【R18】堅物敏腕ボスと初恋の君の運命的な再会~父の会社を買収した憎いアイツは幼い頃に一緒に暮らした大好きなお兄ちゃんだった~

星キラリ

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chapter12 愛が止まらない

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ふぅ~っと・・・・
アリスは額の汗を拭って自分のデスクに座った



まだ大した仕事をしていないのに
気疲れでとても疲労を感じていた


でもアリスはもっと立派に仕事をしてみたかった
そしてすぐ近くにいるジェニ達を観察した



ジェニは営業のみんなに声をかけていた




「今日は6時に帰ってくるからゴージャス・レッグの
冬用ヒートテックタイツの広告プロジェクトの件で
チームミーティングを開くわ
メンバーに声をかけておいてくれる?
1時間で終わらすわよ!」



「オッケー 」




「お客さんによろしくな」





アリスは颯爽と去って行く
ジェニを慌てて追いかけた




「あ・・あの!ジェニさん!」




ピタリとジェニがエレベーター前で止まり振り向いた



「どうしたの?アリスちん 」




アリスはピンクの付箋を両手でジェニに差し出した





「さ・・さっき
コピー機を直していただいた時
この・・付箋を落としましたので・・ 」



「ああ!ごめんね!ありがとう
これがないと困る所だったわ 」





ジェニはニッコリ微笑んでアリスから
自分が落とした付箋を受け取った



二人はジーッとお互いを見つめ合った








―可愛いなぁ~・・・・・
―カッコいいなぁ~・・・





「あっ・・・・あはははっ
ごめんねっじーっと見つめちゃった・・」



「いっいいえっ!私の方こそ・・
申し訳ございません」






慌ててジェニが笑ってごまかした
アリスも頬を染めて
ジェニがエレベーターに乗るのを見送った



いつもながら凛とした佇まいの彼女だった
洗練されていて見るからにできる女性という雰囲気だ



今日は編み込んだ髪をうなじで
シニヨンにまとめている
スリムな黒のパンツが
長い脚と形の良いヒップを包んでいる
ゆったりとタックインされたシルクのシャツの色は
落ち着いたワインレッド色だった



体型をことさら隠そうとも
より良く見せようともしていない装いだった
 

より良く見せる必要なんてない
ありのままの姿が完璧なのだから

  
 

アリスは大きくため息をついた




それでなくても彼女は高身長だが
今日のようにピンヒールを履くと
竜馬さんと並ぶときっと迫力があって
釣り合うに決まっている
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