【R18】堅物敏腕ボスと初恋の君の運命的な再会~父の会社を買収した憎いアイツは幼い頃に一緒に暮らした大好きなお兄ちゃんだった~

星キラリ

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chapter10 寂しいジュリエット

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・・・・・・


ジェニは素晴らしい夜景を見ながら
大きくため息をついた

 
明らかにデート用におシャレをしている
女性がインスタでも有名な
ロマンティックな夜景の見えるバルの
カップルテーブルに一人でいる時


どのくらいの時間が経てば
まわりは気の毒な目で見始めるのだろう


このグラスに入ってる
シャンパンだけは飲んで帰ろうと
ジェニは無理してグラスに注いだシャンパンを飲んだ
しかしまだ半分残っている




この素敵な出会いの夜のために
ジェニはお酒は飲まないが
奮発してシャンパンをボトルで注文した
 


今日の事を藤子達に言ったら彼は
「ハイヒールの君」から
「ドタキャン靴野郎」と降格されることになるだろう



厳密に言うとジェニがこの席に着いてから
キャンセルのlineをくれたのだから
すっぽかされたわけではないのかもしれないが



まるで電話をかける時間も惜しいとでも
言うようにlineのメッセージで済まされた



顧客との打ち合わせだかなんだかで足止めをくらい
今夜はここに来れないらしい



見事なタイミングだった


そのlineを見た時にはもうジェニは
空いたシャンパンをボトルで注文した後だった
 


なのでジェニは

「仕事が大変だった日は自分へのご褒美に
よく一人でここでシャンパンを飲んで
息抜きしているの」




という雰囲気を精いっぱい周りに見えるように
醸し出せていますようにと願いながら
見栄を張って飲んでいた




しかし気合の入ったワンピースと
いかにもデート用のシルバーのハイヒールを見れば




いくらジェニがどう取り繕ったところで



周りにはデートをすっぽかされた
女以外の何者にも見えないだろう




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