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chapter10 寂しいジュリエット

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彼女を昇天させたことにすっかり満足した
竜馬はゆっくりとジェニの中から指を抜き取った



「さぁ・・・・
お別れの時間だ・・・・ 」
  


本当はこの場で彼女を前かがみにさせて
あの濡れて小さな締め付ける部分に
自分のガチガチのものを滑べりこませて
もう一度真珠を弄びたいのに・・・・



しかし竜馬はある
重大な事に気づいてしまったかもしれない



彼女に手荒なことをしてしまう前に
一人になって頭を冷やして考えないと



そっとパンティから無念の思いで手を抜き
スカートを直してあげると
ジェニの体に震えが走った





「あ・・・あの・・・・あなたは・・・
それでいいの?
最後まで・・・しないの? 」




ジェニは顔を真っ赤にして唇を噛んだ



竜馬が彼女の手の甲にキスをする





「今夜はしない」






彼女をそっとバイクから降ろすと
フラフラのジェニを支えて玄関まで連れて来た

ジェニのバックから鍵を預かると
玄関を開け彼女を中に入れた


二人はセンサー式の玄関の街灯の明かりの元
お互いを見つめた


ジェニは頬を染めて彼を見つめた




「な・・・中で・・・
コーヒーでも・・・どう?」





あんなことをしておいて
自分が言った社交辞令に笑いそうになった


戸枠に手を付いて
竜馬はジェニをじっと見つめ
髪を一房手に取り
指をからめて遊んでいる





「やめておこう
コーヒーだけじゃ終わらない 」





彼の声はどこまでも優しかった




ジェニはその言葉にカッと体が熱くなった
今でも先ほどの絶頂でフラフラだ
股間はまだドクドク脈づいている


竜馬はしばらく目を閉じて頭の中を整理した

 


「さぁ・・・・もう家に入って
鍵をしっかりかけるんだぞ
今夜はゆっくり休んで
また明日オフィスでな 」




「今どんな気分?」




ジェニは彼の顔を覗き込んだ





「最高の気分だよ 」


 



彼は微笑んだ

そして彼女のおでこにそっとキスをして去って行った





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