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chapter11 I NEED YOU
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しおりを挟む竜馬が大きく息を吐いた眉を寄せ
胸からいちばんプライベートな場所まで・・・・
愛撫するように視線を動かされると
肌が焼けるようで乳首が硬くなった
「ああ・・・とてもきれいだ・・ 」
彼が小さく呻いて
首筋にキスの雨を降らせはじめた
さっきのバイクの上で彼の唇で
どれほどじれったい気分にさせられたか思い出され
ずっしりと乳房が重くなった気がした
でもやっと彼の唇が胸に到達しても
予想に反して乳首にはキスしてくれない
かわりに鼓動を打つ場所にまず唇を・・・・
つづいて頬を押し当てた
あたかもそれが大事なことであるかのように
あたかもジェニの心臓が動いていることに
なにかの意味があるように
あたかも・・・・・
あたかも私が生きていることが
なにより大切であるかのように・・・・
どうしてこの人はこれほど
自分を慈しんでくれるのだろう
喉が詰まり・・・涙がじわりと溢れてくる
ジェニはこみ上げた熱いものを呑みこみ
湿った彼の髪にキスをした
彼を求める気持ちが脈のように
血管を駆け巡っていった
「リラックスして」
竜馬が優しく言う
ジェニは我に返った
「え?」
「その脚・・・万力のように締め付けてくる
体の力を抜いて 」
「う…うん」
その通りだった
彼に股間を触られると
太ももが緊張して震えてくる
ジェニは体の奥で高まるものを締め付け
隠そうとしていた
でもそれはベッドの中でエロティックな
小説を読んでいる時にすることで
現実のセクシーな男性と
愛を交わす時にする事ではない
脚を開かなきゃ
どうしよう・・・
彼の家に来る時までは良い考えだと思っていたけど
いろんなことが上手く行かない可能性がある
すると彼がふりだしにもどった
ジェニの太ももの上に手を置き
彼の熱と力強さを感じた
彼が両手でジェニの胸を中央に寄せ谷間に
鼻を突っ込んでため息をついた
温かい息がピンク色の乳首をくすぐり
口の中に含まれ
舌で舐めまわされてからそっと噛まれた
自然と体が弓なりにしなる
ゆっくりと温かく大きな手で
魔法をかけられるかのように
体のフォルムを撫でられる
腕から・・・胸・・・
あばら・・・腰のくびれ・・・
まるでその形を記憶しているように
徐々に撫でられ・・・
とろけていった
ジェニは甘えきった子猫の様に
うっとりと彼の手に身を委ねた
ああ・・・気持ち良い・・・
誰かにこんなに優しく触れられたこと
子供の頃でもなかった
彼の指が濡れた中に入ろうとした時
ふとバイクの上で感じた痛みを思い出し
反射的に脚が閉じた
太ももに手を挟まれた竜馬は
ジェニに微笑みかけながら
中指で襞を撫で上げた
上へ・・・下へ・・・
優しくゆっくりと
からかうように期待させ
安心させるように
「すごく濡れてる・・・・」
耳元で甘く囁かれてゾクゾクする
なんだかぼんやりしてる
フワフワ浮かべそうだ
たんぽぽの綿毛のように
また彼が乳首を吸ってこう言った
「すごく甘い」
・・・そんなわけないでしょう?
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