【R18】堅物敏腕ボスと初恋の君の運命的な再会~父の会社を買収した憎いアイツは幼い頃に一緒に暮らした大好きなお兄ちゃんだった~

星キラリ

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chapter13 スーパーシャイボーイ

13

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ちょうど新車のジュニアを運転したいから
買い物に出かけることにした



ジュニアの運転席をあけたら
新車の匂いがふわりと香って来た



ジェニは竜馬と一緒に
チョコレートフォンデュを作った所を想像した


マシュマロなんていらない
竜馬さんの体じゅうにチョコレートをかければいい



そう思っただけで動悸が激しくなり
頬がポっと赤くなった



つい先日この家で彼と愛を交わしかけた時を
思い出し膝から崩れ落ちそうになる



ちゃんと頭を冷やして
彼との関係を考えなきゃいけないのに
自分は何を求めているのか
彼はあのメビウスの代表だ

兄の事も含めて
これから先のことを考えなきゃいけないのに



なのに今の自分の頭に浮かぶのは
彼がシャワーを浴びている所とか
彼がチョコレートフォンデュに浸かった所とか
彼が浴室で恥骨ギリギリにバスタオルを
巻いている所とかそんなことばかり


ああ・・・
どうして彼は男性なのに
あんなに美しくなきゃいけないの?

もちろん見た目がすべてじゃないけど
シミひとつない彼の背中・・・


濡れた彼の髪がオールバックに
べったり頭に張りつき
まるい形の良いおでこが全開になっていて



シャワーの水の筋が彼の鎖骨から
胸筋の間に小川のように流れていって
そして彼は微笑みながら
大きな手で石鹸を泡立てて私の胸に・・・・




彼はジェニの体を隅々まで知っているのに
彼の肝心な所は触らせてくれなかった
ジェニが触ろうとすると頬を染めて
自分が一方的に攻められるのは
恥ずかしいと言って嫌がるのだ



もしかしたら彼はそのシャイな心を隠すために
わざといつもしかめっ面をしているのかもしれない



私は気が遠くなるほど気持ちが良くて・・・
彼が欲しくて欲しくてたまらなくなって



堅物首切り社長が一変して
優しい瞳とくしゃくしゃの髪が素敵な
胸板ゴリラの竜馬さんは
私のもの私だけのもの・・・





そして例のごとく兄の邪魔が入って
私はまだバージン・・・・




もうお約束のようだ
私の人生は出来の良い冗談みたいだ



運命の女神様は絶対私の事をからかっている



それか作者がドSか




ジュニアのボンネットに突っ伏して
はぁ~・・・とため息をついてバンバン叩いた


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