219 / 700
chapter10 寂しいジュリエット
11
しおりを挟むしかしメビウスは良い買い手企業だった
給料や福利厚生など今までの役員の
取り分が ないだけに純利益から
社員の能力に見合った人件費が新たに予算組みされ
メビウスの傘下に入れたことは結果的には
良い人材しか残らない快適な職場環境になった
株式譲渡を実施したメビウスは
株式の過半数を取得しているため
株主総会の決議により
神崎広告代理店の役員連中を全員解任した
そして会社に残るにしても新たにメビウスとの
厳しい雇用契約を結ばされるため
役員達は妥当な勤続年数分の
退職金を手にし退職した
竜馬が率いるメビウスはそれだけの
資金力がある優良企業だった
正直ジェニの手を持て余していた社員の三浦も
結局は良い形で自主退職した
みんな彼のおかげだ
今では認めざるを得ない
鬼の首きり屋と呼ばれて恐れられていた
松下竜馬は実は良い経営者だ
今では神崎の従業員のボーナスもUPし
ジェニも働きに見合った給料をもらっているし
快適な環境の中で仕事が出来て
ジェニ自身も責任が軽くなった
そんな事に比べたら
自分にはデートする相手がいないなど些細な問題だ
けれども運命の女神がジェニの恋愛面で
ひとつふたつご褒美をくれるというのなら
ぜひともお願いしたいなと思った
特に親友二人に素敵な相手がみつかったこの頃は
「あっ!・・・・流れ星・・・・ 」
綺麗な夜景の頭上にキラキラ輝く
星空を眺めていると
一つの光の筋が走った
ジェニはすかさずさっと両手を前に組んで
目を閉じて願い事をした
手を組む早さに必死さを我ながら感じた
神様・・・・・お願いします・・・
:*゚..:。:. .:*゚:.。
背が高くて、ハンサムで、私にだけ優しくて、
お金持ちで、ファッションセンスが良くて・・・
できれば・・・・
ここが一番大事です
27歳で処・女・の私を
気持ち悪がったり笑ったりしない人で・・・
そんな素敵な恋人を
私の目の前にお与えくださいますように・・・・
:*゚..:。:. .:*゚:.。
:*゚..:。:.
.:*゚:.。
「靴フェチ野郎は来なかったのか?」
その声に驚いてジェニはハッと目を開けた
なんと目の前に松下竜馬が
夜景を背負って座っていた
19
お気に入りに追加
58
あなたにおすすめの小説
タイプではありませんが
雪本 風香
恋愛
彼氏に振られたばかりの山下楓に告白してきた男性は同期の星野だった。
顔もいい、性格もいい星野。
だけど楓は断る。
「タイプじゃない」と。
「タイプじゃないかもしれんけどさ。少しだけ俺のことをみてよ。……な、頼むよ」
懇願する星野に、楓はしぶしぶ付き合うことにしたのだ。
星野の3カ月間の恋愛アピールに。
好きよ、好きよと言われる男性に少しずつ心を動かされる女の子の焦れったい恋愛の話です。
※体の関係は10章以降になります。
※ムーンライトノベルズ様、エブリスタ様にも投稿しています。
鬼上官と、深夜のオフィス
99
恋愛
「このままでは女としての潤いがないまま、生涯を終えてしまうのではないか。」
間もなく30歳となる私は、そんな焦燥感に駆られて婚活アプリを使ってデートの約束を取り付けた。
けれどある日の残業中、アプリを操作しているところを会社の同僚の「鬼上官」こと佐久間君に見られてしまい……?
「婚活アプリで相手を探すくらいだったら、俺を相手にすりゃいい話じゃないですか。」
鬼上官な同僚に翻弄される、深夜のオフィスでの出来事。
※性的な事柄をモチーフとしていますが
その描写は薄いです。
昨日、課長に抱かれました
美凪ましろ
恋愛
金曜の夜。一人で寂しく残業をしていると、課長にお食事に誘われた! 会社では強面(でもイケメン)の課長。お寿司屋で会話が弾んでいたはずが。翌朝。気がつけば見知らぬ部屋のベッドのうえで――!? 『課長とのワンナイトラブ』がテーマ(しかしワンナイトでは済まない)。
どっきどきの告白やベッドシーンなどもあります。
性描写を含む話には*マークをつけています。
お見合い相手はお医者さん!ゆっくり触れる指先は私を狂わせる。
すずなり。
恋愛
母に仕組まれた『お見合い』。非の打ち所がない相手には言えない秘密が私にはあった。「俺なら・・・守れる。」終わらせてくれる気のない相手に・・私は折れるしかない!?
「こんな溢れさせて・・・期待した・・?」
(こんなの・・・初めてっ・・!)
ぐずぐずに溶かされる夜。
焦らされ・・焦らされ・・・早く欲しくてたまらない気持ちにさせられる。
「うぁ・・・気持ちイイっ・・!」
「いぁぁっ!・・あぁっ・・!」
何度登りつめても終わらない。
終わるのは・・・私が気を失う時だった。
ーーーーーーーーーー
「・・・赤ちゃん・・?」
「堕ろすよな?」
「私は産みたい。」
「医者として許可はできない・・!」
食い違う想い。
「でも・・・」
※お話はすべて想像の世界です。出てくる病名、治療法、薬など、現実世界とはなんら関係ありません。
※ただただ楽しんでいただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
それでは、お楽しみください。
【初回完結日2020.05.25】
【修正開始2023.05.08】
冷徹上司の、甘い秘密。
青花美来
恋愛
うちの冷徹上司は、何故か私にだけ甘い。
「頼む。……この事は誰にも言わないでくれ」
「別に誰も気にしませんよ?」
「いや俺が気にする」
ひょんなことから、課長の秘密を知ってしまいました。
※同作品の全年齢対象のものを他サイト様にて公開、完結しております。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる