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chapter17 世界の果てで君を想う
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「ジャスティン!」
木陰にいたビキニの女の子が
甘ったるい声で少年を呼んだ
「家まで送ってよ!
今日親が旅行でいないんだ!」
ジャスティンは魅力的に微笑んで見せ
ビキニの女の子は甘えたような目つきで
ジャスティンを見つめた
でもジャスティンは竜馬の方を向いた時に
困った顔を見せて肩をすくめたので
竜馬は訳が分からず目をパチクリさせた
「悪いな!ちょっとこのチビが困ってるんだ!
・・・お前どこに行くの?」
チビ扱いされてちょっと竜馬はムッとしたが
すぐに自分がこの少年があのビキニの女の子の
誘いを断る口実に使われたんだと理解した
そして少年が彼女の家に行く機会に
飛びつかなった理由もわからなかった
「え・・・と・・・
クラスの友達んち・・・ここの住所なんだ 」
竜馬は少年にメモを見せた
「ああ・・それならこっちだ!来いよ」
そう言ってジャスティンは
ビキニの少女を残したまま
竜馬の前を歩き出した
彼の歩き方はかすかに気取った所があり
両手をブラックのジーンズの尻のポケットに入れて
リズミカルにステップを踏むように大股で歩いて行く
竜馬は彼のその不良少年ワルぶりがなんとなく
カッコ良く見えて
後ろをついていった
ジャスティンに案内してもらったクラスの友人宅はインターホンを押しても誰もいなかった
無理もない
会う約束などしていなかったのだから
なんとなく竜馬がカルロスの家に居たくなくて
マウンテンバイクで当てもなく街を
ブラブラするのに飽きた頃
友人の家の場所を教えてもらったのを思い出して
突然出向いて少しでも時間つぶしが
出来たらいいなと思っていただけだった
木陰にいたビキニの女の子が
甘ったるい声で少年を呼んだ
「家まで送ってよ!
今日親が旅行でいないんだ!」
ジャスティンは魅力的に微笑んで見せ
ビキニの女の子は甘えたような目つきで
ジャスティンを見つめた
でもジャスティンは竜馬の方を向いた時に
困った顔を見せて肩をすくめたので
竜馬は訳が分からず目をパチクリさせた
「悪いな!ちょっとこのチビが困ってるんだ!
・・・お前どこに行くの?」
チビ扱いされてちょっと竜馬はムッとしたが
すぐに自分がこの少年があのビキニの女の子の
誘いを断る口実に使われたんだと理解した
そして少年が彼女の家に行く機会に
飛びつかなった理由もわからなかった
「え・・・と・・・
クラスの友達んち・・・ここの住所なんだ 」
竜馬は少年にメモを見せた
「ああ・・それならこっちだ!来いよ」
そう言ってジャスティンは
ビキニの少女を残したまま
竜馬の前を歩き出した
彼の歩き方はかすかに気取った所があり
両手をブラックのジーンズの尻のポケットに入れて
リズミカルにステップを踏むように大股で歩いて行く
竜馬は彼のその不良少年ワルぶりがなんとなく
カッコ良く見えて
後ろをついていった
ジャスティンに案内してもらったクラスの友人宅はインターホンを押しても誰もいなかった
無理もない
会う約束などしていなかったのだから
なんとなく竜馬がカルロスの家に居たくなくて
マウンテンバイクで当てもなく街を
ブラブラするのに飽きた頃
友人の家の場所を教えてもらったのを思い出して
突然出向いて少しでも時間つぶしが
出来たらいいなと思っていただけだった
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