【R18】堅物敏腕ボスと初恋の君の運命的な再会~父の会社を買収した憎いアイツは幼い頃に一緒に暮らした大好きなお兄ちゃんだった~

星キラリ

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chapter10 寂しいジュリエット

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ハイヒールの君とジェニの噂は
メビウス中の社員だれもが
それを話題にしているので
当然竜馬の耳にも入って来ていた



そして誰もがジェニとその女物の靴フェチ野郎の
恋を応援しているのが気に入らない



ろくでもないヤツかもしれないのに



竜馬は髪を掻きむしりたい気分だった
だがジェニのせいでハゲができたら
彼女への怒りが倍増するだけだ


煙を吐く速度が俄然早くなる
このままでは肺がんになるかもしれない






ボソッ・・・・
「社長・・・・社長・・・ 」





その時竜馬のいる喫煙室のすぐ目の前にある
守衛室の小窓から手がにゅっと出て来た






その手は竜馬にむかって

「おいで、おいで」と手招きしている



 

なんだろうと訝し気に竜馬が
守衛室のドアを開けると
佐々木(59歳初孫持ち)が紺色の守衛制服で
ニコニコしながら
隣の椅子に座るように促して言った





「ここの方がよく聞こえますよ」





なるほどガラスで覆われた喫煙室より文也達の
声が守衛室まで良く聞こえた






「ジェニが言うにはハイヒールの君は
それはそれは連れて歩くにはかなり見栄えがする
イケメンらしいわよ」


双子がうっとりする


「イケメン!(はぁと)」

「見たぁ~い(はぁと)」




「でも人柄という点を考慮するとどうなんだろうな
彼は二回もデートをキャンセルしてるんだろ?
いくら仕事だといっても
僕なら気になってる子なら
埋め合わせするなりご機嫌を取るけどな」



と文也が藤子の腰を抱くと
藤子に「人前ではダメよ」とペシンとやられる



「だから次のデートでジェニもそこらへんを
見極めるつもりでいるわ
ジェニも27歳よ
そんなに時間をかけてゆっくり遊びのような
恋愛をするつもりはないって言ってたから」



「ハイヒールの君を採択するか却下するか決めるのね!」

「そうよ!一度会えばわかるわよ」


双子が顎の前で両手をグーにする
仕草も何もかも息がぴったりだ

文也が腕を組んで言った





「でも・・・いつ会うんだろうね?」



「そこなのよ」






4人はう~ん・・・と首をひねった








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