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chapter8 チェリボーイの卒業式
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しおりを挟む藤子は体を起こして
髪をかきあげながらずっと
夕べから考えていた事を彼に告げる決心をした
そっと彼におはようの口づけをした
そしてじっと彼の目を見つめて
差し出す様に言った
「あなたを愛してるわ 」
もう一度
目を見開いて固まっている文也の唇に
チュッと軽く口づけて鼻と鼻をくっつける
「そうね・・・・・とりあえず今日は
休日出勤しようと思ってたけどやめるわ
だから市役所の「時間外婚姻届け受付」に
一緒に行って入籍でもする?旦那様?」
彼はまだ目を見開いたまま
今聞いた言葉を信じられないと
硬直して藤子をじっと見ている
「二人の仲を公表するなら早い方がいいわ
私はジェニに言うから
あなたは社長に言ってくれる?
それから私の母と電話で話してね
近いうちにあなたのご両親にも紹介して 」
「・・・・うん・・・・ 」
「色々決めなきゃいけないことが
沢山あるけど・・・とりあえずハネムーンには
文也君が買ってくれた下着全部持って行く?」
「うん・・・・うん・・・・ 」
じわりと文也の瞳に涙が滲んだ
「もう・・一度言って・・・・
君は本当に?
僕と? 」
「私の方からもお願いするわ
文也君・・・私の旦那様
結婚してください
私をあなたの奥さんにしてください
覚悟してね・・・もう絶対に離れないわ」
藤子は彼の顔を両手で挟み
額に落ちて来た前髪を払って
もう一度心をこめておでこにキスをする
くしゃっと文也の顔が歪む
「ふじこちゅわーーーーーん 」
「キャーーーーーーーッッ 」
ガバッと藤子に覆いかぶさり
藤子の脚をこじ開け
一気に入ってこようとするのを
内太ももに力を入れて必死で食い止める
気を抜くと挿れられる
「ダメよっ!!夕べので
まだヒリヒリするんだからっっ
痛い!おっぱい噛まないで――――!!」
「愛してるーーーーーー!! 」
「藤子との結婚のお約束第一条!
いきなり挿入禁止!!
守れないなら結婚はなしよ!」
「好きだーーーーーーーー!!」
「藤子との結婚のお約束第二条!!
おっぱいは噛むものじゃありません!
おっぱい噛みつき禁止!
落ち着きなさい!
ハウスッ!ハウスッ! 」
朝からドタンバタンとベットで暴れる
二人を・・・・
人間って浅ましいのねとばかりに
歌麻呂と茶々丸がベッドボードから
二人をじっと見つめていた
*゚..:。:.
.:*゚:.。
next girl
*゚..:。:. .:*゚:.。
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