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chapter11 I NEED YOU
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しおりを挟む彼の首筋の腱が浮き上がって
額の髪の生え際にうっすら汗が滲んでいる
腰をつきあげジェニと一緒に動かす手は
速すぎる
なんてエロティツクなの・・・
こんなハンサムな人が快感に
身もだえている姿はとても美しい
そして自分を翻弄する指・・・
ああ・・・私も気持ち良い・・・・
親指で敏感な真珠を揉まれ
中に中指を入れられた時はもう痛みは無かった
そしてジェニも彼の手の動きに合わせて
自然と腰を動かし声をあげて絶頂のさざ波にさらわれた
「ああ・・ジェニ!
僕もイく!」
彼が大きく声を出して腰を三度動かした
その瞬間ジェニの手の中で硬いソレが痙攣し
クライマックスを迎えた
濃厚な液体は二人の手と彼のお腹に放たれた
ジェニは自分の体を麻痺させながら
衝撃に目を見開きそれを見守った
こんなに飛び出すなんて・・・・
まるで二人でとんでもなく悪いことを
したようでもあり
美しい映画のクライマックスを
観たような感動もあった
しばらく二人は無言のまま
先ほど起こった脅威ともいえるような
絶頂に思いを馳せていた
・・・彼が私の手でイってくれた・・・
ジェニはぐったりと彼の胸に頭をもたらせ
絶頂の余韻に浸った
まだ股間が痙攣している
ああ・・・
この人は本当に
女性を悦ばせる術を身に付けている
満ち足りた気持ちでジェニは彼のお腹に
放たれたものに指先を這わせて
それで小さな円を描いてみた
「それじゃ・・・・これが
私の中に入ると赤ちゃんが出来るのね・・・」
思わずため息が出た
その言葉が面白かったみたいで
彼がまだ荒い息で小さく笑った
「汚いとか思わないのか?」
「そんなこと思わないわ・・・ 」
彼はナイトテーブルのティッシュの箱に
手を伸ばしお腹の上に放たれたモノを拭いた
「まったく・・・女性にこんな所を
見せたのは初めてだし
やれと言われたのも初めてだ
僕はどうやら君の頼みなら
何でも聞いてしまうみたいだ」
途端に襲ってきた羞恥心に顔を赤らませ
うつ伏せになって
ボスンッと枕に顔を埋めてしばらく彼はそのまま
動かなくなった
「??ねぇ・・・
竜馬さん・・・・大丈夫?」
ねぇ・・ねぇと
ジェニが竜馬の体を揺さぶっても
彼は枕に顔を埋めたままこっちを向いてくれない
今や彼は首や耳まで真っ赤だ
照れてるのだ
しびれを切らしたジェニが
コチョコチョと彼の脇をくすぐった
するとガバッと起き上がった彼に反撃され
あっさりジェニは笑い死ぬかと
思うぐらいくすぐられた
目に涙を浮かべ喘ぎながら許してと
笑うジェニに竜馬がキスして言った
「さぁ・・・プリンセス・・・・
もう6時だ君は一旦帰って着替えないと
いけないだろう?
送っていくよ今なら渋滞に巻き込まれない」
どうして私をプリンセスと呼ぶの?
:*゚..:。:. .:*゚:.。
「バイクで送ってね 」
ジェニは彼の腕の中で可愛く微笑んだ
ハハッ
「すっかり癖になってるじゃないか」
あなたにもね・・・・
:*゚..:。:. .:*゚:.。
ジェニは心の中で思いながら
朝日がカーテンから零れる中
もう一度彼にキスを返した
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