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chapter15 スーパーシャイボーイPart2
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しおりを挟む「・・・二人とも・・・・
元気になったら・・・
首を絞めてやらないとね・・・
こんなにみんなに心配させて・・・・」
藤子が言った
「それなら私の後ろに並んでもらわないと・・・」
ポツリとジェニも呟いた
それからまた二人は無言で
しばらく竜馬を見つめた
「文也君・・・よかったね
今は? 」
「寝てるわ・・・・
宗一郎さんが言ってたけど・・・ 」
藤子がためらいがちに言った
「竜馬さんが・・・一命をとりとめても
その後が大変かもしれないって・・・
耳や・・脳の損傷とか・・・
ああ・・・
想像もつかないけどあなたがそれに
耐えきれなくなったとしても・・・
誰もあなたを責めないから・・・
だから・・・ 」
「そのことなら考えたわ 」
ジェニがきっぱり言った
「竜馬さんがこれからどのような状態になっても
たとえ沢山彼に障害が残ったとしても
私は彼の傍にいたい・・・
彼のお世話をする
私は彼と一緒にいる
結婚する
生きていてくれさえすればそれでいいの」
ジェニは自分でも発した言葉に驚いた
そして言葉に出したことで
何かがストンと腹に溜まり
もう涙はひっこんだ
泣いているのは藤子の方だった
そこに宗一郎と豊が入って来た
さっきから宗一郎のスマホには
メビウスの社長の水難事故を聞きつけて
多くの仕事関係の電話が入っていた
宗一郎はひっきりなしに鳴る電話の対応に
追われていた
「今医者と話してきたが
竜馬の容態は落ち着いているそうだ・・・
おれと宗一郎は一旦帰って
明日また来るよ 」
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