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chapter12 愛が止まらない
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・・・・
信じられない事に真っ暗闇の中
どこか近くで蛇口を捻ったように
ザァーザァー水が流れている音がする
ハァ・・ハァ・・・
「お・・・・落ち着いて・・・
慌てたって何も良い事ないんだから・・・
そ・・・そうよ・・・
非常ボタン・・・ 」
こういう所には必ず緊急連絡の
電話か呼び出しボタンがあるはずだ
パニックを起こさないように懸命に自分に言い聞かせ
カバンを肩にかけ壁づたいに蜘蛛のように体を摺り寄せ
ボタンパネルまで来た
「こ・・・ここを押せば・・・
すぐに誰か来てくれるんだからっっ!」
あえて大声で言って
自分を勇気づけた
真っ暗なので何とか手探りで壁に埋まった
非常ボタンをぐっと押した
・・・何も起こらない
「ちょっと!どういうこと?」
ジェニは何回も非常ボタンを押し
そしてもう全部のボタンを押した
何も反応がないボタンパネルをグーで殴った
閉所恐怖症ではないが
トラウマには十分なりそうだ
心臓のドキドキが耳まで聞こえる
さらに深呼吸をしてカバンの中を漁り
スマートフォンを取り出した
充電が3%だがすぐに
画面の光でエレベーターを見回した
しかし・・・
その時冷たい何かがつま先に当たった
それはすぐにジェニのパンプスに侵入してきた
ジェニは足もとをスマホで照らして
再び悲鳴をあげた
エレベータ―の中に水が浸入してきてた
水はあっという間にジェニのパンプスを呑みこみ
今では水がくるぶしまで来ていた
信じられない事に真っ暗闇の中
どこか近くで蛇口を捻ったように
ザァーザァー水が流れている音がする
ハァ・・ハァ・・・
「お・・・・落ち着いて・・・
慌てたって何も良い事ないんだから・・・
そ・・・そうよ・・・
非常ボタン・・・ 」
こういう所には必ず緊急連絡の
電話か呼び出しボタンがあるはずだ
パニックを起こさないように懸命に自分に言い聞かせ
カバンを肩にかけ壁づたいに蜘蛛のように体を摺り寄せ
ボタンパネルまで来た
「こ・・・ここを押せば・・・
すぐに誰か来てくれるんだからっっ!」
あえて大声で言って
自分を勇気づけた
真っ暗なので何とか手探りで壁に埋まった
非常ボタンをぐっと押した
・・・何も起こらない
「ちょっと!どういうこと?」
ジェニは何回も非常ボタンを押し
そしてもう全部のボタンを押した
何も反応がないボタンパネルをグーで殴った
閉所恐怖症ではないが
トラウマには十分なりそうだ
心臓のドキドキが耳まで聞こえる
さらに深呼吸をしてカバンの中を漁り
スマートフォンを取り出した
充電が3%だがすぐに
画面の光でエレベーターを見回した
しかし・・・
その時冷たい何かがつま先に当たった
それはすぐにジェニのパンプスに侵入してきた
ジェニは足もとをスマホで照らして
再び悲鳴をあげた
エレベータ―の中に水が浸入してきてた
水はあっという間にジェニのパンプスを呑みこみ
今では水がくるぶしまで来ていた
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