赤ん坊のように泣きだしたのだ
「お前はバカなのか?」
ジャスティンが怒鳴った
グスッ・・・ひっく・・
「・・・・バカじゃない・・・」
今やセドリックは
えぐえぐ叱られた子供のように
シュンとしてジャスティンに返事をする
「そうだ!お前はバカじゃない
人をバカにする奴がバカなんだ! 」
ジャスティンの声はよく響いた
おそらくセドリックの心にも
人に脅威を与えるほどの巨漢のセドリックが
ジャスティンの前だと赤ん坊のように
グスグス泣いている
「おでを・・・・バカにするやつがバカ・・・」
「そうだ!言いたいヤツには言わせればいいんだ
俺はお前がバカじゃないのを知っている!
たしかにお前は飲み込みが悪いかもしれないが
一度考えても分からなければ二度・三度考えればいいんだ」
グスン・・・・
「ジャスティン・・・・・」
「俺が知っているだけじゃダメか?セドリック?」
座り込んで泣いているセドリックを
目を合わすためにジャスティンは
彼の目の前にしゃがみこんだ
緊張で手をずっとぐーにしていた
竜馬もなんとかことは収まりそうだと
手の力を抜いた
セドリックは街の不良に自分を馬鹿にされて
あんなに怒ってたのか・・・・
それにしてもジャスティンの一言で
こんなに大人しくなるのもすごいな・・・・
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