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chapter15 スーパーシャイボーイPart2
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しおりを挟む「ちょっと待ってここはうるさいから
寝室に行くね
竜馬さんのお部屋ルームツアーして見せて 」
クスクス・・・・
『え~?・・・何もないけどなぁ~』
そう言いながらも竜馬は立ち上がって
一人で泊っているビジネスホテルの
エクゼクティブスイートの窓から
博多の街並みを見せてくれた
「わぁ・・・素敵ね
やっぱり私もついて行けばよかった 」
「そうだな君が来てくれたら
下の屋台村に行ってラーメンでも一緒に
食べれたのに
僕一人だとあそこの中には入れない」
「いくじなしね
素敵な出会いがあるかもしれないのに」
クスクス・・・・
「君なら行きそうだね
そして隣の席のおじさんとかと意気投合しそうだ」
「楽しそうだわ」
竜馬の寝室に行くとハナも一緒について来た
ハナもジェニの画面をのぞき込み
ジェニもハナと一緒にポーズを取った
竜馬が画面スクショをしている音が鳴った
『実は人見知りがすごいんだよ
アメリカにいた時もこれで本当に
鬱になったぐらいさ
人と仲良くなるのが苦手なんだ』
「・・・・・アメリカにいた時の話し・・
初めて聞くわ・・ 」
『・・・・・・・・・・』
ジェニは嬉々としてスマホの画面に歩み寄った
「ねぇ!アメリカにいた時の事もっと話して!
どこにどのぐらいいたの?
大学時代からいたんでしょ?」
『・・・・なんだか眠くなってきた・・・』
画面越しの竜馬が目をこする
ジェニが眉間にしわを寄せる
「あら!そう?お疲れのご様子ね
もう寝る? 」
『うん・・・・ごめんな・・・』
「明日ジュニアで迎えに行くね!
新大阪に何時? 」
『八時だよ・・・お土産何がいい?』
「あなたを包んでもらって
リボンをかけてね
メッセージカードも」
クスクス・・・・
『好きなだけ食ってくれ
煮るなり焼くなり好きにして・・・』
「お誕生日のお祝いに
(あなたとベッドでやりたいことリスト)作ったの
最新バージョンに更新したヤツ」
『また項目が増えたのか?』
彼は終始ご機嫌にクスクス笑っている
彼の嬉しそうな声を聞いたら
こっちも嬉しくなる
「項目は日々増え続けているわ
今35項目よ
あとでエクセル形式で送っていい?」
クスクス・・・
『送っておいてくれ、一旦持ち帰って検討しよう』
「愛してるわ」
『僕も愛してるよ』
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