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chapter14 Versace On The Floor
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しおりを挟むもうこれ以上言いたくないのだろうと思ったジェニは
無理に話してもらわなくても良いと首を振った
この二人の間に漂っている空気を壊したくなかった
「どっちにせよ・・・・ 」
ジェニは囁いた
「戻って来てくれてよかったわ・・・」
彼はジェニの方を見て微笑んだ
そしてジェニの髪の中に手を差し入れて
襟足をそっと撫でた
「僕も戻って来れてよかった・・・・
君に会えたから 」
途端にジェニは泣きそうになった
自分でもよくわからない
彼に優しくされると
心臓がぎゅっと掴まれたような気になる
「愛している・・・ジェニ・・・」
「私も愛してるわ」
二人は長い間キスをした
夜風に運ばれる海の匂いと
彼のシャンプーの匂いを吸った
長い長いうっとりと舌を絡ませたキスが終わり
その後は彼が荒々しくジェニの口の中を
征服し始めた
ジェニはずっと体を震わせ彼の好きにさせたが
唇を離してお互い見つめ合う頃には
酸欠で胸をハァハァさせた
「あなたはすぐ私を興奮させる」
真っ赤になったジェニが言った
ハハッと竜馬が笑った
ああ・・・彼の笑い方が大好き
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