【R18】堅物敏腕ボスと初恋の君の運命的な再会~父の会社を買収した憎いアイツは幼い頃に一緒に暮らした大好きなお兄ちゃんだった~

星キラリ

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chapter13 スーパーシャイボーイ

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着てみると思ったよりスカート丈もそれほど
短くなくそれなりにセクシーだった
しかし後ろのデザインはシンプルどころではなかった



「なに!これ!とんでもなく
背中が開きすぎているわ 」



「ベルサーチのドレスは勝負服だよ!
外にいる時はシャツを着ていて
二人っきりになったら彼に背中から
脱がしてもらうんだよ」



ジェニが鼻にしわを寄せる



「こんなに背中が開いていたら
ブラジャーが出来ないじゃない 」


「愛しい男に会いに行くのに
ブラジャーを付けるなんて野暮な事しなさんな
このドレスはビスチェ型になっていて
シームレスブラジャーが内臓されているから
そもそもブラジャーを付けるより胸が綺麗に
見えるんだよ」



ハンッと明美がそっぽを向く



フム・・・・・
と考えジェニは明美の前に正座する




「さすがキャバ嬢ね!勉強になるわ!」




「それからアンタの歩き方だね!
そんな猫背じゃなく・・・・・
違う!違う!そうじゃなく
一本の線の上を歩くように・・・
猫のしなやかさを持って 」




明美がジェニの前でお手本のウォーキングする




「片方のお尻に重心をおいて・・・
ゆっくり左右に振りながら歩くの・・・
こうよ・・・     」



「そんな歩き方をずっとしてたら
早く歩けないし疲れちゃうわ 」



「バカだね!ずっとするわけないでしょう
彼の前を歩く時だけだよ!」



「なるほど!」



「あからさまにやりすぎてもダメ!
上も下も緩い女だと思わせるのもダメ!
かといって女教師のようにガチガチに絞めてもダメ!
上品と下品の狭間を行くんだよ」



「フムフム・・・・   」



「大事なのはフェロモンと一緒にいることが
楽しいと思わせることだよ
スキンシップも多めにね
時々耳元で卑猥なことを囁いてもいい
あんたってカマトト?」



ジェニが初めて聞いた言葉を
頭にインプットするように言った



「カマトトって何?」



明美が目をパチクリして言った




「おどろいた・・・・
もしかしてバージンなの?」



ぐっ・・・とジェニは怯んだ


「う・・・うん・・・
だからといって私がモテないとか
肉体的欠陥があったとか
決してそういうわけじゃ―― 」




「そんなこと思った事ないわよ
バカだな あんたはイケてるよ」




明美が腕を組んで大きくため息をついた




「それは・・・この間は悪い事をしたね
せっかくの機会だったのに・・・
今あたいが言った事は全部忘れて・・・
あれは男を落とす手練手管だから 」




じっとジェニを見つめる

  



「あんたはあんたのままでいいよ
きっとフェロモンもそれが好きなんだろうね」







明美はうんうんと悟ったように頷いた






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